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探偵とヒーロー  作者: はち
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ヒーローと探偵――16.夏休みの始まり

 目が覚めたとき、僕を襲ったのは倦怠感だった。体中の痛みと、心の痛みと、昨日の夜の嬉しさが混ざり合い疲れ切っていた。僕の今までの人生で味わった経験を軽々と超えるほどの時間を、昨日一日で過ごしたような気分だった。


 でも僕は起き上がった。薄く目を開けて、光の指す部屋の中で伸びをした。

 僕はリビングに行って、夫妻に挨拶をして、朝食を摂り、歯と顔を洗い、服を着替え、「行ってきます」と言って家を出た。


 僕と夫妻の、家を出た。


 そうして、こうして、高校生活最初の夏休みは始まった。

 僕が向かうのは仮町のいるところ。僕は友達に会いに行く。


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