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白百合舞華〜story1

更新しました

いやー一ヶ月って短い


初めまして

私は夕凪高校2年白百合舞華です

今から図書室に行くつもりなのだけれど…え?図書室には毎日行ってるわよ

だって、運命の人と会えた場所なんだから

…運命の人

私が運命の人を探し始めたのは幼いころお父様にもらった絵本がきっかけなの

懐かしいわ


あの絵本のおかげで今の私があるんだもの




白百合舞華〜story1




私は白百合家の後継者として大切に育てられた


白百合は昔からの名家で父がその血筋だった

父は私のことをとても愛してくれていたと思う

けれど、幼いころの私にとって…いえ、今の私も同じでずっと重いものを背負わされるているのは苦痛だった


ある日父がお客さんを家へ連れてきたことがあった

そんなとき私はいつも自分の部屋に閉じこもっていた

未来の権力者とか言われるのがいやだったから

そう

私の未来はもう決まっていて

多くの期待が重荷になって私は一時期部屋からでない生活をしていた


そのある日にお父様からもらったのがその絵本だった

部屋からでない私に、と食事とともに置いてあった

はじめは全ての原因だったお父様にもらったものなんて読まないつもりだった

ただ、私も子供だった

読書が好きだった私はこっそりとその本を読んだ


その本はよくある童話をアレンジした子供向けの絵本だった


絵が多くて、もう小学校に入っていた私にとっては簡単な本だった


それでもその内容は今でも覚えている


とあるお城に住んでいるどこかの国のお姫様は勉強やら習い事やらで忙しい日々を送っていた

ある日、嫌気がさして逃げ出してしまった彼女は城下町へ行った

暗くなり誰もいなくなった城下町で走っていた彼女は転んでしまう

そこで自分の未来はどうなるのか…決まった未来は変えられないのか…そう考えて泣いてしまった

そのとき手を差し出した男がいた

その男は言った、美しいお嬢さん泣かないで

泣くほど辛いことがあったのならば私に話てください

1人で迷うより2人で迷った方がすぐに解決できます

そのあと彼女はその男とともに世界を旅することになる



私はこの話のお姫様の気持ちがわかった

まるで同じ境遇

だからこそお姫様は男の話をあまり聞いてなかったのではないかと思った

こんな時に声をかけられ手を差し伸ばされたら

それは運命の出会い



それから私は絵本のお姫様に憧れて

運命の人と出会う日までいつも通り過ごすことに決めた



なんでお父様はその絵本をくれたのかなんて考える

きっとお父様は私にも未来はある

いつでも変えられるって教えてあげたかったのでしょう



運命の人と出会う日まで

私はこの重荷を背負っていきます





おわり


今回は白百合先輩の過去話でした!

これでとりあえず過去話は一時停止です


ずっと過去話とかまじつまんない、とか思ってた方もいるかと思いますが…

次回からは柳くん視点の普通(?)の話です


もしかしたら番外編かもしれませんが…


次回からの話ではだんだんとヤンデレ要素がアップして行くと思います

そうしないと終盤につなげないからね!


ということでまた一ヶ月後くらいに更新します

早めに更新できたら早く更新します


面白いと思っていただけたら嬉しいです!

感想等お待ちしてます!




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