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恋する乙女たちの逆襲①

乙女たちが動き出します!


「急に呼び出してしまってすみません。みなさんに緊急のお話があります」

私は優美の家に来ていた

私は優美にお願いして、優美と白百合先輩と一麦さんと私の4人で話をする場所を借りた

そしてこの場には一麦さん以外の3人が揃っていた

一麦さんが来ていないけど時間が勿体無い

仕方ないけど先に話を進めることにする

「私は柳君を取り戻したいです。だから協力してください。お願いします」

話と言ってもこれだけ

私1人では柳君に会えない

だから力を借りたい

「私のわがままなのはわかってます。けどこのままさよならでは嫌なんです。お願いします。協力してください」

頭を下げる

みんなは私の自分勝手な発言に呆れてるだろう

けどここで力を貸してもらわないと先に進めない

「自分勝手ですみません」




→舞華



この子は何を言ってるんだろう

今更としか思えないことを言っている

わがまま

自分勝手

けど恋ってそう言うもんじゃないのか

だから柳君と付き合って私たちにチャンスを与えなかったんじゃないか

私はこのおバカさんに言ってやらないといけないみたいだ

大切なことを



→優美



わがままなこと

自分勝手なこと

私もそれで悩んでいた

いや、悩んでいる

自分の立場に悩んでいる

けど今それはどうでもいいことだと思えてしまった

好きだから好きでいたい

幸せだから幸せでいたい

私はこの幸せを崩そうとは思わない

けどいつか轟さんの場所に私が入れたらとは思う

そうなるためにも私は轟さんに言うんだ




→轟



「自分勝手でいいじゃない」

「わがままでいいんですよ」

二つの声に驚き顔を上げた

そこには笑顔の2人がいた



「あなたは柳君の彼女なんでしょう?1番愛してるんでしょう?だから私たちの邪魔をする。それって自分勝手だと思わない?」

「そ、それは邪魔してるのは先輩達で」

「自分勝手でいいのよ。恋ってそういうものでしょ?だから私だって夢を見るわ」

「白百合先輩…」

「舞華でいいわよ」

「…はい。舞華さん」



「轟さんはよく柳君を振り回してますよね?」

「そんなことない」

「いいえ。いつもの轟さんはもっとわがままですよ。柳君を独占したいって」

「…」

「私も柳君の隣にいたいです。けどそこにみんながいないとダメなんです。わたしだってわがまま」

「優美」

「私のためにも答えは決まってます」

「…ありがとう」





2人が協力してくれると言ってくれたことに感謝し今後の作戦について話した

もう深夜になるが作戦の決行はもうすぐ

けど一麦さんと一向に連絡が取れないのが心配でどうしようか話し合っている

「理奈ちゃんの両親は確かすごい権力のあるひとなんですよね」

「私は親と暮らしてないからあまり知らないけど…優美が知ってるくらいならすごいんじゃないかしら」

「…もしかしてその親に会いに行ったのかもしれないですね」

「どうして?」

「別れた時、黒服の人と話しているのをみたんです」

「黒服…お偉いさんがよく雇う人はみんな黒服ですね」

「そんな理由なのね」

…けどこれがもしあたってたらどうなんだろう

一麦さんは飛び級をしている

日本でそんなことできるのは金の力しかないと思う

恋は自分勝手にするもの

わがままでよい

それに恋は盲目なんて言葉もある

一麦さんは親に頼んで夕凪高校に入ったんだろう

…もしかしてなんらかのケジメをつけに行ったのかもしれない

「優美、舞華さん」

「行くんでしょ?」

「地図ならありますよ」

「…はい。困った時はお互い様とういことで」

私たちはすぐに支度をして一麦さんに会いに行った





→理奈



「なんで急にそんなことを言い出す」

私は実の父親と話をしていた

といっても一方的な会話だ

会話とも言えないかもしれない

「だから、ケジメをつけたいんです。私の力で、私も同じ位置で戦いたいんです」

「お前のためにいくら払ったと思っている。そんなこと急に許すわけがないだろう。それに理由が理由だ。男のために飛び級すること自体が間違っていた」

「けど!」

「そうだ。お前は中学に戻りたいんだろう?なら戻って良い」

「!」

「しかしだ。高校は夕凪高校以外の高校にすること。これが条件だ」

「わかりました。その約束覚えていてください」

「…な!」

「失礼します」

部屋から出た

私が条件をすぐに受け入れたことを父は驚いていた

ざまあみろだ

高校がはなれていようが学校が離れていようが

この思いは変わらない

何も変わることはないんだ

「けど…わがまま聞いてくれてありがとう。お父さん」

最後にそっとドアに向かって呟いた





→轟



「一麦さん!」

「あれ、みんなどうしたの?」

一麦さんの家へ着いたらそこにいたのは一麦さんだった

「理奈が心配で来たのよ」

「あはは…ごめんね。けどもう大丈夫だから」

「よかった…」

「そういえば轟ちゃん連絡してくれたよね?」

「はい。実は」

「いいよ」

「まだ何も話してないけど」

「柳君を助けに行くんでしょ?なら理奈も行くよ。違うの?」

「そうだけど…」

「理由なんてわかってるでしょ?なら早く行こう!理奈が柳君を助けてそのままハートも奪っちゃうもんね!」

「あ!ちょっと理奈!待ちなさい!」

「ぬ、抜け駆けはダメですよ!」

「あ、みんな」

一麦さん…理奈を追いかけて行く二人

「ほら、轟さんも!」

優美が手を差し出してくれた

「…はい!」

その手を握りしめ思った



みんなありがとう




いつもより早い更新です!だってもうクライマックスやもん!

次回で一件落着します!絶対にさせます!

そして更新はあと2回の予定です!

番外編はいれません!んで絶対に8月中に終わらせます!

そして8月末からは!なんと!ピーーーーーーーーーーーーがピーーーーーーーーする予定なんで!(ピーは自主規制というなのネタバレ防止)


最近になってもブックマーク、お気に入りをしてくださる方がいるということが大変嬉しいです。

物語は終わりに近づいてますが、感想やレビュー、評価などをしてくださりつつ…最後まで見守っていただけると大変嬉しいです。

ここまで読んでくださりありがとうございました。



詳しい更新予定は活動報告に書きます。


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