表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
67/75

ネビュラメイガスとしての再出発

エクレールから八百年前にメイガスが起こしたとんでもない出来事について聞いた俺だが、驚きはしたが今さらメイガスを辞めることなどできないし、その気もない。

復活した力を使って今まで同様に修行を積むだけだ。

セフィアルとレクイル、それにスノウも俺の考えに賛同してくれいる。


俺達がメイガスと知って、ユーディットは出ていくのかと思いきや

「魔の森で狩りをするというなら、私も一緒に行くわよ。」

とついて来る気満々だ。


森での狩りは得意だということだし、邪魔にはならないだろう。

魔法に長けているというエルフの実力を見たいという気持ちもある。


「タケルさん、どんな魔物を狙いますか?」

「そうだなもうブラッド・ベアあたりじゃ腕試しにもならないし、ブルーバイパーなんかどうかな。」

「ブルーバイパーね。何度か狩ったことはあるけど、なかなかの大物ね。腕がなるわ。」

セフィアルもユーディットもやる気充分のようだ。


ブルーバイパー生息地に近づくと、早速獲物を発見した。


「よおし、まずは俺が魔力が元通りか試してみるか。」

俺がメイガスになって初めて習得したスペル、フォトンブラストを発動する。

これまで白く輝く魔法の球体であったフォトン・ブラストの表面に、水にしみ込んだ墨汁のような黒い筋が浮かんでいる。

そしてなんと巨大なブルーバイパーを一撃でノックアウトしてしまった。


「凄いです。タケルさん」

「なッ?!ブルーバイパーを一発で!」


どうやら夢の世界で謎の女神が言っていたのはこのことのようだ。

ダークマターの力に目覚めた俺の魔力は以前とは別物、同じ魔法、同じ魔力でもより効率よく魔力を燃焼させることで、威力が格段にアップしている。


「ていうかタケル、一発で倒しちゃってどうするのよ。私の出番がないじゃない。」

自分の出る幕なかったユーディットは不満顔なので、次は彼女に任せることにする。


「ブラッド・ベアじゃ物足りないけど、見てなさい。今度は私の番よ。

風の大精霊よ私の呼び掛けに応えて、サモン・ジン」

次の獲物としてブラッド・ベアを発見すると、いい所を見せようと張り切り過ぎたユーディットが使った魔法は、まさかの第六階梯。


大気中に召喚された大精霊ジンは、その巨大な魔力を開放する。とんでもない乱気流がブラッドベアの周囲に発生、木々が倒され魔物は体を粉々にされて、文字通り消え去ってしまった。

魔石すらも残っていない。

ベアのいたところに血だまりが残されいるだけある。犯罪の現場後みたいだ。

明らかにオーバーキルである。


「あははは・・・ちょっとやり過ぎちゃったみたい。・・・てへ?」

てへ?じゃない。


彼女は風の大精霊ジンと直接契約したことで、レベル36にも関わらず第六階梯の精霊魔法が使用できる。

その威力はとてつもないもので、魔物と一緒に周囲の風景も一変させてしまった。

エルフのくせに森を破壊するとは、やはりこいつは要注意人物のようだ。


「風の大精霊を呼び出すなんて・・・」

「お、お姉ちゃん。精霊様だよ。精霊様が出てきちゃったよ。」

セフィアルとレクイルは目を丸くしているし、魔法の大好きなスノウも喜んで尻尾をブンブン振っている。


セフィアル達はユーディットの強力な魔法を見て驚愕しているが、君達がそんな素直な反応をすると、

「どう、これが風の大精霊を召喚する私の精霊魔法よ。」

ほら、やりすぎを反省していたエルフ娘は、早くも復活、鼻高々で背筋を伸ばして胸を張ると腰に手を当てる。

ちなみにユーディットの胸はかなりある。この世界ではエルフは貧乳ではないようだ。


本人の性格はともかく、エルフの精霊魔法が凄いということは分かった。

これなら俺達と行動しても遅れをとることはなさそうだ。本人もその気のようなので、ユーディットが加わった俺達のパーティーは四人と一匹となったのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ