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144.結婚式の準備をしてみよう。③

やってまいりました、獣人の国の首都サイナルヘ。



 結婚式を明日に控え、今日は民族大移動の日だ。各国王族や上位貴族が俺達の結婚式に出席してくれる。そのため護衛として百人前後の兵士の同行は許可している。 

 

 まぁ百人程度では駄龍のブレス一発で灰になってしまうのだが、誰も駄龍が参加するとは思っていない。そもそも伝説にしか登場しない駄龍の存在を知っている人がどれだけいるのだろう?

 

 まぁサプライズの意味も込めて秘密にしてあるわけで、秘密?はエリクシアとウルリカなのだが、駄龍に比べるとサプライズ感が凄いはずだ!そして最後は魔王アリーヤなのだが、来てくれるといいな。


 てか、この世界の神をエリクシアと呼び捨てにして俺怒られないのか? もう周知の事実なので問題ないのか? 後でこっそり王妃様に確認しよう。


 では、何か問題が起きてもいいように王妃様をお連れしてから、各国を巡ろうかな。


「イオリ、おめでとう。心から祝福を……」


「お兄ちゃん! おめでとうーのおっぱいだよ?」


 イガイガするからやめて…… そして王妃様こいつらを叱ってやってください!


「イオリ殿、おめでとう……娘はやらんぞ!」


 国王陛下、いや義理パパよ!絶対に貰わないから心配いりません!


 アンタルシアから同行する護衛は、レイリーの身内とジュリアの身内と騎士団長のディランさんとイヴィアン二人のみ。


「今から訪れる場所で、護衛の価値はおありで? 私達の身の安全はイオリにすべてをお任せです。メイド達に聞く話では、イオリに不可能ならこの世界で私達を守れる人はいませんから。」


 はは、信用され過ぎな気もするけど確かにそうかな? でも、魔王も呼んでるからあんまり気を抜きすぎると危険ですよ?


「へっ? 何を言っているのですか?」


 あの王妃様が動揺している、ふふふ、これはいいサプライズになるはず……?


 いや、この間魔王に会って、その時声をかけたんですが、まずかったですか?


「不味いもなにも、もし本当に魔王が現れたとして、私達生きて帰れるのでしょうか?」


 あぁーそれは問題ないです。エリクシアとウルリカも呼んでますので、きっと守ってくれるはずですから。


「えっと? エリクシア様を呼び捨てなのですか? やはり報告にあった関係になっているということなのでしょうか?」


 そうっす! 俺、エリクシアと結婚してるんで今は呼び捨てで呼んでますので…… いやー改めて説明すると恥ずかしいですね。あははは。


 「頭が痛くなってきました…… その話が本当だったとは…… メイド達から情報は来ていたのですが、まさか本当だったとは…… まさか古代竜様の話も本当なのですか?」


 あぁ駄龍ね!あいつは俺のしもべみたいなもんですから、あはは。


「誰がしもべだ! この腐れ悪魔が!」


 人間の姿の駄龍は、何故かかっこいいのだ、少しムカつく。 


 こいつが駄龍です。まぁ紹介するのも恥ずかしい存在なので軽くでいいですよね?


「イオリ……私はあなたを息子として迎えたことを心から嬉しく思いますよ。でも古代竜さまは、わがアンタルシアの守護者できれば、駄龍呼ばわりは……」


 いやこいつ弱いくせに生意気で……


「古代竜様が弱いですって? いやそんなはずは……?」


 俺よりは弱いって話ですよ。あそこの本家剣聖さんよりは少しばかり強いですから。


「ワシはお前に負けたとは思っておらんからな!」

 

 ほぉ? 俺はいつでも相手になってやるぞ?


「二人とも、メッ!」


 レイリーさんに怒られてしまった。 これでは、レイリーさん最強説がアンタルシアで流れそうだ。 あっ! もともとアンタルシアで最強だった……


 レイリー、おめでとう。これで、あなたも私の娘ですね。これからもよろしくね。ふふ。


 邪悪な顔で王妃様が笑ってる…… この世界の神を嫁にし、さらにこの世界の伝説ドラゴンを顎で使う俺を息子に持ち、アンタルシアいや、多分この世界最強の剣士になりうるレイリーに、この世界最強の魔法使いジュリア、そして獣人の国の女王が一気に自分の娘になるのだ、腹黒王妃様がなにも感じないわけがない。 魔王討伐後のこの世界のことが心配になる。

 



 次はヨンモリッツの女帝を迎えに…… あの人きっと暇だから最後でいいかな? 来るとうるさいし。





 さて、ラカルノ王国へ行こう。あそこの国は話がすんなりついたし、感じのいい王様だったから。 多分、メイド経済圏に入ったおかげで経済が活発になり始めたのだろう。そのせいなのかニーナさんを見る目が優しかったからな。 単純にメイドの格好をしている娘が好みってことはないと信じたいところだな。



 ラカルノ国王の護衛は当初の予定通り100名だそうで、上級者貴族もその100名の中に含まれているそうだ。約束をまもってくれるところも好感が持てる。

 

 俺の仕事と言えば、招待客を連れサイナルへ転移し王妃様のもとへ案内するところまでになる。 なぜ、王妃様のところかと言うと、柔らかく言うならば、家の息子のためにどうのこうの、だから仲良くしてねって言っているのだが、本心はうちと仲良くできないなら滅ぼすよ?ってあふれでるオーラが言っている。


 ラカルノ国王の首が心配になるほどのスピードでうんうん動いている……


 これが、上手な力の使い方か、うむ勉強になる! 結局いつの世も経済を握られたらもう終わりなのだなと思うわけで。



 さて次は、戦争大好きインターロケン国王だな。王妃様の手紙で冷や汗だらだらだったけど、手紙の内容は不明なままだ……


 まぁありがちなことで言えば、獣人の国、ドワーフの国に、ヨンモリッツ帝国、そしてアンタルシアで攻めるぞコラァってな感じなんだろう。 あとはインターロケン国の妃達ををお菓子で釣っているかだな。女の人の食い意地はこの世界のバランスをも崩す勢いだし。


 この戦争大好きインターロケン国王は護衛と称して、10000人もの兵士を連れていく気でいたらしいが、俺がそんなことを許すわけがない。 この頭の悪い王様にわかってもらうために、仕方なく王宮ごと転移してみる。


 当然兵士は置いてきてある。転移した場所は、獣人の国の門の真ん前にだ。城壁も堀もないこの王宮を頑張って守ってね、とにっこりとして放置したら、スグにごめんなさいしたわけで素直なことはいいことだね。 まぁ身内の女性陣に怒られているから王妃様の手がすでに伸びていたのだろうけど。

 

 上には上があると分かってもらえただろう。



 さて次は、ドワーフの国王だが、こいつらは酒さえあれば、問題ない。兵も護衛も貴族も一般市民も酒だけあれば問題ない。飲みきれない程のお酒を用意してありますって言えばホイホイ着いてくる。これでいいのかドワーフさん!



 よし、これで全員揃ったな、よしよし。


 

 明日の結婚式が楽しみだ。


「私がまだなんだけど?」


ん?幻聴か?


「もしもし、私がまだなんだけど?」


んん? 聞き覚えのある声が頭の中に響きわたる…… 


ちっ! 忘れたふりしておこうと思ったのに……  てか、どんなスキルを使っているんだ? 帝国侮れん!


そして護衛として連れてきたのはギュンターさん一人のみ…… いや、あんた皇帝でしょ? もう少し護衛を……


「ん? ここには腹黒大王にラヴィーニャちゃんもいるから安心だから。」


ギュンターさんは眉間を押さえて頭を振っている……頭が痛くなる気持ち分かりますよ……





さてと、これで全員揃ったわけで、明日の式が無事に終わればいいけどね。




感想、レビュー、ブクマ、評価、待ってます


――――――――――――――――――



準備中13日目の夕食後

 

名 前 八神 伊織(職業 勇者)(16歳)

L V 30 (2847/6462)

スキル 望んだ料理を作る・理を壊す者・空間魔法LvMAX・収納空間・剣術Lv5・水魔法Lv1・火魔法Lv1・気配察知Lv6・危機察知Lv5

    魔力察知Lv6・魔力耐性Lv5・魔力操作Lv4・奴隷契約・マッピングLv4・メンタリストLv4・神眼・神の加護(4/4)能力補正+200 


    魔王倒すスキル 79/10000

    メンタリスト   0/40

    魔力操作     1/40

    魔力耐性    47/50


HP  1244(+280)

MP  1142(+350)

力   171(+200)

体力  183(+200)

魔力  174(+200)

知力  22(+200)    

素早さ 175(+200)

運   30(+200)


状態異常 なし



名 前 レイリー=エドワーズ(職業 剣聖)(17歳)

L V 33 (11160/12622)

スキル 剣術Lv9(+1)・槍術Lv3・聖魔法Lv2・火魔法Lv1・魔力耐性Lv4・気配察知Lv7・危機察知Lv4・神の加護(能力補正+50)

    魔力察知Lv1・身体強化Lv7・魔法剣 [称号:剣帝 各種能力+100]


HP   637(+205)

MP   272(+175)

力   148(+230)

体力  151(+200)

魔力  106(+100)

知力  16(+100)    

素早さ 109(+200)

運   33(+100)


   魔王倒すスキル 37/10000

    剣術スキル   12/130

    危機察知    21/40 

    身体強化    31/90


状態異常 なし 



ジュリア=オリムカル(職業 ウイッチ)(10歳)(職業補正+20)

L V 30 (2150/6462)

スキル 火魔法Lv4・水魔法MAX・風魔法MAX・土魔法Lv4・光魔法Lv3・闇魔法Lv3・神の加護(マジックマスター・・・魔法関係のスキル上昇率UP・魔力補正+50)

魔法耐性Lv6・魔法操作Lv3・魔力察知Lv5・薬学Lv1・心理学Lv1


    魔力耐性     44/60

    火魔法     17/20 

    土魔法      17/20

 

HP   517

MP   484(+145)

力   94

体力  135

魔力  132(+70)

知力  50(+30)    

素早さ 96

運   30


状態異常 無し



名 前 ラヴィーニャ=ゼノーニ(職業 王女)(14歳)

L V 30 (1338/6462)

スキル 王の威厳・気配察知Lv4・気配遮断Lv4・危機察知Lv6・神の加護(格闘系攻撃力UP 力、体力、素早さ補正+50)

    身体強化Lv7・体術スキルLv7・回避スキルLv7・獣闘術Lv7・火魔法Lv1・獣化


    身体強化     48/90

    体術スキル   48/90 

    回避スイキル  48/90

 

HP   583(+120)

MP   66

力   160(+75)

体力  135(+75)

魔力  66

知力  20    

素早さ 162 (+75)

運   38


状態異常 無し



名 前 マリーア=パール(職業 吟遊詩人)(215歳)

L V 44 (104260/124800)


スキル 弓術Lv6・風魔法Lv5・歌Lv3・応援Lv3・回避Lv3・隠密Lv5・気配察知Lv4・罠解除Lv5・神の加護(森ガール・・・森では能力補正+100、その他の地形では能力補正+25)


  歌        18/30

    応援      8/30 

    回避スイキル  8/30

  

HP   997(+50)

MP   953 (+50)

力   161(+25)

体力  176(+25)

魔力  173(+25)

知力  69 (+25)    

素早さ 163 (+25)

運   45 


状態異常 無し 


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