鷺ノ宮轟〜story1
約一ヶ月ぶりの投稿です
轟の話となってます
ではどうぞ
初めまして
私は夕凪高校1年B組鷺ノ宮轟と言います
同じクラスの白凰寺柳の未来のお嫁さんです
その私の未来のお婿さんの柳くんが最近冷たいんです
私はいつでも毎日24時間一緒にいたいのに…
つまり最近他の人と一緒にいることが多いんです
男の友達は仕方が無いというか、特殊な方でなければ大丈夫…と思っているので少しは許してますが
女は別です
というか柳くんは私の相手だけをしていればいいんです
話したかったら私と話せばいいし遊びたかったら私と遊べばいいんです
柳くんも男の子ですからちょっとえっちなことを考えてしまうときもあるでしょう
だからって他の女をみるのは許せません!許しません!
そう、柳くんは私だけを見ていればいいんです!
…そういえば、柳くんのことを知りたくて調べまわったりしたこともありましたね
あれは付き合い始めて間もないころでした…
鷺ノ宮轟〜story1
私が同じクラスの白凰寺柳くんに告白して付き合うことになった次の週
私は彼女らしいことをしたかった
柳くんが喜んでくれて私が彼女なんだと誇れるような関係になりたいから
けれど、いざ考えてみるとそんなに思いつかないもの
とりあえず手をつないだりいつも一緒に行動するのは当然として…他に何かあるだろうか…
彼女らしいことが
「お弁当作ればいいんじゃない?」
昼休み
柳くんは友達と一緒に外へ行ってしまった
私もついていこうとしたけれど…さすがに邪魔になるようなことはしたくないので我慢した
それで教室に残っていたら友達が話しかけてくれたので、悩み事を相談してみた
その答えがお弁当
「お弁当…確かに定番ですね」
「でしょ?彼女といったら手作りお弁当でしょ?」
「だよね!愛する人のために心を込めて作るお弁当!いやぁ最高ですな…」
「お前は男か(笑)」
…盲点だったかもしれない
手作りお弁当なんて本当に定番だから気がつかなかった
早速明日からやってみよう
次の日の昼休み屋上
今日はいつもの起床時間より1時間早い5時に起きてお弁当を作った
作ったと言っても昨日のうちに入れるおかずは完成していたので仕上げをしたと言った方がいいかもしれない
もちろん全て手作り
中身はよくあるお弁当
定番の卵焼き、タコさんウインナーを始め作る人の力量がわかる肉じゃが、さっぱりとした手作りドレッシングをかけたサラダ…
そんな感じになっている
自分では良い出来だと思うけれど
「…うわっこの卵焼きすごいうまい!この甘さが丁度良い!ウインナーは焼き加減が最高!外はパリッと中はジュワーっと肉汁が!サラダとあうしこのドレッシングがさっぱりしてて合ってるし…みんな美味しいよ!」
「本当ですか!ありがとう!」
「僕は卵焼きが好きなんだけど…この味付けはすごい好みだよ」
「そう言ってもらえると嬉しいです。明日も作ってきますね!」
その日の夜
私は明日のお弁当をどうしようか考えていた
卵焼きはおいしいと言ってもらえたから作るとして
あとはどうしよう
あれ
そういえば私柳くんの好きな食べ物とか何も知らない
…これは由々しき事態じゃないか
彼女が彼氏のこと何もしらないなんてだめじゃないか
明日いろんなことを調べ…聞いてみよう
次の日の昼休み
「家に帰ったら最初にすることは?」
「ふつうに自分の部屋でダラダラするかな」
「お風呂は何番目に入る?」
「えっと、別にきにしてないな」
「次は…」
今日も柳くんはおいしいと言いながらお弁当を食べてくれた
おかずは昨日とあまり変わっていない
明日こそ柳くんがもっと喜んでくれるようなお弁当を作るため好きな食べ物とか、いわゆる個人情…プロフィールを聞いていた
「ちょっと待ってよ!今日の鷺ノ宮さん変っていうか…なんかいつもと違うよ?」
「へ、変…ですか?」
はっしまった
柳くんのことを知りたくてついつい質問ばかりしていた
変に思われても仕方がない
「ご、ごめんなさい」
「あー謝らなくていいよ。別になんにもないのなら気にしないし。
…けど、なんで急にたくさん質問したの?」
「それは…」
どうしよう
ここで素直に柳くんのことをもっと知りたくてといってしまおうか
変に思われないだろうか
「…気持ち悪がれても仕方ないと思うけど、柳くんのことをもっと知りたくてつい」
「え、ホントに?全然気持ち悪くないよ!というか、そんなふうに思っててくれたなんて嬉しいよ!」
嫌われると思っていたからとても驚いた
「じゃ、じゃあこれからもどんどん柳くんのこと知って行きますね!」
「うん。もちろん轟のことも教えてね」
「はい!」
このあとも私は柳くんに質問をした
もちろん下校中も
あの日から私は柳くんのことを今までよりもっと知ろうと努力した
知って行くうちにこんなことを思った
他のクラスメイトすらしらないようなことをしっていてこそ彼女なんじゃないか
だれよりも彼氏のことを知っているのは彼女として当然なのだから
「轟おはよう」
「おはようございます柳くん」
朝通学路で時間通り柳くんが来た
言いたいことがあるから言ってしまう
「柳くん夜更かしはいけませんよ?体に悪いですから」
「え、あ、うん」
「それと、いくら眠くてもいただきますなどの挨拶はしましょうね?」
「う、うん。わかったよ」
彼女としてなおして欲しいところはしっかりと言う
「どうしました柳くん?」
なんだか顔が引きつってるように見えた
「い、いや。なんでもないよ」
そういい歩き出してしまった
…そうか
「待ってください!照れなくていいんですよ♪」
そう私は言いいつも通り一緒に登校するのだった
鷺ノ宮轟〜story1
おわり
今回の話は轟視点の話でした
轟がヤンデレになっていく様子がわかりますねw
面白いと思っていただけたら嬉しいです!
次回からはこんな感じでヒロインそれぞれの視点の話が続くと思います
たまに一応主人公の柳くん視点も入るかもですが…
それと…なんとなんとなんと
この作品「ヤン囲」のお気に入り登録数が100件を超えました!
それにユニークアクセス数も累計10000超えました!
皆さんありがとうございます!
これからももっと良い作品にしていくので期待しつつ応援してくれると嬉しいです!
次回の更新も一ヶ月後になると思います
感想等お待ちしてます