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天使の羽根。
短いですが…若干優衣視点かな。
「ねぇ、優衣。」
「なぁに?」
ほんのり窓辺から光のカーテンが舞い降りる。
天使の羽根みたいにふわふわな柔らかな日差し。
「好きだよ」
ちゅっと軽いキスをしてくれた玲。
「優衣もだよ」
えへへと笑いながら、優衣も玲に甘いキスをした。
幸せな雰囲気を纏いながら、このまま時間が止まればいいのにと何度も思い直す。私たちはもう学生じゃない。大人だから、次にやることは決まってる。
優しく私の手を引っ張るとお互いが触れ合った形跡として、脱いだ洋服が残ってる。その洋服を冷静に着直して、私たちは天国から現実へと舞い戻る。
ドアにまだ鍵が掛かってるのかと思いきや…あっさり開くドアノブ。
「蜜柑さんと、叶さんには手紙書かないとな」
「そうだね」
恐らく叶の部屋に居ることは分かってる。でも、敢えて開くまい。聞かないし。
2人でクスクス笑いながら、手紙を書く。
その手紙を書き終えた後、私たちは、家を出て、とある所に向かう。
戻って来た優衣の家。これからまた、愛の試練が始まる。
家出は案の定解消??UPするのが遅れてすいません、短いし。次もお楽しみにv




