168.魔族の街へ潜入してみよう。(準備中)
やってまいりました、魔族の街へ。
どうやら、ミニクさんが街に到着したようだ。
どうして分かるかというと、マッピングスキルによりミニクさんの移動情報を得ていて、移動距離が近場を行ったり来たりしているからだ。
多分俺を待ち構える準備でもしているのだろう。
ふふふ、甘いぞミニクさん! 罠があると分かっているの所へ俺が行くわけがない! 俺は超ビビリなのだ!
罠があると分かっているのならば、此方も対処のしようがあるってもんよ!
ミニクさん曰く魔族は纏まりがないという話だし、変な人も多いらしいから、今回の作戦は [待ち人来ない作戦]で行こうと思う。
あの有名な、おみくじの吉とかでありがちな待ち人来ないですね。
待ってるのに相手が来ない、纏まりがなく変な人多めの魔族がいつまでも団結して待てるわけがないからな。
相手が待っている間俺達は、色々な街を巡り楽しむというわけだ。 ふふふ、インターロケンやビデール共和国の街には行ったことないから楽しみだ。
1日目……
「イオリ様、そろそろ行きませんか?」
レイリーさんまだ早いよ……
2日目……
「旦那様、そろそろどうじゃ?」
ラヴィーニャさん早いって!
3日目……
「イオリ君、毎日楽しいね!」
さすがマエリスさん分かっている!
4日目……
「お兄ちゃん、そろそろ行ったら?」
ジュリアさん早いから……
5日目……
「イオリ君そろそろだよね?」
夏希さん……
ダァー!! 皆、なんでそんなにせっかちなんだよ!
今行ったら、調度準備できましたけど、ようこそでしょうが!
今から待つぐらいじゃないとダメでしょうが!
…… シクシク……
もう出かけようか……? 罠があるなら罠ごと攻略すればいいし……
シクシク……。
戦わない方法もあるもん! 罠に引っ掛からない方法考えてるもん! こっそり魔族の街に侵入するもん!
「あっ、イオリ様が拗ねた……」
「だ、旦那様すまんのじゃ、よしよし……」
「お兄ちゃんごめんね、よしよし。」
プイッ! よしよしされても今回は許さないもん!
「へーイオリ君が拗ねてるの初めて見たけど何か可愛いね。お姉ちゃんが慰めてあげるよー うりうり!」
……。
な、夏希さん止めて…… おっぱいは止めて……
「イオリ様可愛いですね。では私もうりうり! ってできません! 恥ずかしすぎます!」
マリーアさん……気持ちは嬉しいけど今はプイッだもん!
「はいはい、皆部屋から出てください、私がイオリ君を慰めますので。」
マエリスさんはこの中ではお姉さん役なのである、マリーアの方がかなり歳上なのにマリーアは中身が幼いから……
そして、二人きりの部屋で慰めてられる……訳もなく……
「イオリ君、実際のところどう読んでますか?」
プイッ!
ふふ、私にはその演技いりませんよ?
ぐぬぬ…… バレていたか……
実際のところ相手は準備が整ってバッチコイ情態だと思うよ、でもミニクさんだけならなら見逃してくれるかな?
「その可能性はありそうですね。」
今は魔族の前だから軍を揃えているだけであって、俺達に捕虜にされたときの恩と言うか義理と言うかをかえそうとしてると思うからね。
「そうですねあの方は義理堅いですからね。」
でも、今回は返してもらわないつもりなんだ、俺のマッピングスキルならミニクさん位置は分かるのは知ってるよね? でね、ミニクさんの軍は地上には出てなくて、多分地下に集結してると思うんだ。
「その理由は?」
ミニクさんは俺の調査をしたといっていたから、俺が直接ミニクさんのところへ転移出来ることも知っているはず、だからミニクさんは囮でミニクさんの家か城の周りに軍を配置してると思うんだ。当然ミニクさんの近くにも数人はいるだろうけど、ミニクさんの話を聞いてくれる信用できる者しか置いてないと思うんだ。
「そこまで分かっているなら作戦は決まっているんですね?」
うん。念のため空からの偵察してからだけど、ミニクさんは地下にいるだろうから、ミニクさんの真上の地表に行けば、俺のマッピングスキルで三次元的に地下空間を把握できるからね、後は安全そうな所を探して転移しちゃえばバレないというわけだけど、どうかな?
「ふふ、バレたところでレイリーちゃんに太刀打ちできる者がいるとは思えないけど、バレたら帰ってこればいいだけだからね。」
そのつもりだけど……今回一番危険なのはマエリスだから…… 俺とレイリーとラヴィーニャで護衛に着くと言っても距離はある程度は離れてるし、不意の攻撃には対処が難しいから、十分気を付けてね。
「了解です。 大丈夫ですよ、私、イオリ君の赤ちゃんを産むまでは死にませんから、ふふ、言っちゃった!」
マエリス…… それ俺の世界ではフラッグと言ってだね、死ぬ人の台詞なんだよ……
「きゃー怖いなーイオリ君助けてー ぎゅっ!」
マエリスは俺に抱きついてきたが、ずいぶん言葉が軽いね……?
「だって死ぬわけないし。ぶっちゃけイオリ君って死者の蘇生も可能でしょ?」
……。
それは秘密です……。
「ふふ、二人だけの秘密だね! それで何時出ますか?」
えっと、明日にでも出発しようか?
「了解です、準備はできてるからね。 ドアの向こうにラヴィーニャちゃんの気配を感じるから演技スタートね。」
プイッ!
「もう〜イオリ君よしよし…… 今回はこれでもダメ?」
プイッ!
「はぁー 仕方ないわね、一人にしてほしいのね。」
プイッ!
「はいはい、皆みは伝えておくからね、じゃあね。」
プイッ……。
……。
……。
「マエリスどうなのじゃ旦那様の様子は?」
「今回は長いかもねぇー。」
「なんと! わらは達は反省しておるのじゃぞ旦那様〜」
「今日は一人で居たいって言ってたから、そっとしておこ。」
「仕方ないのじゃ……。」
……。
……。
マエリスありがとう! 久しぶりの一人の時間を満喫したぞーーー! って、なにもしてないよ! なんにもしてないからね! 本当だよ!? 信じてよ?
魔族の街へ侵入前日の夕食後
名 前 八神 伊織(職業 勇者)(16歳)
L V 31 (1378/8078)
スキル 望んだ料理を作る・理を壊す者・空間魔法LvMAX・収納空間・剣術Lv5・水魔法Lv・火魔法Lv2・土魔法Lv2・風魔法Lv2・気配察知Lv6・危機察知Lv5・気配遮断Lv4
魔力察知Lv6・魔力耐性Lv7・魔力操作Lv6・奴隷契約・マッピングLv4・メンタリストLv6・神眼・神の加護(4/4)能力補正+200
魔王倒すスキル 80/10000
メンタリスト 54/60
気配遮断 13/40
光魔法 4/10
HP 1336(+280)
MP 1229(+350)
力 179(+200)
体力 191(+200)
魔力 182(+200)
知力 24(+200)
素早さ 183(+200)
運 31(+200)
状態異常 なし
名 前 レイリー=エドワーズ(職業 剣聖)(17歳)
L V 34 (3531/12622)
スキル 剣術MAX(+1)・槍術Lv3・聖魔法Lv2・火魔法Lv1・魔力耐性Lv4・気配察知Lv7・危機察知Lv6・縮地Lv2・神の加護(能力補正+50)
魔力察知Lv1・気配遮断Lv4・身体強化Lv8・魔法剣 [称号:剣神 各種能力+200]
HP 667(+405)
MP 276(+275)
力 152(+330)
体力 155(+300)
魔力 109(+200)
知力 17(+200)
素早さ 112(+300)
運 35(+200)
魔王倒すスキル 38/10000
縮地 6/20
気配遮断 6/40
身体強化 84/110
状態異常 なし
ジュリア=オリムカル(職業 ウイッチ)(10歳)(職業補正+20)
L V 31 (681/8078)
スキル 火魔法Lv8・水魔法MAX・風魔法MAX・土魔法Lv6・光魔法Lv3・闇魔法Lv3・神の加護(マジックマスター・・・魔法関係のスキル上昇率UP・魔力補正+50)
魔法耐性Lv7・魔法操作Lv6・魔力察知Lv5・薬学Lv1・心理学Lv5
魔力操作 8/60
火魔法 51/55
心理学 2/50
土魔法 14/30
HP 551
MP 517(+145)
力 99
体力 137
魔力 134(+70)
知力 52(+30)
素早さ 101
運 31
状態異常 無し
名 前 ラヴィーニャ=ゼノーニ(職業 王女)(14歳)
L V 30 (6331/6462)
スキル 王の威厳・気配察知Lv4・気配遮断Lv4・危機察知Lv6・神の加護(格闘系攻撃力UP 力、体力、素早さ補正+50)
身体強化Lv8・体術スキルLv8・回避スキルLv8・獣闘術Lv8・火魔法Lv1・獣化
身体強化 102/110
体術スキル 102/110
回避スイキル 102/110
HP 583(+120)
MP 66
力 160(+75)
体力 135(+75)
魔力 66
知力 20
素早さ 162 (+75)
運 38
状態異常 無し
名 前 マリーア=パール(職業 吟遊詩人)(215歳)
L V 44 (109523/124800)
スキル 弓術Lv6・風魔法Lv5・歌Lv6・応援Lv6・回避Lv6・隠密Lv5・気配察知Lv4・罠解除Lv5・神の加護(森ガール・・・森では能力補正+100、その他の地形では能力補正+25)
歌 42/60
応援 32/60
回避スイキル 32/60
HP 997(+50)
MP 953 (+50)
力 161(+25)
体力 176(+25)
魔力 173(+25)
知力 69 (+25)
素早さ 163 (+25)
運 45
状態異常 無し




