表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

39/193

39.入り口を作ってみよう。

やって参りました、自分の部屋へ。


 今夜は自分の部屋で寝ている。


 暗く静まりかえっている牢屋で一人。スースーと寝息をたてて寝る俺に、声をかけるものがいる。

「ねぇーねぇーご主人、ねぇーご主人ってばー。」


 俺は全身から嫌な汗が流れ出るのを感じなが目を覚ます。「ぎぃやゃーーーー出たーーーー!ついに出た!出てしまったか!」ここは牢屋でいつかはと思っていたが・・・


 慌てたメイド達が降りてきて俺の様子を伺う。出た出たと俺は慌てて小さな幽霊の方を指差す。メイド達はなにが?的な感じで俺の指差す方を見るが何も見えないらしい・・・


 だから幽霊のお化けだよ!と意味のわからないことを言って指差すが俺にしか見えていないらしくメイド達の目が冷たい。メイド達は残念な物を見るように上に行ってしまった。


「ねぇーご主人?もうお話しできる?」幽霊が話しかけてくる。「ぎぃやゃーーーー」と騒ぐ俺、上から


 降りてきてうるさい!と怒鳴り帰っていくメイド!何これ怖い!


「ご主人落ち着いて、私、私だよ。」その小さな幽霊?は俺のことを知っているようだ。


 よく見るとその少女は雫様に似た黒目黒髪の可愛らしい子供だった。俺と雫様の子供と言っても誰も疑わないだろう。


 まだ4歳か5歳くらいだろうその少女は自分のことを収納空間だという。

その少女は、落ち着いた俺に説明をしてくれた。


 この間、神界で雫様に会った時に雫様からあふれでる力をこっそりと収納し力を溜めることができたらしい。


 そして何ができるかというと?「いまから手品をします!」

ぐぐぐ、と力みだした収納空間さんそして、はっーと分裂した!分裂した!分裂したので二回言った!クラゲか!と謎の突っ込みをしたがスルーされた。


 えっと何?手品じゃないよね、本当に増えたよね?


「そそううでですす、、ふふええたたののでですす。。」


 何いっているのかわからない?偽物の腹話術みたいだ。「???」としていたら、二人は息を会わせて、「増えたのです」と言った。


 なぁーにぃーやっちまったな。増えただとー!二人は?二人か?よくわからん!まぁいいや。

「「私はシュウ!私はノウ!二人でクウカン!」」

「・・・・・」敢えて外してくるスタイルね・・・


 二人は収納空間!二人から出し入れが可能だと言う。

試しに少女に手を入れ・・・まてまてまて、少女に手を入れていいのか?


 構わないからお腹の辺りから取り出してと言うので、承諾を得た俺は無罪だよねと自信なさげに二人のお腹から同時に物を取り出した。


 何事もなく普通に取り出せたが、はたからみたら、なにか犯罪の匂いがする姿だ。二人は繋がっているのでこっちから入れたものは向こうでも取り出せることができるし、その逆も可能。


 二人は離ればなれになっても意志も繋がっているので大丈夫。何が大丈夫なんだろう?

そうなんだといまいち納得できないが、二人に挟まれながら就寝した・・・いやいやいや、これダメだろ?犯罪だろ?


 本気なのはちょっと無理!紳士じゃない俺には無理!あれ?紳士の俺には無理!

一人で騒いでいた俺を、残念な物を見る目で見るメイド・・・あまりに騒がしいのでまた降りてきたのだ。


 一人悶える俺に早くねろ!となにかをぶつけて行ってしまった。俺もぶつけられた衝撃で意識がなくなり寝ることができた。


翌朝。

 誰にも見えない二人の少女シュウとノウ、「朝から犯罪の匂いが凄い」と手をつなぎ食堂へいく。

今日は王妃様の所へ行くからとメイド達に伝えたが、相変わらず目が冷たい。昨夜のあの状況をみれば納得の表情だ。


 レイリー達にも説明したが誰にも見えないらしい。人の姿は見えないが、ぼんやりと空間が歪んで見えるそうだ。

暗闇では全く気づかないわけだ。メイド達も空間の歪みをみてやっと冷たい目をやめてくれた。今日は朝から疲れる。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


やって参りました、王妃様の部屋へ。


 王妃様の部屋に入ると、王妃様はお茶をしているところだった。

口に含むように優雅にお茶を飲んでいた。

すっと音もなくカップを置きこちらに問いかけた。

「今日はどうしたのです?そんなに慌てて?」

「ついについに収納空間の入り口を増やすことが出来ました!」


 驚いた顔の王妃様はすっとカップを口につけ紅茶を口に含み、ブッーーーと噴き出した俺の顔に・・・


「な、なにするんですかー、収納空間の入り口が増えたんですよ。凄いことですよね?」

「えっ?ご褒美かと思いまして・・・。好きなんでしょこういうことが?」

「・・・・・・好きじゃないです・・・・」


 誰だこんな情報流した奴は!確かに一部には受けが良さそうだけど俺には罰にしかならない・・・

俺の仲間たちはドン引きである。


「あらそうでしたの・・・私もやりたくてやっているわけでわないので・・・」



気まずい、気まずすぎる。


「「・・・・・・・」」


王妃様と目が合った、今のは無かったことになった。


俺達は部屋を出てもう一度やり直すことにした。




Take2


 王妃様の部屋に入ると、王妃様はお茶をしているところだった。

口に含むように優雅にお茶を飲んでいた。

すっと音もなくカップを置きこちらに問いかけた。


「今日はどうしたのです?そんなに慌てて?」

「ついについに収納空間の入り口を増やすことが出来ました!」


 王妃様はクイッとメイドに合図を送った。その瞬間俺は床に押し付けられ身動きが取れないくなっていた。

そんな俺の頭を王妃様は踏みつける・・・えっと・・・?


「な、なにするんですか〜?、収納空間の入り口が増えたんですよ。凄いことですよね?」

「えっ?ご褒美かと思いまして・・・。好きなんでしょこういうことが?」

「・・・・・・好きですが今じゃないです・・・・」


 誰だこんな情報流した奴は!確かに俺は好きかもしれない・・・が今じゃないでしょ今じゃ・・・

俺の仲間たちはドン引きである。


「あらそうでしたの・・・私も最近やっていなくてついついやってしまいました・・・」


えっと誰を踏んでるんですか?あのお方ですか?


「「・・・・・・・」」


王妃様と目が合った、にっこりとほほ笑み、いつでも踏んで差し上げますと言われた・・・。


すみませんご褒美いらないので普通でお願いします。


俺達は部屋を出てもう一度やり直すことにした。




Take3


 王妃様の部屋に入ると、王妃様はお茶をしているところだった。

口に含むように優雅にお茶を飲んでいた。

すっと音もなくカップを置きこちらに問いかけた。


「今日はどうしたのです?そんなに慌てて?」

「ついについに収納空間の入り口を増やすことが出来ました!」


 王妃様は思いっきり抱き着いてきた、その豊満な胸で・・・・俺の顔はイガイガの元の中・・・意識が・・・


「よ、よくやりました。」むぎゅー。

意識がなくなりそうなのを必死な耐え、

「や、やめてください、俺巨乳が苦手で・・・」

「えっ?ご褒美かと思いまして・・・。好きなんでしょこういうことが?」

「・・・・・・好きですが巨乳じゃないです・・・・」


 誰だこんな情報流した奴は!確かに俺は好きだ・・・が巨乳じゃない・・・


「あらそうでしたの・・・この国の男性の100人に105人は巨乳好きですけど?」


 ここは突っ込まない!突っ込んでなるものか・・・

王妃様は突っ込み待ちをしている、こいこいと身振り手振りで突っ込みを待っている。



「ちょちょちょっとまて〜〜〜い!」

レイリーが自分の胸を鷲掴みにしもごうとしている。


「イオリ様が苦手と申されましたので・・・」


「だ、大丈夫レイリーのは比較的見慣れてきたから大丈夫。」

「で、でも・・・でも・・・」


 涙目のレイリーさん・・・いったい何が彼女をそうさせるのか?

ラヴィーニャは胸を張っている。うん良いね!

ジュリアは首を左右に振ってため息をついている・・・

なんなんだいったい?


「「「・・・・・・・」」」


「話を続けましょう。収納空間の入り口が増えたので王妃様の所に一つ置いておこうかと思いまして。」


「そうですね、いやしかし・・・ん〜・・・メイドの待機している部屋に置いておきましょう。ここにあると私がコロコロになってしまいますので。」


 それもそうですね。納得です。

いやちょっと待って、収納空間の姿は俺には少女に見えるのだ。


「散歩とかしたい?」俺は少女たちに尋ねた。

「「別にいいです、一人はご主人について行くから冒険も出来るしね〜。」」

ならいいかな、メイド達の控室にノウ(収納空間)を置き王宮を後にしたのだった。


作品へのご意見・感想・評価・ブクマをお待ちしております。

どうぞ宜しくお願い致します。


少女を置いて行った日 昼食後

 

名 前 八神 伊織(職業 勇者)(16歳)

L V 18 (143/444)

スキル 望んだ料理を作る・聖魔法LvMAX・収納空間・剣術Lv1・気配察知Lv3・危機察知Lv2

    魔力察知Lv1・奴隷契約・マッピングLv2・鑑定眼+3→神眼・神の加護(3/4)能力補正+100


    魔王倒すスキル 69/10000

    危機察知    15/20

    マッピング   13/30

    危機察知    10/30


状態異常 なし


HP   409(+180)

MP   360(+250)

力   92(+100)

体力  104(+100)

魔力  95(+100)

知力  13(+100)    

素早さ 96(+100)

運   17(+100)




名 前 レイリー=エドワーズ(職業 聖騎士)(17歳)

L V 31 (2960/8078)

スキル 剣術Lv6・槍術Lv3・聖魔法Lv2・魔力耐性Lv3・気配察知Lv3・危機察知Lv1・神の加護(能力補正+50)

    魔力察知Lv1・身体強化Lv1


能 力 


HP   551(+90)

MP   258(+125)

力   137(+50)

体力  140(+50)

魔力  97(+50)

知力  16(+50)    

素早さ 99(+50)

運   30(+50)


    魔王倒すスキル 35/10000

    剣術スキル   28/70

    気配察知     8/40 

    身体強化     8/20


状態異常 なし 



ジュリア=オリムカル(職業 見習魔法使い)(10歳)

L V 17 (203/355)

スキル 火魔法Lv3・水魔法Lv5・風魔法Lv5・土魔法Lv3・光魔法Lv3・闇魔法Lv3・神の加護(マジックマスター・・・魔法関係のスキル上昇率UP・魔力補正+50)

魔法耐性Lv3・魔法操作Lv3・魔力察知Lv2


    魔力察知     20/30

    水魔法     15/25 

    風魔法      15/25


能 力 

HP   176

MP   153(+125)

力   55

体力  80

魔力  77(+50)

知力  23    

素早さ 57

運   17


状態異常 無し



名 前 ラヴィーニャ=ゼノーニ(職業 王女)(13歳)

L V 14 (33/146)

スキル 王の威厳・気配察知Lv3・気配遮断Lv3・危機察知Lv5・神の加護(格闘系攻撃力UP 力、体力、素早さ補正+50)

    身体強化Lv2・体術スキルLv2・回避スキルLv2・獣闘術Lv2

状態異常 無し


    身体強化     5/30

    体術スキル    5/30 

    回避スイキル   5/30

    


能 力 

HP   174(+90)

MP   29

力   75(+50)

体力  68(+50)

魔力  29

知力  10    

素早さ 77 (+50)

運   16


状態異常 無し





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ