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犬ですよ?  作者: たけす
氷の国ヒュンメル編
38/45

薄暗い闇の奥

久々投稿です。

これからはぼちぼちやっていきたいと思いますのでよろしくお願いします

「な!?一体ここはどこなんだい!!!この私を訳の分からない術で交わそうだなんて百万年早いよ!」


ドルジ・ナスはすぐそこにいた少女を殺したはずだった。

しかし一瞬のうちに真っ暗な空間に飛ばされた。

この事がドルジ・ナスのプライドに傷をつけた。


「忌々しい小娘め!すぐに始末してやるから出てきな!どこに隠れてるんだい!」


真っ暗な空間に響き渡る怒号。


しかし返事はなくただ魔界のものにとってしても気味の悪い静かな空間がそこには広がっているだけだった。


ハエの姿をしたドルジ・ナスは飛び回ったり綿雪を降らしたり何もない、何の反応もなくただ虚無だけが広がりハエと言えど人の数倍はあろう体躯が今は普通のハエの大きさにすら錯覚させる。


この状況に更に苛立ち叫ぶドルジ・ナス


薄暗い闇の奥の方にぼんやり何かが見えた


「ドルジ・ナス、あなたは私を怒らせた。人々を、森の仲間たちを、私のかけがえの無い者たちを、傷つけ穢れさせた。その報いを受けなさい。」


少女の声が頭の中に響き渡りドルジ・ナスは

やっと現れた姿を見て気味悪く笑う。


「キュフフフフフ、このアタシを怒らせてただで済むと思って?穢された?キュフフフフフ、アハハハハハ!アタシに逆らう者は皆穢される。当然なのよ!」


そう言いながらドルジ・ナスは少女の背後に現れて少女の首を飛ばした。


その瞬間移動とも思えるスピードは身体強化された羽、更には空気抵抗を無くす身体附与がもたらした光の如き速さ。


当然、そのスピードに反応出来る者はいない。


「キュフフフフフ、怒らせた?怒らせたですって?

アタシの速さに怒る猶予も無かったのは残念ね。

穢しながらジワジワ殺しても良かったんだけど、アタシを怒らせてしまっては仕方ないわね。」


そう言って少女の首を拾おうとした。

そして異変を感じる。何かがおかしい。

自分を超える速さはこの世界には無い。そう自負しているからこそ最速で攻撃したものを躱せるはずが無い



しかし首が無い

首からしたの身体さえも無い。


「ドルジ・ナス、あなたは私を怒らせた。報いを受ける準備はできましたか?」


その声はすぐ後ろから聞こえ、ドルジ・ナスは今まで経験したことの無い恐怖を感じ背筋が凍る。


「な!!!」


言葉にもならない声をあげて、すぐさま少女から離れる。


「グッ!!グハッ!」

ドルジ・ナスは強烈な痛みに襲われると、自分の足を見やる。


足が1本なくなっている。


「この!クソガキがアアアア!」


小首を傾げながらハエの大きな足を掴んでいる少女。


ボト。


更に羽が一枚削がれる。


ドルジ・ナスは理解が追いつかず半狂乱のまま少女に突っ込む。


そのスピードは羽が一枚削がれたこともありスピードは先程とは劣るものの音速に変わりない。


「ディススペース。」


少女がそう呟いた瞬間、ドルジ・ナスの羽がもがれた。


「ウガアアアアア、何故だ!何故音速のアタシを超えれる者はいないはず!何故だああああ!」


そう言いながら地面に叩きつけられるドルジ・ナス。

その頭の中で一度耳にしたことのある魔界の伝説を思い出した。


魔界の空間を司る者の伝説。

その昔、魔界が勢力争いにより世界を滅ぼさんとする状態になった時魔界の地の底から生まれし支配者。

全てを呑み込み無にする力。


ハッとした瞬間、それが目の前の少女に重なった。


「ウガアアアアア!許せない!許せない!伝説?ありもしない!このアタシが最速最強オオオオオオオオ!」


カリッ


そう言いながら口の中で何かを噛みドルジ・ナスは禍々しい瘴気の渦に巻き込まれて鬼の姿になった。


そしてそのスピードは光を超える速さになり少女を襲う。


少女は横薙ぎに振られたドルジ・ナスの腕に吹き飛ばされた。


「カハッ!ポチさん、ごめんなさい。無理し過ぎたみたい。」


そう言って意識が無くなったヘル。


ドルジ・ナスの周りから暗闇が消えて薄暗い部屋に戻りさの先に犬がいた。







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