ギルドマスター ジャック・マッキンリー
今回はギルドマスターのお話前編です。
俺の名前はジャック・マッキンリー。
仏のジャックとは俺のことよ。まぁ俺が悪党を懲らしめた時に奴らがそう言ってきたから、気に入って使っている。
俺は最強の拳闘士として冒険者ランキングで一位になった事もあるんだぜ。
まぁ、俺は拳闘士ながらブーストを使えたからってのもあるんだがな。ハハハ。
先代の勇者パーティーにも在籍していた。見事俺達は、魔王を倒した!そう、まだ魔王の存在が1人だけとされていた時代だったからな。
俺達勇者パーティーが解散して数年が経ち冒険者も引退した時だった。魔王復活!そして多数の魔王の存在が確認されたと知らされた時には、驚いた。
何故再結成しないのか?って?そう言うなって、もう俺達は歳だしなぁ。次の世代も育って来てる。この間近くに現れた魔王の1人を討伐したらしい。
ほら噂をすればだ。
新しい勇者の名前はジェイ。覚えやすくていい。
少し短絡的な所もあるが素質は群を抜いていた。
俺の魔眼に狂いはない。
そのジェイが魔法石を持ってきた。あの大きさには驚いたね。未だ嘗て見たこともない大きさだったからな。ジェイの奴足元見やがって1億多めに吹っかけてきやがった。
そういやあの魔法石を見つけたのは、ジェイの連れてきた犬だそうだ。
あの時は俺もしっかりは見なかったのだが、魔眼を通さなくても魔法を使える者のオーラが少し出ていたからな。ここ掘れワンワンぐらいにしか見てなかった。
そして今回の前代未聞の犬の冒険者登録だ。
ジェイがとんでもねえ事を言い出しやがった。
なんでもあの犬の名前はポチになったそうだ。
少し普通過ぎて拍子抜けする所もあるがまあいいだろう。ただ、前回連れて来た時には感じなかった、何か物凄いオーラを放ちながら入ってきた。
「入れ。」
俺はそうは言ったものの、オシッコが漏れそうな感覚にさえ襲われた。もはや恐怖だ。
この感覚は忘れることは無い。俺達がまだ冒険の旅を始めた頃に出くわした魔王復活の光景、今は敵わぬと、いつか討伐すると決意したあの時だ。
恐る恐る振り返るとそこにつぶらな瞳の芝犬がいた。
こいつ!まじヤベえ!
そう思い冒険者登録の試験を受けさせるのを辞めさせようとした。
(ジェイ、そいつはヤベえ!)
その心の声は届かずポチを送り出す事になった。
そして俺はあの恐ろしいオーラを放つ犬を追い街を出るのであった。
見つからぬ様にインビジブルの魔法を使って。
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ジャック・マッキンリーの決めゼリフ
仏の顔も三度までだぜ!(初対面にも言う)