冒険者登録試験の結果
見事ドラゴンを討伐したポチ。
それを見たギルマス。
冒険者登録試験の行方。
ポチの運命やいかに!
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案外簡単に倒せたな。と一安心していると、ケルベロスが念話を飛ばしてくる。
『ポチ殿、ギルドマスターが後をつけていました。
どうされますか?消しますか?』
『ぶっ! バカ! 殺すな! それより俺が喋ってる所見られてないだろうな?』
『恐らく大丈夫かと。むしろ見られていた方が楽だったのでは?』
『色々事情もあるんだよ。大体俺はのんびり冒険者生活をしたかったんだよ!』
『犬なのに、ですか?』
『ああ、そうだよ! 犬ですよ? なんか文句あっか?』
『まぁ、バレてなきゃアレだ。ケルベロスが通訳してる風で行こう!』
「わん!」
「そこの男、大丈夫か?」
そうケルベロスが声をかけると、我に返ったギルマスが、
「あ、ああ、少々驚いてな。しかしジェイの所は犬まで勇者級なのか。恐ろしいな。ハハハハハ。」
と、乾いた笑いをしていた。邪魔をしたら殺されると思っているからだ。
「どうです?ポチは冒険者登録試験に合格ですか?」
「も、勿論だとも!合格、合格、紛う事なく合格!」
「俺は資格証の用意があるからな、先に街へ戻るからな。」
「そうか、では我等は村人の手伝いをしてから戻る故、リーダーにお伝え願えますかな?」
「わ、わかった!」
「それから我のことは他言無用でお願い申す。もし誰かに・・・」
「わ、わかってる!わかってるから!」
そう言うと一目散に走って行った。
なんか、とんでもない誤解もされているような・・・。
それから数日間、俺とケルベロスは村人の手伝いをしてある程度小屋を数件出来上がった所で街に戻ることになった。
ドラゴンの素材は村人たちに復興に役立ててもらう為全部渡した。まぁあんなデカイもの持って帰れないしな。
「では村の者達よ。村の復興に努めよ!」
「「「犬神様!!ありがとうございます!!!」」」
因みに俺はドラゴンを倒したことにより新しい魔法も習得したらしい。
それは短距離移動が出来る無属性魔法スポットだった。残念ながらそれに気がつくのは街に戻ってからだった。もっとステータスの確認はしておかないとなと思う俺だった。
帰る道中、ケルベロスに変身の方法を教えて貰ったが、俺にはまだ無理なようでただ二足歩行出来る犬という、これまた残念な結果になった。
ケルベロス曰く神格化が必要との事だが、神話級になるってどうすんだ?と疑問に思う。
まぁいつか出来る時が来るだろう。
街が見えてくる手前でケルベロスを収納し、歩いて行くとやはりジェイ達が出迎えてくれた。
「ポチー!おかえりいーーー!!」
と抱きついてくるジェイに俺は、
(酒くさいわーーーー!!!!!)
「ワオーーーーーン!!!!!」
とブーストをかけたドロップキックをお見舞いするのであった。
振り向くと潰れたおっさん達の真ん中で一人飲み続けるニックがいた。
「あ、おかえり。」
「ワウ。」
(ただいま)
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新しいニックの二つ名
ザルのニック(酒豪を意味する)
ニック「なんだか矛盾を感じる」