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異世界ライフ  作者: 藤井 月
第1章
2/49

2 とりあえずステータスを確認しよう

気がつくと目の前には青々とした森、その先には山か、後ろを見ると草原、ところどころ木が生えている。

鳥の声が聞こえるなあ、ここが異世界かあ、自分が住んでいた世界は結構田舎だったから、何が違うかよくわからない。

そうだ、先生が言ってたな、とりあえずステータスを確認しろって。


・・・・・・・・・・・・・確認て、どうすんの?

えっと、ゲームの時はメニューを選んで・・・

お、別に触らなくても考えただけでステータスが出たわ。


名 前  [     ]

レベル1  種族 猫人族  年齢15 攻撃力5 防御力5 器用さ10 敏捷性15 魔力22


まるっきりゲームのステータスみたいだ。

名前がないなあーー、俺の名前ぜんぜん思い出せないし、どうしよかなー。

ん?何だろうこれ、種族 猫人族 ・・・・・・・・・・・・・・え!俺人間じゃないの‼

先生言ってたじゃん、異世界に行くならクラゲとかじゃなくて人だよって、騙された、人間じゃなくて猫人族じゃん(怒)

・・・・・・・・・・ん?

猫人って人か?人間ではないよな、だけど猫人、獣人だから亜人か・・・、人だな(涙)

先生、人としか言ってなかったような気がする、嘘は言われてないけど、納得はしたくないなあ。


さて、まずは名前をどうするかだ、何か付けとかないとまずい気がする。

猫人族の名前ってどんな名前なんだろう、普通かなあ、愛猫家が猫に付ける名前とかじゃないよなー多分。

ちなみに5年前に亡くなった俺の愛猫はタロウ、野良猫だったから何歳だったかわからないけど、家に来て15年生きたなあ、ここは異世界だからタロウとは違う世界になっちゃったなあ。

「タロウもまた転生してるかなあ」

え、なにこれ、いきなりステータスが反応した、いやな予感しかない。

名 前  [     ] → 名 前  タロウ

・・・・・・・・これ変更とか出来るのか、少し考えたけど面倒くさくなってきた、もういいや、タロウにしとこう。



手を頭に乗せてみた・・・・・耳だ、猫耳があるよ・・・

お尻に手を・・・・・・・・・尻尾かあ・・・・・・・・

15歳・・・身長は150㎝くらいかな、なんか痩せてるし、体重は死んだ時は100㎏ぐらいあったから今は半分くらいかもしれない。

上下共に布製の服だな、尻尾が出るように穴が空いてる、足にはサンダルで走っても取れないようタイプだな、それ以外はないみたいだ、防具とか欲しかったな。


スキルはどうなっているのかな。


スキル

魔 法  水魔法  レベル1 クリエイトウオーター、アクアショット

     雷魔法  レベル1 サンダーショット、サンダーバインド

     回復魔法 レベル1 ヒール(小)

格闘術  レベル1

暗殺術  レベル1

基本技能 料理レベル1 標準語レベル2 獣人語レベル5 鑑定レベル1   

     木工レベル1 採取(山)レベル1

特別スキル

幸 運  レベル10


スキルは5つだったけ、先生が言ってたとおり魔法使えるんだ、全部で3種類 水、雷、回復か、それぞれ名前のとおりな気がする、ネットゲームに似たような名前があった。

それと格闘技、暗殺術・・・・・・・・使えるんだろうかこれ。

基本技能もスキル扱いなんだ、料理、鑑定、木工、採取(山)はレベル1で標準語と獣人語はそれぞれ上がっている。

そして特別スキル 幸運レベル10 この幸運が一番わからない、なんとなく幸せそうな気はする、しかもレベル10か・・・・・・・・・・。

何かやる時に良いことになったりするのかなー、いきなり美人なおねーさんがきて、イロイロと教えてくれてウハウハになったりして。

・・・・・ないな、ちゃんと考えよう。


持物を確認するか、えっと60㎝×50㎝×30㎝の肩から下げる革製のカバンと20㎝ほどのナイフ、10㎝ぐらいの長さの石?、後は20㎝×20㎝の革製の袋が5枚・・・、あれ、終了してしまった。

食べ物とか水筒とかはない、自分で何とかしないとダメか、まあ当たり前だよなぁ。

この石みたいな物はなんだろう・・・。

そうだ、鑑定でわかるかもしれない、石に対して鑑定してみると[魔道具:着火石]なるほどライターみたいな物か、他の物も鑑定しよう・・・

結果、革製のカバンが[魔道具:魔法の鞄]だった、カバンの中に見た目より大きな量が入れられ、真空パックみたく腐ったりしないみたいだ。


さて、ステータス等の確認は完了した、この後どうする。

腹が減ったな、先ずは食べ物を探すか、それとも村か街を探すか。

食べ物を探しながら人も探す、それで人がいたら村があるか聞いて見る、これで行こう。

正面は森、後ろは草原、見た限りは人はいないと思う。

行くなら草原だな、森はなんだか危ない気がする、いきなり熊とかに襲われたら死んじゃうし、それでは行きますか。


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


結構歩いてきたけど、人いないなあー。

食べ物もないし、それに喉が渇いてきた、水飲みたいな、川か清水とか探すか。

川音とか聞こえないかな、一応猫人だから集中したら聞こえたりして、とりあえずやってみる。

集中!


ん、川音じゃないけど「カサカサ」と聞こえてきた。

右方面の方かな、もしかして人か!

いや、獣の可能性もあるな、どうする、行くか、逃げるか。

ダメだ、迷っている間に来ちゃったよ、人じゃない、獣だ(涙)

これはタヌキかな、動物園で見たことあるけど結構大きくないか、逃げてくんないかな。

あ、目が合った、やる気満々ですか(涙)


タヌキはいきなりこちらに襲ってきた、ヤバいとりあえず避けないと。

飛びかかるタヌキを避けて左足で蹴とばす、何とか出来た、けどあまりダメージは効いてない。

また来た、再び避けて蹴とばす。

数回繰り返したけどタヌキを仕留められない、このままでは自分がやられてしまう。

なんとかしなければ、ナイフを使うか、でも使ったこともないから当てる自信がない。

その後も数回繰り返した後、やっと思い出した、自分が魔法を使えることを。

「サンダーショット」

当たった、その上一発で倒せた。


真面目に確認しとければ良かった、基本魔法使いなんだから、一回は練習しとかないとダメだ。

取りあえずタヌキをカバンに入れたおく。

次に練習、ステータスをで再度確認。

あ、レベル上がってる、1匹倒しただけで上がるのか?

レベル1→2 攻撃力5→7 防御力5→7 器用さ10→13 敏捷性15→20 魔力22→30


スキルは流石にあがってないな、よし練習しよ。

まずは水魔法 クリエイトウオーターだから水を作るんだな、よし集中して、あれ出た・・・

目の前にバシャバシャと出た、結構な量だ。

言葉で出さなくても集中すればいいのか、だけどサンダーショットは集中したっけ?

よし、試してみるか、5mほど前の地面に集中、そしてサンダーショットと考える。

バーン!

出た、よし次は集中せずに目標を見て

「サンダーショット」

バーン!

出たけど、よくよく考えたら集中と目標は同じかな、自分的には目標を見て言った方がやりやすい。

よし、後はアクアショット、サンダーバインド、ヒール(小)だな、それぞれやってみよう。



結果的にはまあまあかな、今後は魔法で戦おう、それ以外では勝てそうにないな。

そうそう、喉が渇いてるんだからちゃんとクリエイトウオーターで水を出して革袋に入れた、水筒がないんだからこれを利用しないと。

最初から魔法を練習しとけば川とか探さなくて良かったよ。


よし、獲物も水も確保した、人を探しに・・・じゃなくて、人や村を探しに行きますか。





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