71.第二次メイド大戦をしてみよう。
忘れたてたよ、みんなに報告を。
婚約の報告をするため、みんなで屋敷に戻る。
転移する際にまた、メイドに手を握るのを拒否られたのは内緒の話だ・・・。
屋敷に戻った俺はニヤリと笑う、ついに復讐の時が来たのだ!婚約の報告なんて口実に過ぎないのだ!
少しづづ溜め込んだ火種を今爆発させてやる!
メイド達はみんな食堂でお茶をしているようだ。
俺のただならぬ気配を感じたのか、一斉にこちらを振り向く。俺は落ち着いて、平静を装い解き放つ。
「この度私イオリは、この三人と婚約することになりましたのでご報告させて頂きます。それで、メイドさん達って結婚とかしてるんですか?」
俺のなかでは100点の言い方だ。メイド達からしたら空気も何も読まずに何言っているんだ?的な発言だろう。
今からお前達の心をゴリゴリ削ってやるからな!と次の言葉を解き放なとうと思ったとき、メイド達が一斉に立ち上がった・・・青い顔で・・・!?
俺の危機察知が警報をならす、同時にレイリーが、俺に駆け寄り何かを弾く・・・床に落ちる無数のナイフ、そして現れる鬼姫!
「イオリ様!今すぐ逃げてください!」鬼気迫るレイリー!
な、なにが起こっているんだ?
「レイリー様退いてください、そのクズを殺せないじゃないですか?」
ニターと笑いながら・・・近づいてくる鬼姫こと諜報班隊長マエリス24歳!完全に目が逝ってる・・・!
「ばっ!歳の事は触れては・・・!」
メイド達がますます焦りだす。
「待って待ってください!ど、どうしたんですか?」
「待ってますよ、もう二十んん年も・・・ニーナはチヒロ様一筋なので、ユリユリしていればいいのですが、私はまだ諦めていないのです!」
ご、ごまかした。
「わ、私の胸があと10?いやあと5?大きければ、白馬に乗った王子さまが迎えに・・・」
うわぁーこれは・・・鬼姫以外のみんなの心が一つになったのを感じる・・・が、俺は違う!
目線でラヴィーニャとジュリアに合図をする、レイリーの耳を塞ぐために。
あなたはバカなのか?そんな素敵な胸なのに?
「うるさい!この胸さえこの胸さえもっと大きければ全てが上手く行くのに!」
やはりあなたはバカだ!何故その胸の良さが分からない?何故その胸の良さに気付かない?何故そんなにも素晴らしい物を貶すのか?何故ですか?
俺の独演会を止める者はいない、本来止めるべき者たちは、レイリーの耳を塞いでいるのだから。
「・・・。え、えっ?そ、そうかな?」
デ、デレた!
俺の真剣な思いが届いたか?そして何も考えず調子に乗る。
もう逆にその胸の良さを分からない奴を斬ってしまえばいいのでは?誰が何と言おうと、俺の中ではS級なんです!
チラッとレイリーをみる、耳はちゃんと塞がれているな。よし。
「・・・。」鬼神は黙りこむ。
その姿が何だか妙に可愛かったので思わず心の声が漏れた・・・か、かわいい・・・と。
鬼姫の顔はボッと音を立て真っ赤になり湯気がでた、そして鬼姫は立ち去った。
平和が訪れたのだ。キョロキョロ辺りを見渡す、メイド達が寄ってきて、握手を求める。
転移の時手をつなぐのを嫌がったメイドも握手を求めてくる・・・?
メイド達は口々にありがとう、これで恋バナが出来ると喜び、次はミミーさんとメアリーさんだなと話す。
そこへ、すっと現れたミミーさんとメアリーさん。
二人は、「安心しなさいもう私たちには相手が居ますので。それとこの件は王妃様に報告しておきますので。」と嬉しそうに話、消えていった。
歓喜の声をあげ喜ぶメイド達・・・何がどうなった?
話の展開について行けない俺の元に三人の鬼が現れた。一難去ってまた一難・・・
「婚約者の前でおなごを口説くとはいい度胸だのぉ、旦那様?」
「お兄ちゃん!お兄ちゃんはこういう事に鈍いのは仕方ないけど今のは明らかに口説いてたよ。」
もう1人のお方は目が死んでいる・・・そして無言で冷気を放つ・・・
俺は今からどうなるのか・・・どうなってしまうのか?絶望に胸を膨らませる。
こうして第二次メイド大戦は開戦する前に消滅した。
最後に。一緒に転移した剣聖さんからひと言・・・
「あの子も強いの〜ここにおる子達も育て甲斐があるってもんじゃ。のぉ?儂ここで生活してもよいか?」
どうそご勝手に・・・。




