155.勇者の初めては誰のものかを話し合ってみよう。
やってまいりました、ドワーフの国ベルノ王国へ。
さて、先日マリーアに告白されまして、なんとついに嫁四人、婚約者一人、恋人一人と、まぁ初恋人ができたのです!
ふふふ、ついについに初彼女なのです! 人生初です! 浮かれています、初の彼女がエルフ何です! 綺麗でちっパイなのです。
よって今日は彼女のお願いを聞いて、エルフの村へ向かっている最中なのです。
エルフの村はドワーフの国の北側に位置しているため、ついでにドワーフに頼み事をしてから向かおうとなりまして、今はドワーフ王国のお城にいるわけです。
「これはよく来たな神裸殿。先日もらった湖は実に良い! 凄く良い!」
それはよかったですね。(棒)
凄く喜んでいるドワーフ王に今日はお願いがありまして……
「何でも言ってみるがいい。神裸殿の頼みならば何なりときこではないか。」
では、お言葉に甘えて。先日の戦争で俺の得た領地のインフラの整備をお願いしたくてですね。 例えばここドワーフ王国からお酒湖を経由して俺の国の首都への道とか。また獣人の国とインターロッケン王国の間に首都を建設予定なんですがそこへ通じる道の整備とか。ついでに首都の建設なんかも……
「うむ……。道の建設は神裸殿が行ったほうが早いと思うのだが? 首都の建設も神裸殿が土魔法を使ってある程度整備を行えば後はこちらで手を貸すことも構わないが。そもそも神裸殿なら市民の住宅ぐらいは創造できるのではないか?」
そ、そうなんだ? 確かに前ゴブソンなる村の建設に手を貸したことはあったな。あのときよりも俺のレベルは上がっているし、シュウも器用になっている。 やってやれないこともないのか?
ならばまずは土魔法の修得と材料の木材の手配だな。 まぁ木材は大森林で刈りまくって、また理不尽スキルで森に戻せば問題ないし、エルフの村は大森林の中みたいだからそこで行えば手間も省けそうだ。
ならばやることは一つ、デートだな! 異論は認めない! 土魔法の修得までこの街でマリーアとデートする! だって初彼女なんだからそれくらいはいいよね?
却下!
却下!
却下なのじゃ!
却下!
却下!
嬉しいです!
何故だ!? 前前から言ってるじゃん! 俺は恋人まぁ彼女と呼ばれる存在とイチャイチャしながら、街をぷらぷらしたいって。 物事には順番があるってさ! 徐々に愛をだな確かめ合ってだなわかる?
「旦那様の言うことはわかる。確かにわらはとしてもそれはありだと思うのじゃ。だがしかし、この世界では余り一般的ではないのじゃ!」
何故だ?! 何故なんだ?!
「そんなまどろっこしい事をしていては、結婚までにどちらかが死んでるかもしれん、そうなっては子が産まれんではないか。」
むむむ、なんとなく納得してしまう、この世界は命が軽い。ある日突然魔物にってことや、まだまだ盗賊なんかも沢山いるからな。悲劇が起こる前に、子だけは残せって事か……
でもこれって貴族の話だよね? 俺、貴族じゃないし関係ないよね? 夏樹さんもそうでしょ?
「そうね。私も貴族じゃないから、今から婚約者件恋人でいいかな?」
そ、そうきたか!? そんな手があったとは。?!
ってことはマエリスも貴族じゃないから、嫁件恋人になるわけか?
「な、な、な、な納得いかんのじゃ! ならば、我ら貴族達はすぐに子作りを希望するのじゃ!? 危険が迫っておるのじゃー子作りするのじゃー!」
待て、ラヴィーニャ! この大衆の前でそれはまずい。 ならば、仕方ない緊急家族会議を行うしかない!
俺たちはドワーフ王に一室を貸してもらい緊急家族会議を行った。
その時ドワーフ王には大変だなって感じで見られた訳だが…… なら助けてよ!
ては、議長ラヴィーニャさんどうぞ。
「ごほぉん。では、今日の議題はこれなのじゃ! 誰が一番最初に旦那様の相手になるかを決めるのじゃ!」
ぶほっ! 議長!意味がわかりません! 俺は恋人とのデートの話をしていたのであります!
「わらはは、子作りの話をしていたのじゃ! 市民の話ではなく市民を統治する王族貴族の話のほうが大事な事だと思わんかのぉ?」
ぐはっ!? 確かにそうかも知れない…… ならジュリアとラヴィーニャはまだだから、レイリーかマエリスだよね?
「なっ!? なぜそうなるのじゃ?! わらはのことが嫌いなのか?」
いや、単純に未成年だし。
「……。 議題の変更をするのじゃ! チェンジなのじゃー!」
ふふ、勝ったな! 俺的には、子作りは魔王を倒してからで十分だ。 もしかりに妊娠してしまったら旅の続きはどうなる? 誰がかけても旅は続けていけないのだから。
俺は弱い、でも俺達は強いからね。
では皆で街を散策しに行こうじゃないか、いや〜久しぶりの異世界散歩で嬉しいぞ。
感想、レビュー、ブクマ、評価、待ってます!!
ドワーフの国へ到着した日の夕食後
名 前 八神 伊織(職業 勇者)(16歳)
L V 30 (3647/6462)
スキル 望んだ料理を作る・理を壊す者・空間魔法LvMAX・収納空間・剣術Lv5・水魔法Lv1・火魔法Lv1・気配察知Lv6・危機察知Lv5・気配遮断Lv2
魔力察知Lv6・魔力耐性Lv7・魔力操作Lv5・奴隷契約・マッピングLv4・メンタリストLv5・神眼・神の加護(4/4)能力補正+200
魔王倒すスキル 79/10000
メンタリスト 41/50
魔力操作 42/50
気配遮断 8/20
土魔法 1/10
HP 1244(+280)
MP 1142(+350)
力 171(+200)
体力 183(+200)
魔力 174(+200)
知力 22(+200)
素早さ 175(+200)
運 30(+200)
状態異常 なし
名 前 レイリー=エドワーズ(職業 剣聖)(17歳)
L V 33 (11960/12622)
スキル 剣術Lv9(+1)・槍術Lv3・聖魔法Lv2・火魔法Lv1・魔力耐性Lv4・気配察知Lv7・危機察知Lv6・神の加護(能力補正+50)
魔力察知Lv1・気配遮断Lv1・身体強化Lv8・魔法剣 [称号:剣帝 各種能力+100]
HP 637(+205)
MP 272(+175)
力 148(+230)
体力 151(+200)
魔力 106(+100)
知力 16(+100)
素早さ 109(+200)
運 33(+100)
魔王倒すスキル 37/10000
剣術スキル 93/130
気配遮断 2/10
身体強化 21/110
状態異常 なし
ジュリア=オリムカル(職業 ウイッチ)(10歳)(職業補正+20)
L V 30 (2950/6462)
スキル 火魔法Lv7・水魔法MAX・風魔法MAX・土魔法Lv5・光魔法Lv3・闇魔法Lv3・神の加護(マジックマスター・・・魔法関係のスキル上昇率UP・魔力補正+50)
魔法耐性Lv7・魔法操作Lv4・魔力察知Lv5・薬学Lv1・心理学Lv4
魔力操作 35/40
火魔法 23/35
心理学 18/40
HP 517
MP 484(+145)
力 94
体力 135
魔力 132(+70)
知力 50(+30)
素早さ 96
運 30
状態異常 無し
名 前 ラヴィーニャ=ゼノーニ(職業 王女)(14歳)
L V 30 (2138/6462)
スキル 王の威厳・気配察知Lv4・気配遮断Lv4・危機察知Lv6・神の加護(格闘系攻撃力UP 力、体力、素早さ補正+50)
身体強化Lv8・体術スキルLv8・回避スキルLv8・獣闘術Lv8・火魔法Lv1・獣化
身体強化 39/110
体術スキル 39/110
回避スイキル 39/110
HP 583(+120)
MP 66
力 160(+75)
体力 135(+75)
魔力 66
知力 20
素早さ 162 (+75)
運 38
状態異常 無し
名 前 マリーア=パール(職業 吟遊詩人)(215歳)
L V 44 (105160/124800)
スキル 弓術Lv6・風魔法Lv5・歌Lv5・応援Lv5・回避Lv5・隠密Lv5・気配察知Lv4・罠解除Lv5・神の加護(森ガール・・・森では能力補正+100、その他の地形では能力補正+25)
歌 29/50
応援 19/50
回避スイキル 19/50
HP 997(+50)
MP 953 (+50)
力 161(+25)
体力 176(+25)
魔力 173(+25)
知力 69 (+25)
素早さ 163 (+25)
運 45
状態異常 無し




