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25話「マスルル王国」

 お久しぶりです。りょうやん♪( ´▽`) です。

 うん、本当に久しぶりですね^^;なかなか執筆がはかどらなくて……てか俺のやる気が沸きおこらなかry

 久方ぶりというのに短いですがどうぞ つ

 勇太たちが精霊の泉らしきところでわいわいしてた頃、勇太が入ろうとして追い出された『マスルル王国』の王宮の魔術師が騒ぎ出した。







「わぁぁぁぁぁあああああああ!!!!!!!!!」


 男は突然叫びだした。

 いつも通り書物を読みふけっているときに突然。

 はたから見たら何かの発作かと思う。

 しかし、男はそんな病気などは持っていない。てか急に叫びだす病気とかあったら怖い。

 

 男が叫び終わってから数十秒。

 廊下からバタバタと足音が近づいてくる。


「失礼します! どうされましたか!?」


 足音は扉の前まで来ると、ノックもせずに中へと入った。

 尋常じゃない叫び声。何か大変なことがあったのだろう、との判断だ。

 しかし、入ってきた男はなんら変わらない部屋を見て不思議がる。

 入ってすぐにある二人並んで座れるほどのふかふかの椅子。その対面にも同じような椅子があり、椅子と椅子の間には横長の机が置いてある。ここはよく応接間としても使われるからこのような配置になった。

 そして向こう側の椅子の更に向こうには大きめの机と、同じように大きくてふかふかな一人用の椅子がある。

 その椅子に腰掛けて男は叫び声を上げていたのだ。

 

「ああ、すまぬ。少し、急な、ことが、あってな」


 男はひとしきり叫び、少し落ち着いたのか息は荒いものの返事をする。

 しかし入ってきた男はその様子にただならぬことが起きたに違いないと思い問い詰める。


「急なこととはなんですか? 重大なことならすぐにでも国王様との面会を……」

「いや、いい。……ただならぬことには違いないのだが……わしもこれがなんなのか分からないのだ」


 この言葉に入ってきた男は首を捻る。

 叫んでいた男は続ける。


「先ほど、わしが叫んだときだ。わしはいつものように書物を読んでおった」


 叫んだ男は息も穏やかなものになり、ゆっくりと語りだした。


「そして突然。なんの予兆もなく、本当に突然だ。わしの【魔力探知】に恐ろしいほどに黒く染まりきった魔力が感知されたのだ」

「そ、それは、まさか…………」


 入ってきた男の顔から血の気が失せていく。無意識に奥歯をガチガチと鳴らし始めた。

 

「いや、分からぬ。それにもしそうだとしてもまだ時間はある」

「それはどういう……」

「わしの【魔力感知】に何の色もない、穢れなき魔力も感知されたからだ」

「それは……!」


 入ってきた男の顔に赤みが返って来る。顔を青くしたり赤くしたりと信号みたいなやつだ。

 入ってきた男が歓喜の声を上げていると叫んだが今は落ち着いている男に諌められた。


「待て。確かにあの魔力は大精霊様のものと見ていいだろう。これでもわしは魔術師長。魔力感知には絶対の自信がある」

「それでは、なにが問題なのですか?」

「…………ある一つの魔力が、曖昧なのだ」

「曖昧……?」


 魔術師長と言った、哀れに叫んだ後に羞恥にさらされる男は話の前後で矛盾が起きるような発言をした。

 【魔力感知】に絶対の自信がある。しかし、曖昧な魔力がある。

 この矛盾に、哀れに叫んだ男の羞恥を最初に見た男は首をかしげた。


「それはどういうことで……?」

「そのままの意味だ。魔力はちゃんと感知できておる。しかし、そのものの持つ魔力は何か違うのだ。まず人間とは全く異なる」


 ここに勇太は人間じゃない宣言が出た。勇者を人じゃないとディスった罰だ。

 ちなみに勇太がディスられている時、勇太はサキュバスと大精霊のコントを見ていた。

 魔術師長は続ける。


「人間じゃないなら何か。驚くことにこの者の魔力は大精霊様と同じものが入っておる」

「それはまさか聖人様?!」


 男は歓喜の声をまたも上げる。そしてまた魔術師長が諌める。


「まあ、待て。まだ先がある。その者は確かに大精霊様の魔力を持っておる。しかし、同時に魔王と同じ魔力を持っているのだ」

「ま、魔王……!」


 男は恐怖に打ち震える。

 魔王。今から約千年から一万年前くらいに世界の半分から十分の一くらいを滅ぼしたとか言われているらしい、よく分からない生き物。

 そんなものと同じ魔力を持つ者がいると……

 それを想像しただけでまた男の顔は血の気が失せる。

 魔術師長を見れば、そちらもわずかに顔が青い。魔王という言葉はそれほどの意味が込められているのだ。

 

 男は乾いた唇を舐め、言葉を紡ぐ。ついでにいつの間にか男は目の前の椅子に腰掛けていた。


「そ、それでは、この国はどうなるのでしょうか……」

「いや、まだ悲観するのは早い。向こうには大精霊様もいる。大急ぎで行軍の準備を整えろ。これは戦争だ。そういえば近くにドワーフの町もあったな。すぐに伝令を走らせ戦争の準備をさせろ。あそこは冒険者と言ったか? そのような輩がたくさんいると聞く。そいつらも参加させろ。全戦力でことにあたるのだ。やっぱりわしはすぐに国王の元へ行く。頼んだぞ」


 魔術師長は言うべきことは言い終えたといった風に立ち上がる。

 呆然としている男に魔術師長は走り書きで紙に何かを書き、投げ渡す。


「わしが言ったこととなる証明書のようなものだ。わしの魔力も込めた。それでおぬしの言うことは信憑性が高まる。すぐにでも行け!」

「は、はい!」


 魔術師長がやや声を荒げていうと男は慌てて立ち上がり、転げるように出て行った。

 魔術師長は誰もいなくなった部屋でため息をつく。


「はぁ、何故急にこんなことが……どれもこれもあの時あの少年が来たときからおかしくなっていった。魔物の凶暴化。動物の魔物化促進。魔人の出現。全部あれからおかしくなっていった」


 もちろんあの少年とは勇太のことだ。

 勇太はただならぬ気配を発していたのでみんなに覚えてもらえていたようだ。やったね勇太! 有名人だよ!

 ちなみに魔術師長のいったことは全て真実だ。

 どれもこれも勇太が現れてから数日で起こった出来事だ。勇太ハンパねぇ……

 魔術師長はしばしの間うなだれ、気持ちを落ち着かせると立ち上がった。


「わしも早く王様に報告をせねば……!」


 そう呟くと魔術師長は部屋を飛び出した。

 






 




 そして一週間後、勇太たちがいる森へと王国の軍隊は進んでいった。

 



 さて、次はいつの更新になるのやら……なんとか一ヶ月以上更新をあけることはないですが、次もそうできるか心配です……

 あ、あとあんまラストに期待しないでください(元々この作品自体期待してないと思いますがorz)

 ま、このままふんわりと終わろうかと思います。

 なんとか10万字越えるといいなぁ

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