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YUI~優衣~  作者: 丹
一緒に暮らしましょう。
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策略。

お久しぶりです。久々のコメディ回来ました!翻弄したい優衣に対して玲はどう行動するのやら…(笑)玲目線で進みます。お待たせしました!

優衣が何やらおかしい。


様子が変だ!!


さっきから転んでは転んでは俺にくっついてくる。最初は可愛いと思ってたし、支えていたのだけど、明らかにヒールに慣れてきているはずなのに、わざと転んでるように見えるけど…。


意味が分からない。

だって、腕を組むなり、手を繋ぐなり、あるのにベッタリだから。


それも、何故か…お店でも歩道でも喫茶店でもずっとだ。


下着やさんに入って「玲、優衣どれが似合う?」とかしたり、そんな本気か分からない絡みも多い。


それでも、恥ずかしいのもあるけれど嬉しくて、ずっとそのまま腰を支えて抱き合って居たい。


「わー!あのカップル、美男美少女!」

「何かラブラブだね~!」

「場所選べよなぁ…」


↑二つは何となくわかるのだけども、女の子が好きそうなお店は慣れてるし、付き合うのも分かるけれど、最後のは俺も何となく思ってしまう。優衣の足元は割と見てないと軽やかに歩いている。ジュースを買ってくる間待っててと少し離れて、優衣が一人で立てるのか実験。


ほら…やっぱり…ヒールにとっくのとうに慣れてるんじゃないか…。


そこには一人で立って待っている優衣の姿が(何て分かりやすい…!)


まさか、優衣がくっついていたいからvはあるだろうけれど、こんなに計算高い(ばれてるけど…)とは思わず、可愛いなと思った。独占したいんだ、俺の事。その後からの実感の方が恥ずかしくて、ジュースを買ってきて戻ると、優衣はまたよろけた振りをして抱き着いてくる。


この激プリな生き物の我儘ぐらい聞いてあげようと俺はもっと甘くなってしまう。



~~~

「優衣、ケーキが付いてる」指で頬を撫でて取った後ペロッと指を舐める。


俺も何だか意地悪したくなってきた。


優衣からけしかけた癖に、こんな単純な行動で、優衣は真っ赤になって口をぱくぱくさせている。


「優衣…そんなに震えながら食べてると…ほら、胸にケーキが入ったよ。…とろうか?」

「いえいえいえ!」

「遠慮しないで…」


耳元で甘く囁くと、優衣はぴゅーっと顔から湯気を出している。

胸元の上の方に落ちた粕をそっと、拭うと、びくんと優衣の身体は反応してしまうので、ちゅっと、胸元にキスをして、「ご馳走様」とケーキのかけらをぺろりと舐めて食べる。


「美味しいね、優衣」


そんな俺に戸惑いながらも、最初に困らせたのは優衣だから、たっぷり苛めてあげるね。


「あ、あわわわ…ご勘弁を…!!!ご、ごめんなさぃいいい!!!」


心の声が外に出てしまったらしく、俺はくすくすと微笑んでしまうのだった。


その瞬間、震えた優衣のフォークからボロッと欠片が落ちたので、


「優衣、じっとしてて、優しくするから」


墓穴を掘るのは優衣だった。

玲君積極的!!!コメディ回は文法とか気にせず好きに書けるので楽しいですv

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