修行2
修行をすることとなったポチ。
ジェイの短絡的思考により谷に落とされる。
ものすごい勢いで落下する最中、ニックの言葉を思い出したポチはステータスにあるブーストを唱えるのであった。
ブ、ブーストォォォォ!!!
頭の中に見えた文字通り必死で唱えると手足が少し太くなった気がした。
もう地面は目の前だった。
俺は無我夢中で着地しようとする。
ダーーーーン
っっ痛ーーーーーーくない?
あれ? 全然痛くないと言えば嘘になるが、ジンジン痺れる程度の痛みだけだったので、そんなに深く無かったのかと谷の上を確認する。
上から覗き込んでいるジェイとニックは豆粒ぐらいに小さく手の指先で隠れるくらいだった。
ジェイとニックは俺がサムズアップをしたと勘違いしたらしく、それに応えるかのようにサムズアップを2人でしてくる。
全くふざけたパーティーメンバーだ。
飼い主と認識すると何だか嫌なので、俺はパーティーメンバーと認識するようにしている。
まぁ、ある意味ノープランで谷に落とすリーダーの先が思いやられる。
(そりゃケイトも怒るよな。)
ケイトに同情はしないが、気持ちは分かる気がした。
少し心臓の鼓動が落ち着いた俺はステータスを確認する。
(ステータスオープン)
名前 ポチ
種族 犬(芝犬)
性別 オス
職業 魔法使い
HP 24/900
MP 5000/5000
属性 火、水、風、土、光、闇、無
サーチ、ブースト、ファイア、プチヒール
なるほど。
今、俺は自分がどんな状態なのかわかった。
って!ヤバいじゃん!24しかないじゃん!
谷から落とすのダメじゃん!あの野郎覚えてやがれ。
とりあえずプチヒールだなと思い唱えてみる。
プチヒール
身体が光に包まれほのかに暖かい感じがする。
HP 30/900
MP4997/5000
6しか回復せんのかい!
プチにも程があるでしょうが!
プチヒール!プチヒール!プチヒール!ピチヒール!プチヒール!・・・・はぁはぁはぁ、プチヒール!
HP450/900
MP4787/5000
初級魔法とはいえ性能に問題があるな。とにかく唱えるのが疲れる!体力的に問題は無いが!なんでヒールだけプチからスタートなんだよ!
そもそもこの魔法って転生した時から使えたのだろうか?
ジェイたちとの狩りの経験値による恩恵なのだろうか?
そういう疑問を感じながら、どうぞと言わんばかりの一本道を進む。
まあ、道なき道を進むよりはまだいい。
木漏れ日の中を歩いているのだが、上で感じていたよりも下の森のほうが遥かに魔物の反応が多い。いや、多いなんてもんじゃない。
どれも強い訳ではないが、とにかく数が多い。
スライムなんて20匹で来たり。
いや、多!ってびっくりしてしまいダメージを食らう羽目になった。
スネーク、スライム、ゴブリン、なんかよくわからんスライムの色違いとか、あとシルバーウルフとか色々倒した。主にファイアが有効打になり倒していく。レベルも上がっているのだろがステータスボードには記載されておらず感覚的に上がっていると認識する。たまに身体が軽くなるし、MPが回復している。
ただ、やはりまだシルバーウルフは強く結構手強い。何せ素早いのがうっとしい。
あ、あとスキル的のものも覚えた。
お手とおかわりだ。
わざわざスキルじゃなくても出来るわ!!!!と
思った。
とうとう中腹辺りまで来ただろうか。
辺りが暗くなり雨が降りだした。
雨宿りをしようと横穴の様なところが丁度あったのでそこに入ることにした。
身体についた水分を俺はブルブルと弾き毛を乾かす。
雨は止む気配すら無く時間だけが流れる。
ザーザー
ピチャピチャピチャピチャ
穴の奥から魔物の反応がする!
俺は振り向き暗い穴の奥を見つめる。
ゴクリ
ピチャピチャピチャピチャ
薄っすら見えたそのシルエットは犬?ではあるがけれども、首がーーー1、2、3。
そうだね!ケルベロスだね!
読んでくださった皆様へ。
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