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18.親睦会をしてみよう。②

誤字脱字修正

戻ってまいりました、お屋敷に。



結局飲んだくれしまったドワーフに家具を頼み帰宅することになった。


だってもう夕方だから・・・


飲んだくれドワーフは最高の家具を作るから一週間は時間が欲しいと・・・


ってことで寝袋が確定した!




仕方がない夕食のメイド親睦会は実施できるように頑張ろう、もう夕方だけど・・・


「ミミーさんかメアリーさん居ませんかー?」



「「・・・・」」


凄く嫌そうな顔の二人が現れる。

二人とも美人さんなのにもったいない。


「今夜の夕食時にメイドさん達と俺たちの親睦会をやりましょう。新作お菓子もだしますのでよろしくお願いします。それと、メイドCに意地悪していいですか?」


レイリーとジュリアは絶賛苦笑い中。


「今回はやり過ぎと隊長も言っておりますので、構わないと思いますが、どうせなら新人三人にお願いします。それと、街中で呼ばないでください・・・」


「新人三人に?教育がてらですか?」


「お話が早いのは助かるのですが、街中で呼ばないでください。」


どんな教育になるのかは意味不明だが俺が考えることじゃないと一瞬も考えなかった。


意地悪した後にちゃんとお菓子あげるからと伝えてミミーさんとメアリーさんと別れた。


あの二人の移動速度ならすぐに伝わるだろう。


そしてしつこく言われた「街中で呼ばないでください。」と




さてとフルーツ買って帰ろうか、あぁ穀物も買い足さなきゃ、結構買うもの多いな。


し、しまったー散々寝袋寝袋って言っているのに俺、寝袋持ってなかった・・・


何処に売ってるんですかレイリーさん?


ふむふむ、冒険に必要そうなものは多少高いですが冒険者ギルドに売っているとな。


思わぬところで、冒険者ギルドへ行くことになったが、ジュリアは初の冒険者ギルドだが大丈夫だろうか?



へへへ、こんな可愛い子がこんなところでどうしたんだい?

オジサンがいい所へ連れて行ってあげる。とか言われて迫られたりしたら俺が守る。

まぁ実際に守るのはレイリーだが、それは言わない約束だ。



結果から言えば、普通に大丈夫だった・・・


俺への神罰がまだ尾を引いているらしい・・・そしてみんな引いていた・・・


今日の受付嬢はソフィアさんだった。


いつかあなたの秘密を聞き出して見せる!ニッってやってレイリーに叩かれた・・・


いやいや、この人普通にレイリーと同じくらい強いよ、不思議でしょ?


乙女には秘密があるんです!って怒られた・・・



寝袋買って帰ります!一応ソフィアさんには屋敷貰ったので遊びに来てねって言って冒険者ギルドを後にした。



なんだかんだ買って帰ったら夕食ギリギリになってしまった。


さてと、復讐の時間だ・・・

と言いつつ、ドワーフと騒いでもうどうでもよくなってしまった俺がいる・・・


しかし、主人ってことをわかってもらうために仕方がなく、そう仕方がないのだ。


ぐふふふ。


「テイィ!」


その顔止めなさいと、レイリーにチョップされた・・・


いててて・・・ってしゃがんでいたらジュリアに頭撫でられ、ダメよお兄ちゃんって言われた・・・


俺は聞き分けのない子供か!よし、もっと大人になろう・・・明日から・・・そう明日から




屋敷に入るとすぐに食堂へ案内される、もう食事の準備は出来ているようだ。


席順は上座からエリクシア様像が皆を見るように置かれ、俺、俺の正面にレイリー、その隣にジュリア。


俺の隣は空席だ、別に嫌われているからではない。



メイドの総数が14名と偶数なので一つ席が空くのは致し方ない。



俺の席の一つ隣にはメイド部隊隊長が向かい合って座っている・・・


この人たち暇なのか?と聞きたくなる・・・


後は多分だけど強い人から順番に並んでいる。一番遠くに新人どもがいる。



さすがに食事を配膳してくれるメイドとは一緒に食事はできないが、お菓子タイムは別である。


なにせ俺が配膳するからである。


ずっとお菓子で通してきたが、「スイーツ」なんて言葉がこの世界にはないのでこれからもお菓子で押し通す。



そして今日は、コース料理らしいので、順番通り頂こう。


前菜、スープ、魚料理、口直し、肉料理どれもこれも美味しい。


完全にメイドを舐めていた、のぞきや暗殺しか特技がないと思っていたがこれは認識を改めなくては。


しかし、魚にしろ肉にしろ何の身なんだろう?


美味しいのは美味しいのだが、食べた事がない味だ、きっと魔物なんだろうと1人で納得した。


だって誰も何も言わないんだもん!



そしてデザート、俺の出番、いよいよ来ました、復讐の時!


俺の小物感が半端ないが今回は目をつぶってもらおう。



上座のエリクシア様像から順番に配膳していく。


俺は甘いものがそんなに得意ではないので今回は遠慮しておく。


エリクシア様像の前には、まだ届けていないパンケーキ+アイスクリーム(品質 良)と今回の新作イチゴっぽいを使ったショートケーキとフルーツ多めのタルトだ。


そして目がキラキラしている女の子たちに収納空間から取り出し配っていく。


メイド達にはとっくにバレバレなので気にしない。


いよいよ、あのにっくきメイドCと新人二人に配るときが来た。



俺は本物の執事みたいに鮮やかに華麗にお皿を置いた・・・ゴフリンジャーキーのお皿を・・・


メイドCは唖然としながらも憎しみの籠る目で俺を睨む、残りの二人は何で私たちも?って顔してキョロキョロしている。


そして優雅に俺は自分の席に戻り


「では皆様お食べください、そして感想をお聞かせ願えればと思います。」


と、プロ執事風に言った。



「ガタン!」


椅子の倒れる音が響き、メイドCが俺に掴みかかってくる。


それを見て諜報班隊長のマエリスが止めようとしたが、俺はそれを制した。


やりたいようにやらせる為に・・・


ぬぉーーーーー食らえ猫パンチ!(ポコポコ)


な、なにぃー俺が押されているだと・・・


腐っているが、さすがメイド部隊に所属できるだけの事はある!


さらに相手はグーパンチ!(ボコボコ)


知っていたが勝ち目が最初からない!



どうどうとレイリーに止められ、よしよしとジュリアになだめられる・・・


相手は諜報班隊長のマエリスにチョップされている。


グルルルルとお互いにやる気十分だ!


お互いに睨み合ったまま、数秒が流れた・・・


メイドCが急に動いた、そうエリクシア様のお菓子に向かって


「もらったー」っと嬉しそうに飛びつくがそれは愚策にもほどがある。


俺は思わず叫んだ「ヤメロー・・・」



ライバルの死を直感した俺の叫びもむなしく、一筋の稲妻が落ちた!


一筋の稲妻が二筋と枝分かれし俺とメイドCに直撃した。



なぜ?俺もなんですか・・・?



ガクッと膝まづいた俺にはハッキリと聞こえた。



「話が長くてパンケーキは冷めるし!アイスクリームは溶けるし!許しません!作り直しなさ−−−−−−−い!」



天からの声がこだました。


親睦会後の夕食後


名 前 八神 伊織(職業 勇者)(16歳)

L V 10 (4/75)

スキル 望んだ料理を作る

    聖魔法 LVMAX 

    収納空間                      

    鑑定眼+2

    剣術Lv1 

    気配察知Lv1

    危機察知Lv1

    魔力察知Lv1

    神の加護(2/4)能力補正+50

    


    魔王倒すスキル 45/10000

    気配察知     6/10

    鑑定眼能力UP  5/30


状態異常 なし


HP   115(+90)

MP   102(+125)

力   40(+50)

体力  52(+50)

魔力  43(+50)

知力  10(+50)    

素早さ 45(+50)

運   10(+50)




名 前 レイリー=エドワーズ(職業 聖騎士)(17歳)

L V 31 (1453/8078)

スキル 剣術Lv5・槍術Lv3・聖魔法Lv1・魔力耐性Lv2・気配察知Lv1・危機察知Lv1・神の加護(能力補正+50)

    魔力察知Lv1


能 力 

    

    魔王倒すスキル 35/10000

    剣術スキル   28/50

    気配察知     8/10 

    魔法耐性     8/20


状態異常 なし 




ジュリア=オリムカル(職業 見習魔法使い)(10歳)

L V 5 (20/24)

スキル 火魔法Lv3・水魔法Lv3・風魔法Lv3・土魔法Lv3・光魔法Lv3・闇魔法Lv3・神の加護(マジックマスター・・・魔法関係のスキル上昇率UP・魔力補正+50)

魔法耐性Lv3・魔法操作Lv3

能 力 

HP   16

MP   22(+125)

力   19

体力  20

魔力  22(+50)

知力  11    

素早さ 23

運    8


状態異常 無し

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