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第2話 アステロイドベルト

「相手の機人はどのくらいの大きさなんだ?」


これで戦う機人ってヤバすぎるだろう。


「エクスシアで1キロ、デュナメスで2.5キロ、ドミニオンで5キロといった大きさです」


5キロの敵ってなんだよ。エナジーサークル真っ白どころじゃない。それを超えてるだろ。


「機人の攻撃はなんなんだ?」


「レーザーをがんがん撃ってきます」


いや、5キロの敵のレーザーって某波動砲じゃねーのか?本当にこのシールドで耐えられるのか?

俺の持つ最大級防御魔法インビンシブルでも耐えられないんじゃねーのか?


バレットでは全く効かないだろうというか射程が足らない。俺の開発した実弾系超上級攻撃魔法スーパーアーマーピアッシング(超徹甲弾)かスーパーバレット(超貫通弾)でも効くかどうかは分からない…。


「ではさっそく乗って貰います、これで最前線基地ケレスまで行って貰います」


いや、俺ってさ、宇宙戦闘機って乗ったことないのよ。まじで無理だって。


「乗り方教えてくれないと行けねーよ」


「メインスクリーンは戦闘用です。サブスクリーンがワープ用です。魔導機関により操縦は魔力で動きます。基本は武装獣でしたか、あなたの乗っていた機体と似ています」


簡単な説明ありがとうございました。わからねーっつーの。

俺はスレイプニルに乗せられた。


トリガーのハンドルは3つある。2つは主砲と副砲とシールド。右のトリガーの上のボタンを主砲になるらしい。シールドは左のトリガーの上に4つボタンがある。ワープは真ん中のトリガーのボタンらしい。


「ワープする時にはサブモニターで移動先を探して真ん中のトリガーを引いてください。」


そして、俺は魔力を出して発進した。大丈夫なのか、俺…。


サブモニターを見る。くるくる座標が変わる。そして火星の次に小惑星が写った。これが目的地のケレスだろう。


俺はワープボタンを押した。一気に体が持って行かれる!体にGがかかったようだ。どのくらいこのまま続くんだ?

数十秒だろうか。俺は最前線の小惑星ケレス付近の宇宙空間にいる。


やはり、宇宙は広いなぁと素朴な感慨に浸っていた時だ。


なんか来た、1キロはある機人だ。これがエクスシアってやつだろう。

俺はいきなり戦闘を開始することになった。


いきなりレーザーを撃ってきた。俺はシールドのボタンを押した!これで防げるのか?

どうやら耐えているようだ。スーパーバレットを機人のエナジーサークルへと連射する。


3発で沈んだ…。弱いじゃねーか、びびらせんなよ。


なんか俺の周りにエクスシアが集まってきた。ちょっと待て!いきなりでそれはないだろう。

6機もいる。俺はシールドを4つ展開しながらスーパーバレットを撃ちこんで全機沈めた。


とりあえず、ケレスとやらに行かなくては戦いが続いてしまう。俺はバトルシップを飛ばした。


ケレス付近で交信がきた。


「こちらは小惑星基地ケレス、そちらの所属を教えて下さい」


「俺はセージ、伝説の英雄だ」


「お待ちしておりました。着陸を許可します」


「どこに降りるんだ?」


「信号を発光していますのでそれに続いて進んで下さい」


たしかに光の点が両側に続いている。この真中を進めってことか


俺はケレスに着陸した。


「私がここの司令官のヴァルガルだ、君が伝説の英雄か、待っていたよ。君の活躍に期待している」


「活躍たって、ここは宇宙だ、勝手が違う。まず状況を教えてくれ」


「機人はアステロイドベルトの軌道上にいる。それを排除する必要があるのだ」


「アステロイドベルトと言ったって広いだろ」


「機人との前線は8つある。まずこの小惑星ケレスの防衛、それとフローラ、テミス、エオス、ニサ、エウノミア、コロニス、ベスタだ」


「ここでは俺の超上級攻撃魔法ギガサンダーボルトが効かないんだぞ。雲がないからな」


ギガサンダーボルトは高速で雲を集め雷の雨を降らせる魔法だ。

地道に叩くしかないようだ。それに俺の探知は3.2キロで宇宙ではまったく使えない。


「君には実弾系攻撃魔法があるそうじゃないか、それで機人を倒してくれればいい」


超上級の実弾系攻撃魔法は2つしかないんだよ!スーパーアーマーピアッシング(超徹甲弾)かスーパーバレット(超貫通弾)だ。


「分かった、俺はどこで戦えばいいんだ?」


「フローラでまず戦って貰う、アステロイドベルトの戦線の一つだ。まずそこの機人を片付けてくれ」


「とりあえず戦ってみるわ」


俺はフローラで戦っていた。まだドミニオンは見ていない。やつはどこにいるんだ?スーパーバレットを撃ちながら戦っていた。真面目な話、シールド展開中は主砲も副砲も撃てないのだ。効率的に反撃するには実弾系魔法しかない。


だいたい機人はどこからやってきてるんだ?いくら倒しても数が減った気がしない。ちなみに俺のレベルもあがらない。

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