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21.勇者を考えてみよう。

誤字脱字修正

やってまいりました、冒険者ギルドへ。



今日こそ冒険(薬草採り)へ行くぞーと朝から鼻息を荒くしていた俺。


今朝は謎の二人組の襲撃もなく穏やかな朝だった。


こんな穏やかな朝も珍しいなと思いながら、今日は歩いて冒険者ギルドへと向う。


何故かレイリーさんはムスッとしていたが引きずられる俺の恥ずかしさを考えてほしいものだ。



冒険者ギルドへ入り、掲示板をみて、受付へと向かう。


相変わらず、しかし当然Eランクの依頼はろくなのが無い。


しかし最初から定番の常時依頼の薬草採りを行う予定だったので問題なしだ。



今日の受付嬢はソフィアさんだった。


今日も頑張ってねー ふふふと見送ってくれたソフィアさん。あれ?



冒険者ギルドを出て、薬草の採取場まで行く道中で俺はレイリーに尋ねた。


「今日のソフィアさん少し変じゃなかった?」


えって顔するな、毎度毎度、ホントにもう!


「よく気づきましたね」

「よく気づいたねお兄ちゃん」


逆にえっ?だわ。二人ともソフィアさんの変化に気づいていたようだ、なら言ってくれよ・・・


理由は不明だがなんだか落ち込んだ様子を二人とも感じていたらしい。


女の子はすげーなー。



「些細な変化に気づくなら、私の・・・ブツブツ・・・気づいても・・・ブツブツ」


何故かレイリーさんがブツブツモードに入ったのでジュリアと仲良く手をつなぎ歩いた。


それを見たレイリーが復活し、私も手がつなぎたいと言って聞かないので、両手に花状態で採取場へ向かった。


俺はこういうノンビリライフを送りたかったのだよ、ワトソン君!



ワトソンって誰だよ・・・?



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


そんなこんなで珍しく薬草採取を何事もなく行った俺たち一行は冒険者ギルドを目指し帰路についていた。


あえて一つ上げるとすれば、角うさぎとの闘いだろう。


俺もLvが上がって楽に倒せる相手何だが、なれと油断から角攻撃をお腹に食らってしまった。


でも安心してください、俺も鎧も無傷!そう無傷なのです。


俺も強くなったもんだなーと思わず黄昏れたよ、ははは。


本当は鎧が強いだけなんだけどね。


久しぶりに本当に久しぶりにLvが上がったような気がするが、そんなに久しぶりでもなかった。


個性の強い人が多すぎて記憶があいまいになる・・・


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


冒険者ギルドで毎度お馴染みの薬草を納品し報酬を貰う。


薬草採取報酬  セーリ 1束(30本) 銅貨 3枚

        ナズ  1束(30本) 銅貨 3枚 

        ハハコ 1束(30本) 銅貨 3枚

                計  銅貨 9枚

 

今日もいい仕事したなぁー俺。偉いと誰かに褒めてもらいたい。




受付はソフィアさんがしてくれたがやっぱり落ち込んでいる感じがしたので尋ねてみみようと一大決心をする。


独り身の俺にはかなりの勇気が必要な行動だ、心臓がドックンドックンと鳴り響いている。


動悸かなと思うほどの激しさだ、だが俺は耐えた!女の子の落ち込んだ顔は見たくないのだ!



俺ってかっこいい!そう思っていたがそうでもなかったらしい。


「「顔がねー、こういう時の顔がねー、もう少しどうにかねぇー」」


二人の声がそろっている・・・



そのもう少しを教えてください!



「どうしたんですか?なんだか落ち込んでます?」


「はぁー勇者か・・・」ソフィアさんは上の空だ・・・


「えっと勇者がどうしたんですか?」


「ねぇ勇者って何だと思う?」



「まぁ普通の人間ですね」


えっ?って顔になってすぐに、笑い出した・・・


俺、何か間違えたか?勇者だって刺されたら痛いし、死ぬときは死ぬよ?

普通の人間と変わらないと思うけど???



「ははは、そうだね確かに普通の人間だ、はははは、普通じゃないところもあるけど、はははは」


えっ?ソフィアさんの笑いの壺はここですか?どこに笑う要素があったんですか?

さすがにレイリーもジュリアも困惑している。


「ゴメンなさい。じゃもう一つ質問です。君が思う勇者ってどんな感じかな?」



「勇者っていう只の肩書には何も感じませんけど、まぁ勇者としてカッコつけるなら、この二人を守るって感じですかね。」


そっとレイリーとジュリアの手を握った。今は、くそ弱くて守られる側だがいつかきっと・・・


「「「キョトン!!!」」」


三人ともキョトンって声に出して言ったよ、面白いなこれ。


ははは、もう一回お願いします。


「「ぽっ」」


残念今度は二人になってしまった。

一人は笑っているし。


「あはははは、只の肩書か、そうだね確かにそうだ、ふふ あははは」



「失敗しましたか?あー思い出した、こう言った方がいいかな?この世界のすべての人を幸せにし、魔物や魔王から皆さんを守ります!ってね。だけど俺はこんなこと言いませんよ、だって絶対にできないからね。」


俺の手の届く範囲は今のところこの二人だけだ、これからもっと広げれれば良いけどね。


「あはは、君は面白いね、勇者なのに勇者じゃない、だけど勇者だね」


とんちが出てきました???答えは一休さんに聞きに行かねば・・・


橋の端を渡って答えを聞きに行くしかない!


ち、ちがう、真ん中を渡るんだったか?


「よし!ニーナが何て言うか分からないけど、今夜少し付き合ってよ。」


レイリーさんがピキっとなった。

俺もピキっとなった。だってニーナって暗殺班の隊長だろ?

首の傷が疼くぜ。跡は残ってないけど疼くぜ!



「いやいや、レイリーさんもジュリアさんも一緒に来て。」


「「「は、はぁー?」」」


意味が分からない俺たち三人は、はぁーと気のない返事をした。



薬草採取の日 夕食前


名 前 八神 伊織(職業 勇者)(16歳)

L V 11 (20/93)

スキル 望んだ料理を作る

    聖魔法 LVMAX 

    収納空間                      

    鑑定眼+2

    剣術Lv1 

    気配察知Lv2

    危機察知Lv1

    魔力察知Lv1

    神の加護(2/4)能力補正+50


    魔王倒すスキル 51/10000

    気配察知     1/10

    鑑定眼能力UP 10/30


状態異常 なし


HP   145(+90)

MP   124(+125)

力   42(+50)

体力  56(+50)

魔力  48(+50)

知力  10(+50)    

素早さ 47(+50)

運   10(+50)




名 前 レイリー=エドワーズ(職業 聖騎士)(17歳)

L V 31 (1544/8078)

スキル 剣術Lv5・槍術Lv3・聖魔法Lv1・魔力耐性Lv2・気配察知Lv2・危機察知Lv1・神の加護(能力補正+50)

    魔力察知Lv1


能 力 


HP   551(+90)

MP   258(+125)

力   137(+50)

体力  140(+50)

魔力  97(+50)

知力  16(+50)    

素早さ 99(+50)

運   30(+50)


    魔王倒すスキル 35/10000

    剣術スキル   33/50

    気配察知     3/10 

    魔法耐性    13/20


状態異常 なし 




ジュリア=オリムカル(職業 見習魔法使い)(10歳)

L V 8 (18/48)

スキル 火魔法Lv3・水魔法Lv3・風魔法Lv3・土魔法Lv3・光魔法Lv3・闇魔法Lv3・神の加護(マジックマスター・・・魔法関係のスキル上昇率UP・魔力補正+50)

魔法耐性Lv3・魔法操作Lv3


    魔力察知     5/10

    水魔法     5/15 

    風魔法      5/15


能 力 

HP   36

MP   41(+125)

力   28

体力  40

魔力  34(+50)

知力  15    

素早さ 30

運    9


状態異常 無し作品へのご意見・感想・評価・ブクマをお待ちしております。

どうぞ宜しくお願い致します!

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