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犬ですよ?  作者: たけす
氷の国ヒュンメル編
34/45

作戦2 EAST SIDE

ヒュンメル攻城戦が始まる。

東側からはヨルムンガンドが攻め入る!

ドゥルジもまた野放しにはしない!

運命やいかに!


ブックマーク!!!ポイント評価!!!宜しくお願いします!!!

「あたしの可愛いハエ達をよくも!!」


水晶玉を覗き込むドゥルジ・ナスが怒鳴る。水晶玉には、ハエで形成された巨人がさもフェンリルに焼き尽くされたように写っていた。


「女王様、東側と西側からも軍勢が向かって来ておりますが、如何なさいますか?」


影の中から現れる一体の悪魔。


「其奴らはドゥルジ、儂らがいこう。」


そう言って立ち上がった二人にドゥルジが言う。


「ふむ、あたしはあの狼をギャフンと言わせるよ。

じゃあ、インドラは東側、サルワは西側を頼む。」


「了解した。」

「よっしゃ!任しとき!」


そう言って二人は一斉に城を飛び出した。


東側を任されたインドラは、飛翔魔法で空から迫っている軍勢を探していた。


「どこや?どこや?このインドラさんに刃向かう奴は?どこのどいつや?」


そう言いながら飛んでいると雪の上を走るトカゲの軍勢を見つける。


「おーい! 待て待てーい! これより先へは行かさへんで! 行きたかったらこのインドラ様を倒して行くんやな!」


そう言いながら空から現れた筋肉質の魔族は腰に手を当て胸を張る。


「てい!」


ヨルムンガンドは、降りてきたインドラに間髪なく鳩尾辺りに正拳突きを入れる。

正拳突きが決まって目玉が出そうになり、


「ぶふーーーー!」


と、口から息を吹き返し顔が真っ赤になる。


「ゲホッゲホッ!! いやー、兄ちゃんええパンチ持っとるなー! どや!?ワシと世界チャンピオン取りに行かへんか? って何のチャンピオンやねん! 」


と、インドラが一人ボケツッコミをすると、


「てい!」


ヨルムンガンドは、よくわからない事を言っている魔族の男にもう一度正拳突きを見舞う。


「ぶふーーーー! ゲホッゲホッ! 被せてきたな? 兄ちゃん中々ええセンスしとるな。」


「お前とはチャンピオンにはならん。それより何か用か? 用事が無いなら急ぐのでな。」


そう言ってインドラの横を通り過ぎようとした時、


「ちょ、ちょ、ちょ、ちょ、待て待て! 聞いてなかったんかいな! さっき言うたやろ? 通りたかったらワシを倒して行けって!」


そう言いながらヨルムンガンドの前に魔法で作られた炎の槍が刺さっていた。


ヨルムンガンドは寸前で察知し後ろに飛び退いていた。


「炎使いか。まぁ、寒い国で暖がとれるな。」


そう言ってヨルムンガンドは、両手の鉤爪を出す。


「ほざけ!そう言っていられるのも今のうちやで!」


インドラは空中を自在に飛びながら炎の槍でヨルムンガンドに攻撃を加えて行く。


「百錬槍! 剛!!!」


インドラの槍は、速く受けるものから見ると百本の槍で突かれているように見える。そして実際百発以上放っているのだ。


「くっ! ぐわっ!!!」


数多の槍を受けヨルムンガンドは傷だらけになる。


「うおりゃああああー!!! 」


ヨルムンガンドは叫び気合いを入れて一歩も退かずに

耐える。


「ぐ、ぐうぅ! なんのこれしき! お前の攻撃はこの程度のものか! ならば此方も行かせてもらうぞ!

アシッド・ネイル・スパイク! 」


ヨルムンガンドは地面を蹴りインドラに迫る。


ズシャ!!!


インドラの腕が切り裂かれ血が真っ白い雪の上に散りばめられる。


「ぐ、 中々速い攻撃して来るやんけ! でももうそのスピードは通用せんよ!」


そう言ってヨルムンガンドの周りを炎で囲み、空中から槍を構える。


「覚悟しいや! 壱の槍! 業! 」


炎の槍が柱ほど太くなり巨大化するとヨルムンガンドめがけて投げられる。


ヨルムンガンドは目を閉じた。


炎に囲まれて灼熱の中飛んでくる巨大な槍。


「心頭滅却すれば火もまた涼しぃぃぃぃぃ! 」


そう叫びながら巨大な炎の槍を両手で受け止める。

両手からは煙が上がり槍の先はヨルムンガンドの腹部に刺さる。


「ぐおおおおおおおお!!!! 」


ヨルムンガンドは受け止めた槍を横に投げ飛ばす。


「ウソやろ!? あれ受け止めるか? バケモンやな!!」


インドラは笑いながらヨルムンガンドを見る。


「お前に言われたくは無い! 喰らえ! スネークスパイラル!!! 」


ヨルムンガンドの手からヘビが飛び出してインドラに噛み付く。


「くそ! チマチマ、痛いやんけ!」


インドラがヘビを引き剥がしていると、


「擬態 アナコンダ!!! 」


ヨルムンガンドは巨大なヘビに姿を変えインドラに襲いかかる。


「地を這うもんに負けへんで! あれ?」


インドラは空中に飛ぼうとしたが、飛べなくなっていた。足はフラつき痙攣が起こり始めている。


「そろそろ効いてきたな。 トドメだ! アシッドポイズン! 」


インドラの身体は毒に包まれ緑色の粘液の中でもがいている。


「俺の爪にも毒がある。すでに毒を受けていたお前の身体にはもう回り始めている。あきらめろ。」


そう言ってヨルムンガンドが部隊を率いて、もがくインドラの横を通り過ぎていく。


「メテオ・アロー!」


インドラの最後に振り絞った声が響き、辺り一面に矢の形をした炎に包まれた隕石が降り注ぎヨルムンガンドの爬虫類部隊を襲う。


それを確認することも無くインドラは毒により絶命するのであった。
























読んでくださった皆様方へ。

読んで頂き誠にありがとうございます!

この話面白かった!という皆様!

この続きが気になるぅ!という皆様!

ヨルムンガンド頑張れ!という皆様!


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