98.ご婦人の趣味を邪魔しないようにしてみよう。
やってきました、闘技場へ。
武術大会も3日目です。さて、今日もあと1試合のみ。
ギュンターVSチバウロ。騎士VS魔族の戦いだ。
ギュンターさんは全身鎧、対するチバウロさんは胸当てに手足を少しだけ守った、俺と同じ軽装タイプだ。
ここで、様子見になった理由を言っておこう、魔族なのは確定だが、まだ何もしていないのだ。
そう、何も悪いことをしていないのだ。これで、「オマエ、マゾク、ユルサナイ!」って襲ったらこっちが暴漢だよね。
だから悪いことをしそうになったら止めるということで、まとまったわけで。
なお、片言になった理由は特にない!
それでは試合を見てみよう。
二人は、互いの力量を確かめるように剣で打ち合いをしている。
俺の眼から見ても、二人ともまだ全然本気になっていない。
「「スラッシュ!!」」
二人が同時に技をかけ合う、チバウロさんはニィーと笑う、ギュンターさんは兜に顔を包まれているのでわからな・・・い?
突然、兜が割れギュンターさんの素顔が現れる・・・。
んがぁぁぁぁーこっちも金髪イケメンかよ!コンチクショー!
あかん!あそこで鼻血だしてご婦人が倒れたぞ・・・あっ!あっちもか・・・。
このままでは観客に絶大な被害が・・・しかし俺にはどうすることもできない・・・。
腐のご婦人たちの邪魔をするわけにはいかないのだから。
二人が剣を打ち合うたびに、あっちからも、こっちからも「キャーもっと激しくーーー!!」と鼻血を拭きながら観戦するご腐人たち・・・
よし!何も見えないし、何も聞こえない!
やはりチバウロさんの方が押しているようだ。
「クロススラッシュ!」ギュンターさんの叫びと共に十字の斬撃がチバウロさんを襲う。
ん?んん?ワザと受けた?チバウロさんの胸当てが切り裂かれ鍛えられた胸板が見える・・・。
会場の至るところから鼻血の噴水が・・・このままでは本気で不味いことになりそうだが、何も見えないし、何も聞こえない!
ニィーと笑うチバウロさんだが、斬られてなにが嬉しいの?と小一時間ほど聞いてみたい。
「クロススラッシュ!」今度はチバウロさんの番だ。ギュンターさんは両手をクロスし身を守る体勢をとる。
が、ギュンターさんは飛ばされ地面に倒れこむ。どうやら胸板は見えてない様で、一安心だ。
実際、剣術レベルは同じなのに、チバウロさんの方が技の切れ、威力が上のように思える。
これは個人の差なのか?種族の差なのか?
ギュンターさんは立ち上がり、ニィーと笑う・・・。だから何で斬られて嬉しいの!
どうやら、次が最後の攻防のようだ二人は気を高め合い、そして、
「「フラッシュショット」」光る斬撃を飛ばしあう二人だが、やはりチバウロさんの方が威力が強いようでギュンターさんは舞台から落ち試合終了となった。
なお、胸板は見えていないので安心してほしい。
がっかりするな、そこのご腐人どもーーー!
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さて、大会3日目も終わり残すところあと1日。明日3試合を行えば、優勝者の決定である。
どうやら俺の婚約者の中には、ご腐人は居なかったようだが、メイド達の中には数人いたらしく・・・。
鼻に何か詰め物して、なにくわぬ顔して歩いているけど、乙女的に大丈夫なの?と心配になる。
そういう俺も絶えず回復魔法で鼻血を止めているが、鼻血が止まらない。
今日の試合を終え、俺の手持ち金貨が820枚になったのだから・・・。
ラヴィーニャの眼も「$」になっているので、俺と同じ結果だったのだろう。
なので、昨日よりも手持ちの増えた俺達はまた、不動産屋へ足を運ぶ。
やはり拠点は欲しいそううで、それも早目に・・・?まぁ理由は相変わらず分からないので放置である。
昨日同様、ああでもない、こうでもないってと大賑わいの女性陣。俺はまた蚊帳の外・・・。
と、思わせておいて庶民が暮す区画にいい物件がないかを物色しているのだ!
チラッ、チラッと女性陣の視線がたまに此方へ向くが、どうやらスルーしてくれているようだ。
俺が庶民の家の区画に目を付けた理由は、なんといっても安いのだ!それも圧倒的に・・・当たり前か・・・。
2階建ての3LDKから5LDKが金貨400枚から700枚ほどで買える。
LDKという言い方が適当かは謎だが、間取りを見せてもらった感じはそうなのである。
貴族街に近い場所は狭くて高いが、離れれば離れるほど、広くても安くなる。
たまに女性陣にこんなのどう?と尋ねるのだが・・・「狭い!」「庭がない!」「人目が多い!」と秒も見てくれない。
「人目が多い!」は腑に落ちないが、日本人の感覚の俺からすれば十分な広さの家なのだが・・・やはり感覚が違う。
ねぇこれなんか、1階が店舗と倉庫で2階が住居でいい感じじゃない?中央通りからも近いしさ。と尋ねたら「そうじゃのぉ〜」とこっちも見ずに言いやがる!
ぐぬぬ、お前らが屋敷買ったら、こっちの家買って家出してやるからな!
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場所は変わって獣人の国コツェルン、ラヴィーニャの故郷。
そこで一人の獣人が獣人の国の首都サイナルの貴族街のある屋敷でたたずむ。彼の名はギャビン狼の獣人だ。
「順調に仲間を増やせているようだな、さすがだレイラ。」
「ふん、言っただろ簡単だって、第一王女はやり過ぎなんだよ、だから内心よく思ってないやつばかりさ。」
「そうか、そこに付け入る隙がというわけだな。」
「そうさ、でも変な噂を耳にしたぜ・・・」
「噂?」
「何でも第一王女の部屋に出るんだってよ、姫さんが・・・。それでどうやら乱心してるらしい。」
「姫が?なにか良くないこと起こっていると見て間違いなさそうだな。」
「あぁ。気を付けたほうがよさそうだ。」
・・・。
しばしの沈黙の後
「今回の報酬をもらうとするよ!」
ガバッとレイアはギャビンに・・・
まやしても「子供はみちゃだメェー」といいながら蹄の間からバッチリと見るカルルであった。
狼と山羊の話はどうなるのか?狼とウサギはいったいなにを?気になるところだ。
つづく。
感想、レビュー、ブクマ、評価、よろしくお願いします。
大会3日目の夕食後
名 前 八神 伊織(職業 勇者)(16歳)
L V 28 (2242/4136)
スキル 望んだ料理を作る・聖魔法LvMAX・空間魔法LvMAX・収納空間・剣術Lv4・水魔法Lv1・気配察知Lv6・危機察知Lv5
魔力察知Lv5・魔力耐性Lv3・奴隷契約・マッピングLv4・鑑定眼+3→神眼・神の加護(3/4)能力補正+100
魔王倒すスキル 79/10000
剣術 23/40
魔力察知 16/50
魔力耐性 22/30
状態異常 なし
HP 1071(+180)
MP 978(+250)
力 158(+100)
体力 170(+100)
魔力 161(+100)
知力 20(+100)
素早さ 162(+100)
運 26(+100)
名 前 レイリー=エドワーズ(職業 聖騎士)(17歳)
L V 33 (1249/12622)
スキル 剣術Lv8(+1)・槍術Lv3・聖魔法Lv2・魔力耐性Lv4・気配察知Lv6・危機察知Lv1・神の加護(能力補正+50)
魔力察知Lv1・身体強化Lv5・魔法剣 [称号:剣王 各種能力+50]
能 力
HP 637(+115)
MP 272(+125)
力 148(+130)
体力 151(+100)
魔力 106(+50)
知力 16(+50)
素早さ 109(+100)
運 33(+50)
魔王倒すスキル 37/10000
剣術スキル 11/110
気配察知 40/70
身体強化 33/50
状態異常 なし
ジュリア=オリムカル(職業 魔法使い)(10歳)
L V 28 (1545/4136)
スキル 火魔法Lv3・水魔法Lv8・風魔法Lv8・土魔法Lv3・光魔法Lv3・闇魔法Lv3・神の加護(マジックマスター・・・魔法関係のスキル上昇率UP・魔力補正+50)
魔法耐性Lv4・魔法操作Lv3・魔力察知Lv5
魔力耐性 23/40
水魔法 41/55
風魔法 41/55
能 力
HP 452
MP 420(+125)
力 88
体力 128
魔力 125(+50)
知力 46(+10)
素早さ 90
運 28
状態異常 無し
名 前 ラヴィーニャ=ゼノーニ(職業 王女)(14歳)
L V 28 (733/3309)
スキル 王の威厳・気配察知Lv3・気配遮断Lv3・危機察知Lv5・神の加護(格闘系攻撃力UP 力、体力、素早さ補正+50)
身体強化Lv6・体術スキルLv6・回避スキルLv6・獣闘術Lv5・火魔法Lv1
状態異常 無し
身体強化 7/70
体術スキル 7/70
回避スイキル 7/70
能 力
HP 516(+90)
MP 64
力 152(+50)
体力 128(+50)
魔力 64
知力 18
素早さ 152 (+50)
運 35
状態異常 無し




