それぞれの学園祭1日目B
→優美
「こっちに着くのは明日なんですね。わかりました。…はい。…はい。そうですね。柳君もきっと喜ぶと思います。…はい。では失礼します」
学園祭が始まってすぐに電話が掛かってきた
それは柳君の幼なじみでもある未花ちゃんからだった
学園祭には間に合うように日本に来たいと言っていたから、今日来るのかと思っていたら明日になるみたいだった
「そういえば私の仕事は午後からでした」
うーん
前から柳君を誘っていたのだけれど、柳君は午前中仕事が入ってるそうで
…残念ながら時はすでに遅くて時間を合わせることができなかった
つまり暇な時間が本当に暇な時間というわけなのです
「あーゆうみんだー!」
自分のクラスの前で立ってたら廊下を理奈ちゃんが走ってきた
「理奈ちゃん、どうしたの?」
「お兄ちゃんが暇じゃないから一緒に学園祭まわろー?」
どうやら私と同じみたいだ
「柳くん午前中はクラスの手伝いだったよね。…うん、いいよ」
1人でいるより2人で学園祭を楽しんだ方がいいから
「やったー!それじゃお兄ちゃんのところに行ってみようよ!」
「そうだね」
「柳くん丁度いないみたいだったね…残念」
ついてないことに柳君が丁度いなかった
まだ学園祭が始まったばかりで一般の方も少ないからスタッフもあまりいらないのかな
だから今はいないとか
「うう…残念」
「…そうだ!理奈ちゃん、私のクラスでフラワーアートやってるんだけど…行って見ない?」
いないのなら仕方ない、また後できてみよう
今は学園祭をめいいっぱい楽しむ!
「行く!」
「フラワーアートっていうのはですね。こうやってこうしてこうするだけで簡単に綺麗なものができるんです」
私と理奈ちゃんは私のクラスである1-Aに来た(教室は別クラスのものだけど)
「綾香ちゃんその説明だとわかりにくいよ」
「えーそう?結構感じ取れると思うけど」
綾香ちゃんは私の隣の席の子でいつも仲良くしているマイペースな子
説明の仕方も独特というか…うーん
「…できた!」
「あの説明でよくできたね!」
理奈ちゃんも独特だもんね
もちろん口に出しては言えないけど思ってしまった
理奈ちゃんも午後に仕事があるみたいだったので早めにお昼ご飯にすることにした
「理奈はチョコバナナさえ食べれば元気いっぱいだから!」
そういうので理奈ちゃんはチョコバナナ5本(うち2本はじゃんけんに勝ったのでサービス)
「私は…キャベツ焼きにしておこうかな」
キャベツ焼きというのはお好み焼きの具がほとんどキャベツだけというもの
これから仕事だから臭いが強いものは避けた
…実はこういう地味なものは好きだし
昼食を食べた後は柳君のところへ行った
柳君と少し話してお互い楽しもうと言われてから私たちは自分のクラスへと向かった
柳君は私のクラスにも来てくれると言ってくれた
…轟さんと一緒に
とはいえやっぱり嬉しい
好きな人が来てくれるんだから当然なんだろう
早く来てくれないかな
→???
私がいない間に柳の周りにはたくさんの女の子が集まってしまった
よりによって私の親友までも
けれどそれはそれで私に柳の情報が入ってくるので良かった
けれど
柳は私だけのもの
私がいない間にとりあうなんてしてはいけない
「ああ…早く会いたいよ…柳」
私は窓の外を見つめながら呟いた
読んでくださりありがとうございます!
今回なんか、雑です!
そんなつもりは無かったんですが…雑感というか…うーん
あくまでBパートはストーリーの都合上1日目で活躍しない(柳に関係のない)2人はどうしてたのか、を描いたものですので…いや、言い訳はしないでおく!(十分してる気がするけど)
次は2日目ですね…(1日目で描かれてないところが多すぎるけどけど)
真のヤンデレキャラがついに来ます
これでヤンデレ成分が稼げる!
というわけでヤン囲ももう大詰めです!
次回もお付き合いしていただけると嬉しいです!
☆☆
感想等お待ちしてます!
どんなコメントでも嬉しいですので是非お願いいたします(私のテンションに大きく関わる)




