好き。
甘い回です。優衣目線です!
ドキドキして死んじゃいそう。
優衣ね、気付いたら…こんなにも今抱きついている貴方が好きになって居たの。
最初は、ただの幼馴染みだったし、何とも思ってなかった。
目の上のたんこぶみたいに、優しさに甘えてた。
ドキドキする。熱い。貴方に抱きつきたい。
この行動は大胆なものなのかなぁ?
でも、今は好きって言われると、感電してしまうような心のドキドキに戸惑って、ビリビリするように身体中が貴方に感じてる。
きっかけは、貴方が私を抱いたときだと思う。
好きって言われるよりドキドキした。初めてだから?違う、何で貴方に体を許したのか自分でも分かってなかった。玲にずっと惹かれていたの。あのキスマークを残されたときから。
もてそうな人、私何か遊びなんだろうな、そう思うと優衣の心は痛かった。
優衣は、誰かに愛して欲しいから誰でも良かったんだと思っていたの。
寂しいから、悲しいから、現実を観たくないから、それは大人になった優衣の言い訳。仕事も、友達関係も、恋愛も上手く行かなくて、転んで居た私をゆっくり抱き起こして、大丈夫だよって、ずっと囁いてくれていた。
優衣をずっと抱いてた時も、こんな形の優しさがあるんだって、思った。
痛いかな?とか、無理かな、とか沢山思った。
でも、それ以上に女として貴方に選ばれた優越が勝った。
優衣は、女としてもう一度この世界に生まれたの。
貴方に愛されるために。
玲を愛すために。
守りたい。守ってあげたい。この人がいいの。玲にずっと抱かれていたいの。玲をずっとぎゅっと抱きしめたいの。伝えたいの。
叶の事は、今でも好きだ。でも、違うの…ずっと叶を好きで居る「一途な私」に酔ってただけなのよ。格好いい。ずっと想い続ける女の子になりたかった。私は、でも、安らぎと愛しさとドキドキを他に見つけてしまったから…。
説明しながら、優衣の不器用な愛の言葉にずっと貴方は真っ赤になりながら、私をそっと押し倒して、愛を囁いてくれた。
「もう離さない」
「私もだよ、玲」
「好き…玲が好き。叶よりも、玲が」
その言葉が終わる前に、玲の温かなぬくもりが私の口に味覚として感じさせられた。舌が、混じり合い。私たちはその後、2人きりで朝まで…。
両思いのキスは…幸せで甘い、キャンディを一緒に舐めている気持ちだった。
かなり待たせてしまったようで失礼しました!現実問題の今後の発展も期待してて下さいね!




