魔法使いマリン
今回はマリン視点で書いて見ました。
楽しんで頂けると嬉しいです!
私の名前はマリン・アシュリーフォード。
縁あってこのパーティーに入っている。
職業は、魔法使い。パーティーで言えば後衛ね。
小さい頃から魔法の才能があった私は周りからよく 1000年に1人の逸材と言われたわ。
まぁ、闇と無属性を除いた5属性の適正を持つ者は、世界広しと言えど中々居ない。ていうか見た事もない。つまりは私ぐらいのものかしら。
そんな才能があったら欲しいものなんて無いんじゃないかって?
才能だけではどうにもならない事だってある。
身長は、どうにもならないと思うの。遺伝もあるしね。まぁコンプレックスでもあったけれど、それは小さい頃から人より魔法に向き合って克服したわ。
だって人は裏切るけれど、自分の魔法は裏切らない。
ある朝、宿屋の一階でキーキーうるさい声がしていたので、ウスノロ、ああ、筋肉バカのニックに、黙らせろと言いに行ったわ。
暫くすると、ウスノロが黙らせたのか静かになった。全くあの乳娘だけは、事あるごとにキーキーうるさい。胸にしか栄養が届いてないのかとうたがうわ。
全くあの忌々しい胸。・・・キイイイ!
自分の体型が幼児体型だから全く忌々しい!
お腹が空いてウスノロを起こす。
「おい、いつまで寝てるんだ、起きろウスノロ。」
と、いつもの様に起こしてやる。全く世話のかかる奴だ。戦っているコイツはあんなに輝いているのにな。全く。
私がこのパーティーに参加する事にしたのは、不覚にもこのウスノロに惚れてしまったからだ。コイツは全くわかっていないようだが、私も人と接するのは得意ではない。なのでいつも目の前にするとこんな話し方になってしまうのだ。
ほんとはもっと可愛らしくしたいのにな。
昼食から帰って来ると犬を連れたジェイがいた。
ジェイはパーティーのリーダーで世界で唯一の勇者だそうだ。
全くあの短絡的思考を見ると残念になる。
そして何故あんな犬を連れているのか、理解出来ない。ただ、妙に気になる。
私にはウスノロの様な魔眼は無いが、魔法を使う者としてやはり魔力には反応してしまうものである。
もしやあの犬、魔法を使えるのでは?
いやいや、只の犬にそんな事。いや、待てよ普通の犬を装って実は魔獣なのでは!
そう考えて間違いでは無いと思いジェイに離れろと言おうとしたその時、信じられないものが目に入る。
魔法石!しかも特大サイズ!!
私は生まれて初めて見る特大サイズの魔法石を前に空いた口が塞がらない。
そしてあの犬はドヤ顔をしている。
そんな犬にウスノロはツンツンしだし釘付けだ。
これは、ライバル出現だなと、
そのツンツンは私にして欲しい!と心の中で叫ぶのであった。
全く忌々しい!
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