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祭りの前の嵐(前編)

更新です。誤字があるかもしれません、すみません…。



「これ以上意見が出ないようなのでB組の出し物は、なぞなぞ・クイズの館ということでいいですか?…はい、じゃあまだ先だけどなぞなぞ・クイズの案を考えといてください。私からは以上です」


ホームルームが終わった

というかもう学園祭か…っとその前に体育祭があるんだよな

この学校は体育祭の一週間後が学園祭って決まってる

だから準備とかは大変になりそうだと思ってたが、クイズなら大丈夫そうだな

とりあえず体育祭にむけて頑張るとしよう


「おい柳、一緒に二人三脚でようぜ」

「ああ、いいっかはっ!?」

「すみません栗島くん。柳くんは私と一緒に参加するんです」


親友(こいつ)は前途多難だろうけどな




ー祭りの前の嵐ー




「第一回、柳っちと二人三脚するのはだーれだ?選手権!」

「わーばちぱち」

「ちょっと待った」

なにやら当事者らしい僕を置き去りにして何か始まってた

「あの、僕は祐介とでるつもりなんだけど」

さすがに二人三脚を女の子とやる気にはなれない

今更だけどクラスメイトの視線とかあるし

集中できなくなるってのもある

絶対に転ぶ

「え…柳っちってそっち系だったの?」

「だったの?じゃないからね?違うからね?」

「…ごめん柳、俺はお前の気持ちに答えられない」

「いや、祐介も乗らないでよ!」

誤解だけど親友に振られた

ひどい

「はは、悪いな柳。俺はこいつに逆らえないんだよ」

「なんでだよ」

「弱み握られてるから」

「おい」

さっきから僕をからかうクラスメイト佐藤縁(ゆかり)は祐介の幼馴染らしい

だからか祐介は佐藤さんに頭が上がらない

「で、佐藤さん僕に何か用があるの?」

普段から頻繁に話す中でもないので一応確認する

「だからさっきも言ったでしょ?」

「二人三脚は誰とするのかうんぬんかんぬん?」

「第一回、柳っちと二人三脚するのはだーれだ?選手権ね」

「だから祐介とって言ってるのに」

「それじゃあ彼女さんが黙ってませんよ~」

佐藤さんがニヤニヤとしながら見た方向にはこっちを(というか僕を)じっと見つめて微笑んで…目以外微笑んでいる轟がいた

…怖い

「…じゃあ轟を誘おうかな」

「お前も俺と一緒じゃねぇかよ」

祐介がなんか言ってるが知らない

轟優先轟様様なのだ

「選手権とか言ってるってことはこれだけで終わらないんだろうな」

「おい祐介余計なこというなよ!」

そして案の定これだけでは終わらず

「「「柳くん!二人三脚に一緒にでましょう(でよう)!」」」

…うおう

三人同時ですか

「おーみなさんお揃いですなぁ」

「佐藤さんなに企んでるの?」

「企んでるなんてそんな…うへへ」

「…はぁ」

ため息しかでなかった





「第一種目はドキッとハグ合戦!」

「なにそれ、聞いたことないんだけど」

「ああ、俺もだ」

いつもの面々が揃って何か始まった

「この休み時間は短いからさっさと済ませられる競技にしました」

「さて、こちら解説の佐藤さんです。この競技はどのような競技なんですか?」

あ、祐介が悪ノリしてる

「名前の通り誰が1番気持ち良いと思われるだきしめかたをできるか、という競技です」

名前の通りっていわれてもわからないだろう

「おお、それは楽しみです」

「あの…」

「なに?轟」

「それって誰を抱きしめれば良いんですか?」

そうだよ、そんな役得なやつ誰だよ

こんな美少女たちに抱きしめてもらえるやつは絶対にいじめられる…が

羨ましい

「もちろん柳っちです」

「僕かい!」

嫌じゃないけどね!

「順番はどうするんですか?」

「わ、私が最初で」

「私は最後がいいなぁ」

「くじ引きで決めましょうよ」

みんなもやる気だしてるし

てか本当に役得すぎる

「佐藤さん先に感謝しておくよ」

「ふふ、柳っち…世の中そんなに甘くないんですよ」

なんか不敵な笑みをされた





「トップバッターは私ね」

「2番目…ですか」

「3番目…微妙ですね」

「やった!最後はもらったぁ!」

くじ引きで順番が決まった

先輩、優美、轟、理奈ちゃんの順だ

「さてトップバッター白百合舞華選手の腕前はどうなんでしょうか?」

「スタイルが良いので期待できますね」

「冷静に解説するなよ」

とまあ冷静につっこみをしている僕だが…緊張している

だって教室内の視線が全て僕に集まっているし

「柳くん、よろしくね」

「は、はい」

ぎこちない返事をしたら先輩は僕に近づいて、手を頭の後ろに回して


え?


「な…!」

「ひゃっ!」

「おおー」


「どう?柳くん」

どう?と言われても反応できない

え、だって僕の前が胸なんです

「おっと!いきなり飛ばしてきました白百合選手!」

「自然にあつい抱擁とは…さすが先輩、と言わざるを得ないですね」

祐介と佐藤さんが何かいってるしギャラリーもうるさい

けど僕の頭の中は胸でいっぱいです

これが世に言うおっぱいがいっぱい!

「先輩!早く離れてください!」

「そ、そうです!」

「先輩ずるいよー」

「何のことかしら?私はルールに従って柳くんを抱きしめているだけよ?」

順番待ちのみんなが騒いでいるけど先輩はいつも通りだった



「次は白水選手です!」

「頑張ります!」

「さて、白百合選手が最初から決めてきましたので白水選手にはプレッシャーがかかると思いますがどうでしょうか」

「そうですね、やはりあの技に勝るものはないでしょうからね」

「あの早く進めてもらえませんか?」

「「はいすみませんでした」」

さて、轟が笑顔で睨みつけたおかげで司会と解説は黙ってくれた

しかし競技はまだまだこれから

「い、いきます!」

「う、うん!」


ギュッ


そんな擬音が合うおっぱいがいっぱいでした




「先輩も優美も柳くんをたぶらかすのはやめてください」

「あら、私たちはルールに従っただけよ?」

轟が先の2人に怒っていた

目が怖いです

「と、轟さんもやっていいんですよ?」

「…」

…優美が火に油を注いでしまった

「いいんですよ、柳くんはあまり大きいのは好きじゃないですから」

「え」

「ね?」

「はい、あまり大きいのは好きじゃありません」

問答無用っすね轟さん



「では私の番です。私は柳くんをたぶらかしはしません。そもそも柳くんは私と付き合っているんですから絶対に私を選んでくれます」

「前置きはいらないから早くー」

「…わかりました。では、柳くん…い、いきますよ」

「うん」

そういえば僕は轟とあんまり恋人らしいこと、抱き合ったり…キスしたりとかはしていない

しても手をつなぐくらいだし

それでもあんまりつながないし

僕が積極的じゃないからってのもあるんだけど

「…」

「轟…?」

「い、いまやりますから!」

轟が恥ずかしがってるってのが1番大きいと思う

「…いきます!」


ギュッ


と、恥ずかしいくせに前の2人の真似をする轟のことが大好きです





「鷺ノ宮さんは何やら自爆してしまって倒れてますが、ラストバッターの一麦さんお願いします!」

「一麦さんは何を起こすのか…楽しみですね」

実況と解説が復活した

「はい!お兄ちゃんお待たせしました!」

「あはは…」

さて

前の3人は大、大の大、中の大というかんじでしたが

理奈ちゃんは見た目では小

けれどもう少し大きい可能性も

あれ?なんか僕侵されてる?

「いっきまーす!」

「うわっ」

ごちゃごちゃと考えてたら理奈ちゃんが僕に抱きついてきた

普通に

そう普通に

「けっこう硬いんだね…さすが男の子!」

顔を僕の胸にすりすりしてる

「お兄ちゃんの匂い…ふへへ」

…これはこれで

いやいや!僕には轟が!

「一麦さん、ずるい!」

「っ!その手があったわね…」

とりあえずこの企画は俺得でした






「優勝は鷺ノ宮轟!」

ということになった、というかしたんだけど

彼女ってのを抜いても可愛かったし

「次は放課後だからね!」

という言葉が気になるが

その前にいまこの昼休み

「おいおい白凰寺…朝のはなんだよおいこら」

「美少女たちにだかれて…見せつけてんのかよおいこら」

「なんかいえよおいこら」

クラスメイトに囲まれていた

殺気が怖い

「あれは仕方なくというか…流れというか」

と、言い訳をしようとしたら

「言い訳はいらねぇ…これだけ答えろ」

クラス内で不良だと恐れられている男子に睨まれながら言われた

「は、はい」

ごくり


「…誰が1番大きくて気持ちよかった?」


この昼休み

クラスメイト(男子)の友情が深まった



読んでくださりありがとうございます

今回はお祭りの前の話を前後編でお送りします!

が、私はたくさんのキャラが一度に話すというのを書くのが苦手です

今回のもなんか違和感を感じてしまいました

…難しいですね(~_~;)

(対話なら書きやすいんですけども)


そんなこんなで新しいことにもチャレンジしていきたいと思いますので、次回もよろしくお願いしますm(_ _)m


ここまで読んでくださりありがとうございます

次回(後編)の更新は約1ヶ月後…あ、もう年末…更新は遅くなるかもです

感想等お待ちしてます

(少しでも皆様の声が励みになっています)



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