ポチVSハンク・オラスト
死の淵で対面した鬼。
チカラが欲しいと懇願するポチ。
突如現れた鬼が!
マルコは?ポチは?
運命やいかに!
鬼、その存在は古い時代から蔓延る悪の象徴。
人間の倍はあろうかと言うその体躯、巨人族でさえ圧倒するパワー、そして禍々しい程の瘴気を発し見るものを恐怖のどん底に引きずり落とす。
その存在がハンク・オラストのすぐ後ろに立っていた。背筋が凍る。吐く息遣いさえ聞こえてくる。
ハンクは以前に倒した事のある存在。だがその時とはまた比べようも無いほどの威圧感。
振り向きざまに斬りかかる。すると鬼は異常なまでの威圧感をかけてきて剣速が鈍る。
その僅かに出来たほんの数秒の中に鬼は左の手でハンクを横から薙ぎ払う。鬼の爪がハンクの脇腹に突き刺さり、息がまともに出来なくなる。そして次の瞬間鬼の右の手がハンクの頭にかかり捻り千切られる。
おもちゃの様に。
「!!クッ! ハァ!ハァ!ハァ!!」
ハンクは自分が生きている事に安堵の息を漏らし、刹那に頭の中を支配した数秒後の出来事に油汗が止まらなくなる。
自分がもし振り向いて攻撃していたら、と思うと身動きが取れなくなった。
『オ、オ、オ、ウオオオオオ!!!!!』
声が二重に重なった様な響きにハンク・オラストは、やっとの思いで鬼から逃げる。
逃げた筈だった。数々の相対する敵に反応もさせない高速移動を、この鬼は上回ってくるのかと左側からの攻撃によりひだりの脇腹の肉が抉り取られ腕はもはや使い物にならない状態だった。
吹っ飛ばされたハンクは今回は本当に痛みを感じ、幻覚で無いことを痛感する。
「グハァ! ハァ! な、なんて速さなんだ! 俺の速度を超えるだと? 有り得ない!」
そう叫びながらハンクは自分の左腕を引き千切る。
ボトリ。
左腕の千切れた先からボタボタと血が落ちている。
「ク、クソガァァァァ!!!!! 」
そう言ってロドリゴがしていた様に何かを口に入れ噛み砕く。
ハンク・オラストの目は黒い闇が支配し白目の部分まで黒くなる。そして額から角が生えて緑色のオーラを纏い身体も二回り以上大きくなる。
「イヒヒヒヒヒヒヒ!! 素晴らしい! 漲るチカラ! 溢れんばかりの魔力うう! そして光を超える速さあああ!」
鬼はその光景に動ずることなく、睨みつけている。
「これでお前と対等だああああ!!!」
そう言って鬼の周りを囲む様に鬼人化したハンク・オラストは数体の分身を作り上げる。
「さあ、鬼人石で強化された俺の攻撃を受かるがいい!!!」
周りを囲むハンクから同時攻撃を受ける鬼。
1体が本物でとよくあるまやかしではなく、数体全部からすべて攻撃が当たる。
「グ、グウウウ!」
流石に全ての攻撃を受けた鬼は大ダメージに膝をついた。
「イヒヒヒヒヒヒヒ! バカめ! 俺をおこらせるからだあ!」
そう言って渾身の突きを入れた。
ドス!
手応えがあり、ハンク・オラストはゆらり、ゆらりと揺れる。
「イヒ、イヒヒヒ、イヒヒヒヒヒヒヒ! 所詮俺の前では、何者も立っていられないのだああ!」
そう言って剣を抜き、マルコにトドメをさすために振り返ろうとした。
グ、グググ、・・・剣が抜けない。
何故だ! と思い剣の先を見る。
剣は鬼の掌に刺さり更にその手を握り掴んでいた。
「な!? そんなバカな!? 今完全に仕留めた筈なのに!」
そう叫んだ瞬間、鬼は口を開けて口の奥から雷を放つ。
雷を纏った圧縮された波動は砲撃さながらの威力でハンク・オラストを吹き飛ばしかけらの一粒さえ残さなかった。
マルコは薄れゆく意識の中で一部始終を見ていたが、出血の影響か意識を手放した。
マルコが意識を失ったあと鬼はその場に倒れ込みそこには横向きになって倒れている犬がいた。
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