恋話。
家出した優衣の行く先は?玲の家?それとも??
「…なぁ、優衣」
「…叶、ごめんなさい」
正座で向かい合う姿勢の俺たち。何で今更新婚ほやほやな俺のうちに来るの、優衣よ。なぁ、優衣よ…後ろにいる蜜柑がめっちゃ怒ってるのが見えるかい?
「あのね、優衣さん」
「え、何?蜜柑さん」
バチバチバチっと火花が散るのかと冷や冷やしたが、そんなことはなかった。
蜜柑が「ハァ」とため息を付いて、シュシュをふわっと外すと、前の嫌味ばかりの蜜柑は(認める、過去蜜柑癖あった…)素敵な大人の女性に変身していたことを思いの外、優衣はびっくりしてるようだった。
「…ダメ?」
「優衣さん、いいわよ、家に居ても。どのみちこの家は広いし、よく訳ありの生徒が空き部屋に泊まってたから…ただし、料理は貴方が作ってよね」
ぱああっと優衣の表情が明るく変化した。
「任せて置いて!」と同時に、俺が何故か安堵してしまった。「え?」と小声で嬉しそうに言ったのが聞こえてませんように(切実)
「でも、何で玲だったっけ?の家に行かないの?」
それは、俺も以外だった。何でかな?恋人の家に泊まるのがセオリーだろ、家出って。
そう言うと、優衣は真っ赤になっておたおたし始め、「恥ずかしいから…」と言い始めた。
話をよくよく聞くと、優衣は最近まで生娘で、初体験の後に会うのが何か恥ずかしくて癪らしい。初々しいところは全く変わってないんだな…と変に感心してしまう。
「「で、玲君、どんなことしたの?」」
「ぇ??ええっ、やだよ、言いたくないよぉ…」
涙目で困る優衣を苛める俺と蜜柑。どんなことしたんだ、玲君は(笑)
「「たっぷり、朝まで苛めてやるからv(わよv)」」
そう俺たちはちょっと怒っていた…
新婚生活を邪魔して、過去の恋敵の当然の出現。親も居ない。優衣パパは分かってるだろう。となれば、朝まで優衣を苛めてやる覚悟はバリバリ。
「広い部屋に3人なんだから、楽しめるだろ」
「そうね、朝まで恋バナねv」
「いやあああぁあああ!!」
そんな声がひろ~い、新婚宅に響いた。
…叶と蜜柑の愛の巣でした(殴)朝までこのネタで苛められる可哀相な優衣。




