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セフィアルクラスチェンジ その1

アント族のアリ塚を何とか破壊した俺達には、頑張ったご褒美が待っていた。

ここまでの活動でセフィアルがレベル20に到達、クラスチェンジできることになったのだ。

俺がクラスチェンジした時と同じように彼女にもいくつかの選択肢があるようだ。


○獣剣士

獣戦士から特に剣技に関する闘技やスキルに注力していく職業。

とくに一対一の決闘デュエルには強く、反面多数の敵との乱戦などは苦手としている。

セフィアルの基本の戦闘スタイル、二刀短剣の攻撃力を上げるには良い選択かもしれない。


○狼牙戦士

狼族にのみ選ぶことのできる職業で、その特徴である俊敏性に配慮した闘技とスキルが揃っている。

STRとAGIに補正のかかる銀狼族であるセフィアルの種族特性を最も生かせる職業だろう。


○魔狼戦士

短剣による通常攻撃の闘技に加えて、強化系の魔法が追加されていくので攻撃力が大きく増加する。

ただし通常、狼族は魔力に乏しいのでこの職業を選ぶことはほとんどない。


得にINTが高いわけでもないセフィアルにこの選択肢が提示されたのは、

俺との契約を結んだ影響に違いない。

戦士系の闘技に魔法の効果を上乗せできるのは大きなメリットだ。



「色々出てきたけど、どれを選んだら良いんだ?」


3つもある選択に、セフィアルの将来を考えると、自分の時以上に慎重になってしまう。

おっとセフィアルの意見も聞かなくては。


「セフィアルはどの職業にしたいんだ?」

「主はタケルさんなのですから、私たちの体はタケルさんの好きなように扱ってくれてかまいません。」


うおぅ、なんか誤解を招きそうな言い方だな。

実際、クールな銀髪美少女に真剣な目で見つめられると、ドキドキしてしまう。


「それなら狼牙戦士も捨てがたいけど、今後の俺との連携も考えるならやっぱり魔狼戦士が良いんじゃないか」

「タケルさんがご希望なら、それでかまいません。」


彼女自身の希望を聞きたかったが、本人が納得しているなら良いだろう。


魔狼戦士へのクラスチェンジを終えた、セフィアルのステータスはこんな感じである。


○セフィアル 銀狼族


職業 魔狼戦士


LEVEL 20


HP 110

MP 100


STR 97

VIT 44 

INT 40

AGI 175

WIS 34

LUC 14


闘技

中級 ウルフ・ストライク      ←ワイルド・ストライク

   ウルフ・レイジ        ←ワイルド・レイジ

   シルバーウルフ・ハウリング  ←ウルフ・ハウリング

   ミラージュ・フェイク


魔法 

第二階梯 ウェポン・エンチャント・フリーズ


スキル

デュアル・ダガー(中)  (Lv1)

シルバー・ガード(中)  (Lv2)


これまでの闘技が全て中級に昇格して威力アップ、名称も変化した。

また新たな闘技としてミラージュ・フェイクを会得した。

この闘技は短時間だが自分と同じ残像を作り出して、相手を惑わせる。

残像は当然攻撃を受けないが、わずかな衝撃でもすぐに消滅してしまう。


魔狼戦士にクラスチェンジしたことで、魔法を苦手とする狼族では例外的に第二階梯のスペルを習得した。

ウェポン・エンチャント・フリーズは、付与魔法で自身の武器に凍結の効果を上乗せする。


こうしてセフィアルのステータスはクラスチェンジに加えて、俺との眷属契約の効果もあり大きく変化、

戦闘力は大幅上昇した。


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