出会い〜白百合舞華
お久しぶりです。
忙しくて、なかなか更新できませんでした。
一度に白百合先輩の話をのせちゃいますので一気にどうぞ!
いやー懐かしいね
まさか理菜ちゃんと同じ学校だったとは思わなかったよ
…うん、いまだにあの質問されるよ
と、とりあえず理菜ちゃんのことは置いといて
最後にスタンガンを持ってる子、白百合舞華先輩のことを話そう
白百合先輩と出会ったのは学校の図書室だったんだ
出会い〜白百合舞華
僕は迷っていた
まだ入ったばかりの高校で迷っていた
図書室ってどこですか?
下駄箱から自分のクラスまでの道のりはさすがに覚えたけど
まだ入学して5日目
さすがに校内全てを覚えるのは無理だよね
なのに祐介は図書室で本読もうぜって言って…
しかも先に行っちゃうってひどいよ
おかげで絶賛迷子中だよ
「ど、どうかしました?」
後ろから話しかけられたので振り向く
わーおお嬢様
いかにもお嬢様って感じの女の子がいた
「…ど、どうしたんですか?」
「あ、えと、図書室行きたいんだけど迷っちゃって」
「図書室はここの突き当たりにある階段からすぐいけますよ」
「ほんと?ありがとうね!」
お礼を言ってお嬢様と別れる
名前聞いとけばよかったかなーなんて考えるけど、そんな勇気はないんだよね
「…あいつめ」
祐介からのメール
『さっき妹から挑戦状届いたから帰るわ』
意味不明だ
しかし本当に帰ったみたいで図書室に祐介の姿はなかった
せっかく来たのだし少し本読んでいこうかな
新作コーナーとかある
今話題の作品かぁ
季節の本…春だから桜に関係するのとかあるな
とりあえず図書室一周してしまった
そこらへんの図書館より広いかもしれないし、品揃えも良さそうだ
今度なにか借りてみようかな
ん?何か落ちてる
拾って見たらそれは栞だった
…にしては形がすごいけど
これ虎の形してる
こんな栞あるんだね
「あ、それ…」
おや、持ち主かな?って思って振り向く
明らかに先輩の女の子がいた
真面目そうな人だなぁ
「これ先輩のですか?」
「うん。あなたが拾ってくれたのね。ありがとう」
栞を返した
「それにしても、その栞…虎ですよね?」
「え?ええ、父がどこかのおみやげでくれたのよ」
「へー…珍しいなっておもったので…」
「そうかしら?…あまりここで話すのもなんだし…そろそろ帰るわね」
「あ、はい。そうですね。さようなら」
「さようなら」
…うーん綺麗な先輩だったな
さっき出会ったお嬢様とはまた違ったお嬢様って感じ
勝気っていうのかな?そんな感じがしたかな
って何を僕は分析してるんだよ
僕ももう帰ろう
出会い〜おわり
引き続き乙女の夢事件をどうぞ!