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犬ですよ?  作者: たけす
転生編
4/45

俺の意外な能力?

女と言い合いになり宿を飛び出す男。

俺は男に連れて行かれ狩りに出る。

(俺狩りとかできないよ?)

「まったく! 犬が1匹増えたぐらいいいじゃねえかよ! この可愛さがわかんねえのかよ! 」


そう言いながら、男は魔物を見つけては倒し解体していく。手馴れた感じからすると冒険をして長いのだろうなと窺える。


俺はというと解体している横で見ていて吐いてしまった。うっぷ。


何だかんだ言いながら、あの女の言う事を聞いて素直では無いにしても悪い奴じゃないのは、見て取れる。


そんなブツブツ言いながら魔物を狩り続けている男を眺めているとなにやらぼんやり緑色に光るものを見つける。


(何だろうな、あの光。)


そう思って黙々と狩りをしている男を放置し近くに歩いていく。


そこには何も無く地面の下から光がボヤーと出ているのが分かった。


(地面の中か? 何だろうな?)


そう思い穴を掘ってみる。



結構深くまで掘ったところで、男が俺が居ない事に気づいて探しに来た。


「結構深く掘ったんだなぁ。金貨でも埋まってないか? アハハハ。」


と乾いた笑い方をして上から覗いている。


上を見るとそろそろ上がれそうにない深さに到達しようかという所まで掘っていた。


(光がキツくなってきたな。そろそろ到達しそうだな。)


何にかは、分からないが予感めいたものが俺の胸をざわつかせた。




ゴリ、ガリ、ガリガリ。


ん?何かに当たったな。

よく分からないので男を呼ぶ。


「ワン!ワン!ワン!ワン!」


また狩りに戻っていた男が何事かとこちらに来た。


「どうした?何か・・・って!魔宝石じゃないか!!! しかもとびきりデカいサイズ!」


そう叫び男は穴に入って魔宝石を掘り起こす。


キラキラと翠色に輝くそれは魔力を纏っている。

俺には綺麗だと言う事しかわからない。


「よくやったな! お前、俺の狩りより全然稼いでるじゃねえか!ワハハハハ!」




掘った穴を埋めて俺と男は朝いた宿に戻った。


そこには朝男とケンカしていた女ともう一人女、そして筋肉隆々のゴツい大男がいた。


「まったく!一人で狩りに行って何かあったらどうすんのよ! 」


「まぁまぁ、ケイトそうカッカッしないの。」


「だってマリン、ジェイの奴が悪いんだよ? 何も考えずに犬拾ってくるしさ!」


おや?朝のケンカの原因は俺のことだった様だ。


子供の頃俺も野良犬拾ってきて母ちゃんに怒られたっけな。断片的ではあるがその記憶は残っていた。犬に関係するからだろうか?


まぁそれはいいとして、色々情報が入り乱れていたな。少し整理するか。



まず最初に俺を助けてくれた男の名前がジェイ。

このパーティーのリーダーだそうだ。


そして口うるさい女がケイト。

スレンダーだが、出るところは出ているスタイルは良いと思う。だが、俺は会うたび睨まれている。


そしてケイトを宥めていたのがマリン。

こちらは魔法使いのローブで体型は分からんが、背が低いのは分かる。


もう一人の大男の情報はまだ出て来ないな。

だがさっきからずっとツンツンされているのである。あー、もううざったい!


そう思っていたらジェイが口を開く。


「みんないいからこれ!見てくれよ!」


と取り出したのはさっき掘った魔宝石だ。


マリンはそれを見るや口が塞がらない状態だ。


ケイトさん?目がお金になってますよ?


「これはこいつが掘り当てたんだ! すげえだろ! どうだニック! こんなの見た事無いだろう?

この間倒した魔王からもこんなの出て来なかったろ?」


と自慢するジェイ。


やっと名前判明。


ニックね。 ニックさん、ツンツンの途中で止まっているからほっぺた突いたままなんですけど?


「10億バールにはなるんじゃねえかな?」


マリンはそのまま倒れ、ケイトは俺を抱きしめた。ケイトのけしからん胸を俺は押し当てられ満更でも無い。


全員、歓喜に沸いていた。



あ、でも気になることが一つ。


この人達、魔王倒したんだな。

逆らうのはやめようと心に決めた俺であった。


しかしこの胸はけしからん!




読んでくださった皆様へ。


犬ですよ?を

読んで頂きありがとうございます!


この話面白かったと思ったアナタ!

次の話が読みたいと思ったアナタ!

ケイトのけしからん胸が羨ましいアナタ!


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レビュー、感想も受け付けております!

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皆さまのポイント評価等がモチベーションになります!宜しくお願い致します!


次回!俺の名前決まります。

って言うかそろそろ決めます!


次回もお楽しみに!


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