表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
13/30

13話 決意を胸に。

 目を覚ますと、そこは地獄の風景だった。


 インドがあった場所にはもう何もない。何千年とかけて築き上げた文明も、人も、動物も、全て消えた。


 高田健志はふらふらと、平らな地面を歩き続けた。


 高田健志は何を求めて歩くのか。


 友達だったおまおじか。


 違う。


 神である高田健志には分かる。この場に、命は一つも残っていないと。


 ではなぜ歩き続けるのか?


 それは明快。


 高田健志は今、傷を修復しているのだ。


 駆動丸とダーク高田健志から受けた傷を治すのに少しばかり時間がかかるため、歩きながら時間を潰している最中なのだ。


 高田健志は分かっている。怒りのままにダーク高田健志に挑んでも、勝ち目はないと。


 万全の状態で挑んでも勝てるかどうか。


 そういう相手なのだ、ダーク高田健志は。


「これは……」


 消し炭がそこらに転がる中、食べ物の残骸のようなものを見つけた。


 高田健志が手に取ろうとした瞬間、それは崩れて砂のように細かくなる。


 おまおじの食いっぷりを思い出した。


 飢餓に耐え、久々にまともな食料を見つけて顔に嬉しさが満ち溢れる、あの表情が脳裏に浮かぶ。


「っ、おまおじ……」


 高田健志の心臓に空いた穴が、急速的に再生していく。


 胸の穴が再生し終わった頃、高田健志は真っ直ぐに西を見ていた。


「行かなきゃ。」


 高田健志は飛翔した。


 目指すはロンドン。ダーク高田健志の魔の手から、地球を守ってみせる。決意を胸に、高田健志は向かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ