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04.冒険者試験

 王国内のギルドにて。


「セリンさん、ルシナさん。冒険者登録が終わりました! お二方はパーティを既に組んでいるとのことで、早速ですが2人で冒険者試験を受けてもらいます!」


「「冒険者試験?」」


 クエストカウンターの前で僕とルシナは受付嬢さんと話していた。


「はい! 冒険者試験とは、新人冒険者の実力を測るテストでして、試験結果次第ではAランクからGランクまで認定されます。ちなみに、認定されるランクが高いほどセリンさんたちのお給料が上がるので、ぜひ高ランクを目指して頑張ってくださいね!」


 そうして、僕とルシナはギルドから西にある草原についた。


 試験の内容は、草原に出現する魔物を倒し、ドロップする魔石を納品すること。


 ちなみに、魔石は人間の暮らしを豊かにする魔道具の素材として用いられるものだ。


 おそらく、納品時に高値で買い取ってもらえるから、とれるなら何個でも獲得しておきたいところだが……。


 しばらく歩くと、草むらからウルフが襲ってきた。


 ウルフは機敏で厄介だが、攻撃力はそんなに高くない魔物だ。


 よし。


「ルシナ、このウルフの相手を頼む」


「わ、私ですか⁉︎ 私なんかより、相手のスキルを奪えるチートスキル持ちのセリンさんが戦ったほうが楽に勝てると思いますが……」


「僕たちはパーティだろう? パーティとして戦闘する以上、連携が必要不可欠だ。だから、お互いの能力は事前に把握しておく必要がある。ほら、ウルフが迫ってきたぞ」


「わかりました……! 私、セリンさんの隣にずっと居続けるために頑張ります! スキル『絶対防壁』です!」


 ルシナが手を突き出すと、地面の土が隆起し、巨大な防壁を作り出す。


 すごいな……。


 ウルフを見下ろせる高さまで隆起した城のような防壁は、ウルフの突撃を完全に防いだ。


「すごいよルシナ! こんなスキル、ギルドメンバーにバレたら他のパーティから引っ張りだこだよ!」


「ありがとうございますセリンさん!」


「そうか……ルシナが敵の攻撃を防いだ隙に、僕が敵のスキルを奪う……。これだ、ルシナ! 僕たち、最強のパーティになれるかもしれないな!」


 僕はとりあえず、よろめいたウルフに『窃盗』を使う。


『ウルフからスキル『敏捷』、『攻撃力増加』、『体力増加』を獲得しました』


 え? 3つもスキルを獲得できた⁉︎


 そして、ウルフを斬ると、ドロップした魔石を回収する。


 とりあえず、ルシナに獲得したスキルを教えたところ、「流石セリンさん! 早くセリンさんが他の女性に狙われる前に私の両親に会っていただかないと……」と僕に聞こえない小声でぶつぶつ言っていた。


 試験の制限時間はまだまだあるし、魔石をとり続けて金を稼いでおくか。


 そして、僕たちはその後もウルフを狩り続けると、大量の魔石を獲得した。


 だが、この時、僕たちはまだ知らなかった。


 僕たちが獲得した魔石の量が、ギルドメンバー全員を驚かすほど前代未聞の数であることに!

「面白い!」


「続きが早く読みたい!」


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[気になる点] > 相手のスキルを奪えるチートスキル持ちのセリンさんが戦ったほうが 寄生する気満々だったのか… 初っ端から駄目な所ばかり見せられてるような
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