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56.アジトへ行ってみよう。

向かってみよう、盗賊のアジトへ。


盗賊のアジトへ向かうよ何処までも。

少しばかり脅しが効きすぎたか?盗賊は何でも喋ってくれる。アジトはそんなに遠くないが、分かりにくい場所にある洞窟を使っているらしい。

アジトにはまだ仲間が居て、俺ではない本物の親分がいるそうだ。

そいつを捕まえれば、懸賞金ゲット?何てことも有るかもしれない。ワクワクウハウハで盗賊達に案内させる。

洞窟は本当に分からない場所に有り、隠れるように存在する入口。こりゃ討伐隊が出ても見つけられないな・・・

一応、盗賊達には残りの人数を確認しているが、嘘をついている可能性しかないので、倍の人数を想定しておく。

尚、盗賊の言う人数は、子分5人と親分1人だそうで・・・

なので俺達は、子分10人と親分2人を想定している。

メイド達が、何でも倍にすれば良いというものではない!とぶつぶつ言っていたが予想なんだからいいじゃん!

捕まえた盗賊は動けないように縄でぐるぐるに巻いて放置して行こう。


さて突撃だー!

・・・気持ちはね・・・


洞窟の入口には見張りは居ない、こんな場所だから油断しているのだろう。

洞窟にゆっくり近づき、中の様子を伺うが、洞窟は暗くて奥が見えないが、何か聞こえる。奥が深いのか?話し声はそれほど大きくない、と言うか何言っているのか俺には分からない。

メイドの一人が、ふんふんなるほどと言っているが演技だろう・・・こんなところで出来る子アピールされてもねぇー?

ギロッと睨まれ、バシッと叩かれた。

聞こえてますけど、中の人数は話し声の数からいって、6人ですね、会話の内容は下品なことなので割愛させてもらいます。

えっと、あの盗賊達嘘ついてないの?マジか。疑ってごめんね。それにしても、下品な会話の内容を是非お願いしたいものだメイドの口から。

ふふふ、この世界にはセクハラ何てものは無いからな自由に大胆にできるのだよ!

ギロッと睨まれ、洞窟から離れた木の影へ連れていかれ、グーで殴られた・・・

これだけ離れれば中には気づかれないだろう、だからごめんなさい。


よし!気を取り直して行きましょう。

暗闇の中を進みたくないのでジュリアの魔法で明るくして進む。結局中の盗賊にはバレバレになってしまうが、戦って負けることはないだろう。

ずんずん進む、罠が無いかだけはメイドに確認してもらいながら・・・

話し声が俺にもだんだん聞こえるようになってきた、うん!確かに下品だ。これを女の子の口から・・・いかん、妄想は家に帰ってからにしよう。

盗賊達も俺達に気付いたか?あわただしくなってきた。

もう少しで明かりの場所へ着く、戦闘の準備をして進む。

明かりの場所は結構な広さの空間で宴会の最中だったようだ、食べ物やお酒が並んでいる。こいつら勝った気でいたな?だから下品な事を・・・

許さん!皆殺しだ!俺は盗賊の親分的な発言をして斬りかかる・・・が、首根っこを捕まれ、グエッとなった。

レイリーさんどうした?

「あの盗賊の親分、イオリ様より強いですよ・・・」

なんだって?そうなのか?


名 前  アスカロノフ(職業 狂戦士)(33歳)

L V  26 

スキル  斧術Lv4、剣術Lv3・・・

状態異常 洗脳


本当だ、神眼で見る癖をつけなくては、いつか痛い目に会いそうだ、気を付けなくては。

・・・ん?

・・・あれ?

確かに俺よりは強そうだが、それよりもあの親分操られてる?

操られている可能性をレイリーとラヴィーニャに伝え、ジーっと辺りを観察し、ジュリアにヒソヒソと伝える。

親分の方はレイリーとラヴィーニャにお任せで問題ないだろう、なのであそこの怪しい気配と言っても何もない所から気配だけ感じるのだが、よく分からないけど俺とジュリアで対処しよう。

俺の合図に合わせて魔法を使う、俺は結界魔法を逃げ道に壁を作るように唱え、ジュリアはその壁に相手が逃げるように魔法を唱えてもらう。


追い込み漁のごとく見えない敵を追い込んで行く。

「ゴンッ!グエッ!・・・グワァァァ・・・」

成功だな。ジュリア、二人で漁師になろうか・・・?

「・・・お兄ちゃん、これが終わったらお話しようね・・・」

ウッ!初めてジュリアから恐怖を感じた・・・

おっと誰か来たようだ・・・これが終わったら用事が出来たのでお話は無しの方向でお願いします。


結界を壊す音が響く・・・オイオイ、結界壊せちゃうの?

姿を現したそいつは、背中に悪魔っぽい羽根が生えているので魔族なんだろう。

しかし疲れたおっさん・・・そう、遊園地やジョッピングモールで散々家族に連れまわされ燃え尽きたお父さんを感じさせる雰囲気、そして目が死んでいる。

凄く弱そうだ・・・おっといかん、さっきの教訓を活かさせねば!



名 前 ビセンテ=ボボネ(悪魔族)

L V 35

スキル 闇魔法Lv6、火魔法Lv3、称号:魔族10将[虚]


ウッ!また魔族10将・・・それも俺の苦手な闇魔法を使うのか・・・強敵だ!


流石は魔族10将と言ったところか、魔族10将ともなると結界を壊すことが出来る様だ・・・覚えておこう。


「よく私の存在に気付きましたね、あぁ〜見つかってしまって恥ずかしい感情で心が満たされていく〜」

えっと・・・気持ち悪い・・・

「更に更に、突然の攻撃!ビックリしましたね〜、あぁ〜驚きの感情で心が満たされていく〜」

すっごく気持ち悪い・・・。

「私の心は虚っぽ《からっぽ》、何もないのです。あなた達は私の心を満たしてくれますか?」

何かを欲する目にゾクッとする。

「あなた達は勇者の一行ですね?あぁ〜それは良い!前に出会った勇者は私とお揃いの心が虚っぽ《からっぽ》になってしまった。仲間が出来ました。」

ニヤーと笑みをこぼす・・・

千尋さんのことなのか・・・?

「名前は存じ上げませんがね、盗賊を操り差し向け色々な感情の勉強をしようと思いましてね。あれは勉強になりましたよ、人の心が壊れていく様をまじまじと観察できましたので・・・。思い出すだけで心が満たされていく〜」

こ、此奴が千尋さんを・・・!許さない絶対に許さない!

頭に血が上り、襲い掛かろうとした時、ジュリアにそっと手を握られ、

「落ち着いて、お兄ちゃん。私も気持ちは同じ、でも怒りに任せてしまってはダメ。」

と仰ります・・・。この子神様なの?神の子なの?自分よりも遥かに年齢の低いジュリアに止められたのは恥ずかしいが、助かった。

「欲しいですね、そこのあなた邪魔しないでもらいたいですね・・・もう少しで怒りの感情に満たされそうだったのに・・・。」

ビセンテは残念そうにしながらも、ファイアボールを飛ばしてくる。

ジュリアが水の壁で防いでくれる・・・えっとジュリアさんの顔が恐い・・・


「マニュピュレートライトニング!」

稲妻を操りビセンテを襲い、巻きつき、爆発する・・・。吹き飛ぶビセンテ。

「・・・、ジュリアさん・・・稲妻ですか・・・?」

「昨日の夕食を食べ終わった時に、使えるかもって思って・・・。」

テヘッと首を傾ける仕草は可愛いが、顔が恐いままです。

むくっと起き上がるビセンテ、

「あぁ〜痺れる〜これが痺れるという感情ですか・・・?心が・・・満たされない・・・!違う違う違う!そこの貴女!よくも私の心を傷付けてくれましたね、許しませんよ!しかしあなたの相手は私には分が悪いようなので、後日改めてあなたの心を頂に参ります・・・。精々色々な感情を溜めておいてくださいね。」

フッとビセンテの気配が消える、俺の気配察知にもマップにも表示がされない完全に消えてしまったようだ。

千尋さんの件とジュリアを狙うのは許せないが、恐ろしい敵だ。

闇魔法自体には攻撃をする魔法は少ない、だが人の心を操り壊すことには長けている。

今回逃がしたのは残念だが、こういう敵も居ることを頭の片隅に入れておこう。

 

もう一つの戦いを見てみよう、あぁ〜とっくに終わってましたか・・・。


何々?

昨日の夕食後・・・またですか?

「盗賊相手に練習をしておったのじゃ、その時に何かを掴んだような感覚になったのじゃ。」

あっ!脅しじゃなくて実体験から、言う事を聞いてくれていたのか・・・

「もうー凄かったんですよ!こうなって、きゅるっとなってバンとなって・・・。」

何を言っているのか分からないが、ウンウンと頷いておいた・・・。


ラヴィーニャの成長速度が速い、王の威厳ってのが関係しているのだろうか?

まぁ仲間が強くなることは良いことなので、気にしないけど。


そっとラヴィーニャの頭を撫でておいた。




アジト攻略後の夕食後 

 

名 前 八神 伊織(職業 勇者)(16歳)

L V 22 (1046/1084)

スキル 望んだ料理を作る・聖魔法LvMAX・収納空間・剣術Lv2・水魔法Lv1・気配察知Lv5・危機察知Lv4

    魔力察知Lv3・奴隷契約・マッピングLv4・鑑定眼+3→神眼・神の加護(3/4)能力補正+100


    魔王倒すスキル 73/10000

    気配察知    26/50

    魔力察知     7/30

    危機察知    24/40


状態異常 なし


HP   634(+180)

MP   567(+250)

力   118(+100)

体力  130(+100)

魔力  121(+100)

知力  17(+100)    

素早さ 122(+100)

運   21(+100)




名 前 レイリー=エドワーズ(職業 聖騎士)(17歳)

L V 31 (6423/8078)

スキル 剣術Lv7(+1)・槍術Lv3・聖魔法Lv2・魔力耐性Lv4・気配察知Lv5・危機察知Lv1・神の加護(能力補正+50)

    魔力察知Lv1・身体強化Lv3・魔法剣 [称号:剣豪 各種能力+25]


能 力 


HP   551(+115)

MP   258(+125)

力   137(+105)

体力  140(+75)

魔力  97(+50)

知力  16(+50)    

素早さ 99(+75)

運   30(+50)


    魔王倒すスキル 35/10000

    剣術スキル   12/80

    気配察知    12/50 

    身体強化    25/30


状態異常 なし 



ジュリア=オリムカル(職業 魔法使い)(10歳)

L V 22 (751/1084)

スキル 火魔法Lv3・水魔法Lv7・風魔法Lv7・土魔法Lv3・光魔法Lv3・闇魔法Lv3・神の加護(マジックマスター・・・魔法関係のスキル上昇率UP・魔力補正+50)

魔法耐性Lv3・魔法操作Lv3・魔力察知Lv4


    魔力察知     15/40

    水魔法     8/45 

    風魔法      8/45


能 力 

HP   285

MP   258(+125)

力   70

体力  99

魔力  96(+50)

知力  33    

素早さ 72

運   22


状態異常 無し



名 前 ラヴィーニャ=ゼノーニ(職業 王女)(13歳)

L V 21 (791/867)

スキル 王の威厳・気配察知Lv3・気配遮断Lv3・危機察知Lv5・神の加護(格闘系攻撃力UP 力、体力、素早さ補正+50)

    身体強化Lv4・体術スキルLv4・回避スキルLv4・獣闘術Lv4

状態異常 無し


    身体強化     19/40

    体術スキル   19/40 

    回避スイキル  19/40

    


能 力 

HP   308(+90)

MP   46

力   113(+50)

体力  94(+50)

魔力  46

知力  13    

素早さ 115 (+50)

運   24


状態異常 無し


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