67.恋人より先に婚約者を作ってみよう。
出発しました、関所の街を。
関所の街カロリーナを出て次の村ギガルサへ到着したのだが・・・何もなかった・・・。
盗賊も来ない、魔王も来ない、そして月の物も来ない。まぁ女の子じゃないから来たら来たで困るんだが・・・。
街道沿いの森や林にいる魔物は狩ってはいるが、とにかく暇なのだ。
そこでこんな一時がありました。
「旦那様、わらはを鑑定して見るのじゃ。」
突然ラヴィーニャが何か言い出した。俺は言われるがままに鑑定して見る。
ん?んん?歳が一つ増えてる・・・?何時の間に?
誕生日がいつの間にか来ていたラヴィーニャさん、そういうことはちゃんと言おうね。
誕生日なら仕方あるまい、何か欲しい物ある?何でも俺にできることならいいよ。出来ればお金のかからないやつで・・・
自分で言っていて悲しいが、見栄を張っても致し方あるまい。
「そうだのぉ、例えば旦那様の子種とかはどうなのじゃ?」
俺の子種だとーーー!た、確かに無料だが、何か違うんだよね。本当の所はどうなの?
「ん?疑っておるのか?本当の本当に欲しいのじゃ」
何かが違うような気がする。本当に欲しいものは違うだろ?この間言ってた、私達を頼よるって話、実は自分に言ってたんだろ?
「旦那様には敵わんのぉ、でも本当に欲しいのじゃ」
中々頑固だな、どうして俺たちを頼らない?結婚してなくても、子作りしてなくても、俺達を頼れよ。
「ふぅ〜やはり旦那様には敵わんのじゃ、ではまずはわらはと婚約してもらうのじゃ。」
てぃっ!ラヴィーニャの頭にチョップを叩き込む。それはいいから。
「ち、違うのじゃ!本当に婚約してからのがいいのじゃ!わらはが国に戻った時に婚約者がいないと色々と面倒な事がおこるのじゃ。獣人の国の為なのじゃ。」
ジーっとラヴィーニャの目を見る。
「何なのじゃ、旦那様まさか疑っておるのか?」
黙って見る、見る、どうやら、本当らしいが、どうも怪しい。レイリーさん交代です。
ジーっとラヴィーニャを見るレイリー。あっ!目が泳いだ!
「違うのじゃ!違うのじゃ!わらはは、本当に旦那様の事を好いておるのじゃ、だから婚約してなし崩し的に結婚まで持っていこうという下心が少しばかりあるだけなのじゃ!」
ぶほっ!何言っているんですかラヴィーニャさん?
「そ、それなら、私だってモジモジ・・・」
「そうか、ならばレイリー!ジュリア!こっちへくるのじゃ!」
ん?どうした?俺から離れこしょこしょ何か相談を始めたぞ?
「わらはは、もう婚約確定なのじゃ、だがレイリーとジュリアはどうするのじゃ?この間みたいなおかしな敵が出るやもしれん、その時胸を張って言える立場になっておいた方が良いともうのじゃが?」
「私もイオリ様とモジモジ・・・」
「モジモジしとらんではっきりいうのじゃ!」
「わ、私も、イ、イオリ様とけ、け、け、結婚しゅましゅ!」
「ちょっと待つのじゃ、結婚は気が早すぎる、今回は婚約にしておくのじゃ。」
「は、はい、わかりましゅた。」
「ジュリアはどうするのじゃ?」
「私は・・・取り敢えず婚約しておきます。だってお兄ちゃんより有望な人は居ないと思うし、私子爵家の頭首だからもう少ししたら周りがうるさくなりそうだし。」
「取り敢えずか、ジュリアはその見た目とは違い案外腹黒じゃのぉ、ではわらは達三人で同時に婚約ということでよいかのぉ?」
「「はい!」」
「では、代表して一番付き合いの長いレイリーが言うのじゃ」
「は、はい、わかりましゅた。」
「待て待て緊張しすぎなのじゃ、落ち着くのじゃ、深呼吸なのじゃ。」
「すーはー・・・すーはー・・・。ふぅ〜行きます。」
「うむ、まかせたのじゃ!ガツンといってやるのじゃ!」「お姉ちゃん頑張って!」
ん?レイリーがこっちへ来る、話は終わったのか?
「イオリ様、お話があります。」
ん?どうしたの?改まって?
「私たち三人は、本日イオリ様と婚約することになりました。これからもよろしくお願いします。」
はい?なに・・
「ありがとうございます、イオリ様。みなさん、了解は得ました、本日より私たちはイオリ様の婚約者です。仲良くしましょうね。」
はい?俺の言葉を遮るな!ちょっと待って!
「うん、お兄ちゃんよろしくね!」
「うむ、旦那様よろしくなのじゃ!」
ちょっと待てー!
「何か・・・?」
その顔も怖いからちょっと待て!いきなりどうした?
「へっ?いやだから婚約することになりました。これからもよろしくお願いしますと言ったら、イオリ様が「はい」って言いましたよね?」
へっ?言ったか?言ったのか?確かに言った・・・。
なななななんだってー!
ちょっと待ってよ、俺にはエリクシア様という心に決めた神がいるんだぞ?
「どうぞ、ご自由にご結婚なさってください。エクリシア様なら仕方ないですから。でも、イオリ様知ってますか?イオリ様がエリクシア様に会いに行っている時、体はこっちにあるんですよ?」
いや、そんなこと知ってるよ。それがどうしたの?
「ってことはですねイオリ様は神界に住むことができないのでは?神界に住むなら神様にならなくては無理なのでは?」
なななんですとーーーー!
確かに俺が神様になる未来が見えない、普通に考えてなれるわけがない・・・
「お兄ちゃんが神様ねぇーないよね。」
「うんうんないのじゃ。」
ですよね・・・。でも俺魔王倒したら元の世界に戻るよ?
「それも問題ありません!エリクシア様にイオリ様から頼んでもらって私たちもついていきますので。」
・・・・・・・・・・。
確かにレイリーもジュリアもラヴィーニャもハッキリ言って可愛い!
どこぞの街を歩いていれば、野郎ども10人中10人は振り返り101匹中101匹わんこでも振り返るだろう、その見た目。
俺にはとても勿体ない、すれ違いざまにお前じゃないと言われる確率100%を叩き出すだろう。
「私たち見た目ではなく中身を見てもらいたいのですが?まぁジュリアは可愛いと思いますけど。」
「そんなことないよ、お姉ちゃん!お姉ちゃんも充分に可愛いと思よ。」
「わらはは旦那様が気にってくれているので、どうでもよいのじゃ。」
更に俺はエリクシア様が好きなんだけどいいのか?
「特に問題はないのじゃ、わらは達獣人の強い雄は何人もの嫁を娶る、当たり前の事なのじゃ。」
「私もお姉ちゃん達とならいいかな。」
「私もみんなとならいいです。」
「「「なので、これ以上増やさないように気を付けてください!!!」」」
好きか嫌いかで言えば、かなり好きなのだが・・・いいのか本当に?
「もう、くどいですよイオリ様!」
よ、よろしくお願いします。
突然ですが、八神伊織、16歳。独身。本日婚約者が三人になりました。尚、付き合ったことのある人数は0人です。
婚約者ができた日の夕食後
名 前 八神 伊織(職業 勇者)(16歳)
L V 23 (444/1355)
スキル 望んだ料理を作る・聖魔法LvMAX・空間魔法LvMAX・収納空間・剣術Lv2・水魔法Lv1・気配察知Lv5・危機察知Lv5
魔力察知Lv3・奴隷契約・マッピングLv4・鑑定眼+3→神眼・神の加護(3/4)能力補正+100
魔王倒すスキル 74/10000
気配察知 47/50
魔力察知 28/30
魔力耐性 5/10
状態異常 なし
HP 699(+180)
MP 628(+250)
力 123(+100)
体力 135(+100)
魔力 126(+100)
知力 17(+100)
素早さ 127(+100)
運 22(+100)
名 前 レイリー=エドワーズ(職業 聖騎士)(17歳)
L V 31 (6503/8078)
スキル 剣術Lv7(+1)・槍術Lv3・聖魔法Lv2・魔力耐性Lv4・気配察知Lv5・危機察知Lv1・神の加護(能力補正+50)
魔力察知Lv1・身体強化Lv4・魔法剣 [称号:剣豪 各種能力+25]
能 力
HP 551(+115)
MP 258(+125)
力 137(+105)
体力 140(+75)
魔力 97(+50)
知力 16(+50)
素早さ 99(+75)
運 30(+50)
魔王倒すスキル 35/10000
剣術スキル 33/80
気配察知 33/50
身体強化 16/40
状態異常 なし
ジュリア=オリムカル(職業 魔法使い)(10歳)
L V 22 (831/1084)
スキル 火魔法Lv3・水魔法Lv7・風魔法Lv7・土魔法Lv3・光魔法Lv3・闇魔法Lv3・神の加護(マジックマスター・・・魔法関係のスキル上昇率UP・魔力補正+50)
魔法耐性Lv3・魔法操作Lv3・魔力察知Lv4
魔力察知 36/40
水魔法 29/45
風魔法 29/45
能 力
HP 285
MP 258(+125)
力 70
体力 99
魔力 96(+50)
知力 33
素早さ 72
運 22
状態異常 無し
名 前 ラヴィーニャ=ゼノーニ(職業 王女)(14歳)
L V 22 (4/1084)
スキル 王の威厳・気配察知Lv3・気配遮断Lv3・危機察知Lv5・神の加護(格闘系攻撃力UP 力、体力、素早さ補正+50)
身体強化Lv5・体術スキルLv5・回避スキルLv5・獣闘術Lv4
状態異常 無し
身体強化 0/50
体術スキル 0/50
回避スイキル 0/50
能 力
HP 333(+90)
MP 48
力 118(+50)
体力 99(+50)
魔力 48
知力 14
素早さ 120 (+50)
運 25
状態異常 無し




