表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

148/193

148.最前線でイチャイチャしてみよう。

やってまいりました、国境へ。



 宣戦布告をされてからちょうど一週間、獣人の国とインターロケン王国の国境で両軍が対峙している。


 戦争と言っても全軍がいっぺんにぶつかり合うわけではない。 数百から多くても一万程の軍勢がぶつかり合い数を減らし合う、そんな感じがこの世界の戦争らしい。 


 相手の方が数が多いが、あのアホ王は戦争には慣れている、ドワーフや獣人の強さを身をもって知っているのだ、だから油断はない。 こちらの軍勢もアホ王の戦争の上手さを知っているので、油断はない。

 

 俺は何も知らないので、油断しまくりだ! ラヴィーニャは総大将として軍の中央後方に陣取り一応念のため護衛として駄龍を置いてある。


 駄龍は「人間の争いには絶対に手をかさん!」と言っていたが、ラヴィーニャに危険が訪れれば手を貸してくれるだろう。 なんだかんだ言ってお人好しなのだから。


 ジュリアは、魔法が強力過ぎるので間違って相手兵を皆殺しにしてしまう恐れがあるのでラヴィーニャの隣、俺、レイリー、マエリス、マリーア、夏希さんは最前線で陣取っている。



 マリーアの歌を聞きながら……



 このマリーア、酔っているとジャイアンだけど、普段はとっても歌が上手かった。そしておしとやかなのだ! 筆談させると毒があるのに、しゃべらせるとおしとやかなのだ! どっちが本当のマリーア? と論議をしたほどである。 俺としてはおしとやかな方が嬉しい。 そして、大人しい性格を夏希さんにお裾分けしてほしい……


 それにしても、この人いつになったら気づくんだ? アレルギーは慣れでは治らないと言うことに…… 相変わらずおっぱいを俺に押し付けては、俺をイガイガさせる。 それをレイリーやマエリスが止めて…… 端から見てみれば何イチャイチャしてんだよ! 軍の最前線で……って思われているに違いない だって俺達がいる辺りの空気だけピンクなのだ。 周りの空気が痛い……




 さて、あまり遊んでいると俺の名誉が、元々ない名誉がますますなくなる。相手も攻めて来たことだしそろそろ、本気出そうかな?



 相手はまずは様子見と言わんばかりの数で攻めて来ている。総数は隣の獣人さんに聴いたところ3千と言ったところらしい。 ならば、こちらは千ほどでちょうどいいだろうと進言する。一応俺はラヴィーニャのお言葉で作戦を立てる立場にいるからだ。


 理由を問われたが、マリーアの歌の効果と、俺の援護系魔法の二重がけで普段の倍は強くなるはずだから、むしろ数が多すぎると同士討ちになるかもよ?っと説明しておいた。

 

 スキルが進化しても聖魔法はそのまま使えるのだ!


 「では、婿どの進言通りこちらは千の兵士で相手をしてみようではないか!」


 そう獣人の隊長さんが言い兵を突撃させる。 俺って婿なんだ……?


 ここはだだっ広い平地なのだ、作戦もくそもない自分達の強さを見せつけるだけの戦いが始まった。


 半信半疑の獣人・ドワーフ・人間の兵達も自分の身体能力の上昇に気をよくし存分に暴れまわっている。 最初は戸惑いも見えたが、慣れれば問題ないようだ。 ほどなくして、相手を蹂躙し始める。三倍もの敵を簡単には蹂躙し始めたのだ、俺の予想より此方の兵たちは強かったようだ。 こちは側の被害はほぼないと報告を受け、相手の被害は甚大と聞く…… 


 あまり人殺しをしたくないそう思う俺は甘いのだろうか? 全く死者なしと言うわけにはいかないとラヴィーニャさんに言われている、しかしこれ以上の死者は俺が出させない……



 ふふふ、俺は甘いのだ! そして俺の周りの空気も甘いのだ……



 アホ王は焦った顔をしているとマエリスが教えてくれた。どんだけ遠くが見えるんだよ! 俺の目には米粒ほどにも見えていないのに。


 焦っている王の次の策は二万から三万の兵をぶつけ合うと言うものだった。この世界の常識に照らし合わせれば規格外の戦法である。



 獣人達にも少しばかり活躍の場を与えたことだし、次は俺がやるからね。 相手の二万から三万の兵に対しこちらは俺とレイリーとマエリスだけ。ぶっちゃけ俺だけでよかったが、俺の作戦の成功率をあげるためついてきてもらったのだ。

 

 二人にはあまり見せたくなかったが、マエリスは遠くが見えちゃうようだから関係ないね? ではやってみます!


 

 俺はいつかのファイアボールに、すべてを焼き払う冷たく巨大な炎と意思を送りファイアボールを投げる。


 轟音を立て炎は相手を包み込むように広がり相手を燃やし尽くす……装備のみを。



 「ぎゃ〜あ、あつい……? あれこの炎熱くない?」



 相手は冷たい炎に驚き、そして装備している鎧に武器、下着のすべてを焼き尽くす炎にさらに驚いている。 装備は燃えても体は燃えないのだ!

 

 相手の兵士は恥ずかしそうに退却していく、レイリーをつれてきたのが成功したようだ。  



 しかしレイリーに怒られた! 「変なもの見せないでくださいと……」


 俺にもついてるんだけど? 


「イオリ様のは……モジモジ……」



 

 アホ王は口を大きく開けてあがあが、言っているとマエリスが教えてくれた。 マエリスは、拷問で見馴れているのか? 何も言わない。


 さて、味方の反応は? あがあが、言っている……


 獣人達も俺の攻撃に唖然とし俺を尊敬する、そして最前線でイチャイチャしだした姿を見て軽薄する…… よしプラスマイナスゼロだな!


 こういうところ直せてことだな…… 勉強になった。



 どうよ? これが俺が考えた相手を無力化させる作戦、その名も「可愛い娘の前ですっぽんぽん作戦」である! レイリーにのみ重大な被害出るだけの平和的な作戦なのである! 一部に見せたいと思っている変態がいたようだが、そいつらには世のため人のため死んでもらった、社会的に…… 


 さて、どんどん行こうか?


「行きません!」


 

 レイリーが、退却してしまったようだ…… この作戦諸刃の剣だったようだ……


感想、レビュー、ブクマ、評価、待ってます



戦争中の夕食後


名 前 八神 伊織(職業 勇者)(16歳)

L V 30 (3247/6462)

スキル 望んだ料理を作る・理を壊す者・空間魔法LvMAX・収納空間・剣術Lv5・水魔法Lv1・火魔法Lv1・気配察知Lv6・危機察知Lv5

    魔力察知Lv6・魔力耐性Lv6・魔力操作Lv5・奴隷契約・マッピングLv4・メンタリストLv5・神眼・神の加護(4/4)能力補正+200 


    魔王倒すスキル 79/10000

    メンタリスト   5/50

    魔力操作     6/50

    魔力耐性    42/60


HP  1244(+280)

MP  1142(+350)

力   171(+200)

体力  183(+200)

魔力  174(+200)

知力  22(+200)    

素早さ 175(+200)

運   30(+200)


状態異常 なし



名 前 レイリー=エドワーズ(職業 剣聖)(17歳)

L V 33 (11560/12622)

スキル 剣術Lv9(+1)・槍術Lv3・聖魔法Lv2・火魔法Lv1・魔力耐性Lv4・気配察知Lv7・危機察知Lv5・神の加護(能力補正+50)

    魔力察知Lv1・身体強化Lv7・魔法剣 [称号:剣帝 各種能力+100]


HP   637(+205)

MP   272(+175)

力   148(+230)

体力  151(+200)

魔力  106(+100)

知力  16(+100)    

素早さ 109(+200)

運   33(+100)


   魔王倒すスキル 37/10000

    剣術スキル   57/130

    危機察知    26/50 

    身体強化    76/90


状態異常 なし 



ジュリア=オリムカル(職業 ウイッチ)(10歳)(職業補正+20)

L V 30 (2550/6462)

スキル 火魔法Lv6・水魔法MAX・風魔法MAX・土魔法Lv5・光魔法Lv3・闇魔法Lv3・神の加護(マジックマスター・・・魔法関係のスキル上昇率UP・魔力補正+50)

魔法耐性Lv7・魔法操作Lv3・魔力察知Lv5・薬学Lv1・心理学Lv3


    魔力操作     29/30

    火魔法     17/30 

    心理学      12/30

 

HP   517

MP   484(+145)

力   94

体力  135

魔力  132(+70)

知力  50(+30)    

素早さ 96

運   30


状態異常 無し



名 前 ラヴィーニャ=ゼノーニ(職業 王女)(14歳)

L V 30 (1738/6462)

スキル 王の威厳・気配察知Lv4・気配遮断Lv4・危機察知Lv6・神の加護(格闘系攻撃力UP 力、体力、素早さ補正+50)

    身体強化Lv8・体術スキルLv8・回避スキルLv8・獣闘術Lv8・火魔法Lv1・獣化


    身体強化     3/110

    体術スキル   3/110

    回避スイキル  3/110

 

HP   583(+120)

MP   66

力   160(+75)

体力  135(+75)

魔力  66

知力  20    

素早さ 162 (+75)

運   38


状態異常 無し



名 前 マリーア=パール(職業 吟遊詩人)(215歳)

L V 44 (104760/124800)


スキル 弓術Lv6・風魔法Lv5・歌Lv4・応援Lv4・回避Lv4・隠密Lv5・気配察知Lv4・罠解除Lv5・神の加護(森ガール・・・森では能力補正+100、その他の地形では能力補正+25)


  歌        33/40

    応援      23/40 

    回避スイキル  23/40

  

HP   997(+50)

MP   953 (+50)

力   161(+25)

体力  176(+25)

魔力  173(+25)

知力  69 (+25)    

素早さ 163 (+25)

運   45 


状態異常 無し 

 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ