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14.仲間にしてみよう。

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やってまいりました、謁見の間へ。


あれから残りの日を、訓練、薬草採り、訓練、薬草採り、お菓子会と。


そしてついに俺は剣術スキルLv1を手に入れたのだ。


思い出すと涙が溢れる、レイリーにボコボコにされては治されボコボコにされて。


変な物に目覚めるには十分な時を過ごしたぞ!


コンチクショー!



そしてついに、王妃様が行っている根回しが終わった旨を告げる手紙が来た。


差出人は国王陛下。


なんだかんだ時間がかかったが、やっとジュリアを仲間にすることができるのだ。


さてどんな悪戯・・・いやいや違う違う俺は断じて違う!


手紙には謁見した後で個人的に会って話がしたいと書いてある。


これは願ったり叶ったりだ。国王陛下と個人的に話すことと言えば俺にもあるかなら覚悟しろ王妃様。


言いつけてやる!



気分よく王宮へ行き、謁見の間へ案内された。


大きな扉を開けた先には、ジュリアが待っていた。


ジュリアの横へ行き陛下が来るのを静かに待っていた。



するとあちらのローブ集団の中の一人から熱い視線を浴びる。



俺に恋する乙女からの熱い視線か!と見てみると、怒りに満ちた顔のおじさんが・・・。


チッ勘違いか。


おっさんに睨まれる趣味はないんだよ。



名 前 ジョイコブ=オリムカル(職業 上級魔術師)(30歳)

L V 29 (923/5170)

スキル 火魔法Lv3・水魔法Lv4



あーあれがジュリアの父親か。


何をあんなに怒っているんだ?


頭の上に?を浮かべてみたが相手には見えないらしい。



まぁいいや俺にはよくわからないし。

スルースキルを発動しスルーしておこう。



そうこうしていると、国王陛下・王妃様・宰相のローガンさん・騎士団長のディランさん・魔法騎士団長のイヴィアンさんが笑顔で入ってきた。


国の頂点たちがみんな心の底からの笑顔だ。


だが気持ちが顔に出ていいのだろうか?この国の外交が心配になる俺であった。



「よく来たな勇者イオリ。ご苦労だった。」


皆様なぜだか機嫌がいい、特に王妃様のあの笑顔は目に毒だ。


思わず見とれてしまい、意識を集中できなくなる。


「勇者イオリ参上しました。ご機嫌麗しく大変喜ばしいことです。」


国王陛下は、うむうむと髭を触っている。


「では、早速だがジュリア=オリムカル子爵の勇者への同行についてだが、特に問題が無いので認めることにする。」


ん?ジュリア子爵なの?あれ?世襲争いは?


「あ、ありがたき幸せに・・・・」


「ちょっと待ったー!」


ん?俺の言葉をさいぎるなよ。さらにその言葉古いぞ、年齢がバレるぞ。


えっ?えっ?とキョロキョロしていたら


「あなた国王陛下の前で勝手な発言をするとは何事ですか?」


ゾクッ、あかんこれヤバい奴だ。


王妃様の驚異的なプレッシャーを直接向けられたら俺なら倒れてしまう。


ジュリアの父親は真っ青な顔で反論している、俺はある意味尊敬した。


「わ、我がオリムカル家は代々魔術師として王家に仕えてきたものです。それを何の才能もないあ奴に無理やり爵位を渡し、私の子爵位を剥奪とはいかなることかお伺いしたい。」


「あぁそんなこともわからないのですか?あなたは何かあればすぐに我がオリムカル家はーとまき散らすだけの無能ではありませんか?そんな無能のあなたが選ぶ子が有能な訳がありませんわ。」


めちゃくちゃな理論だがいいのかそれで?


「いえ王妃様、あ奴より妹のサブリナのほうが出来が良いのは間違いありません。」


はぁ仕方ありませんわねっと俺の方を見る王妃様。


いや見とれていませんよ本当ですよ。


えっ?そんなことではないって、あはは・・・



えっ?ここで呪去するんですか?えぇーこんなに沢山の人の前で?恥ずかしいですぅー


可愛く言ってもダメ?わ、わかりました、や、やればいいんでしょ。


これ以上は危険な香りがするので控えることにした。




チッ俺の計画が台無しだ・・・密室で、はぁはぁ、二人きりで、はぁはぁ、お医者さん、はぁはぁ・・・


「スパーン」頭を叩かれた、勇者は目が覚めたようだ。


呪去の前にジュリアに説明した。

「突然、魔力の流れが良くなるから、魔力の流れに注意してね」ってね。


では詠唱!


「カースベルォルヴ」


魔法騎士団の方々が騒いでいる・・・最上級の呪去を使うとは信じられん!とかなんとか・・・

まぁ知らんがな。


ジィーっとジュリアを見る・・・


ジュリア=オリムカル(職業 見習魔法使い)(10歳)

L V 5 (20/24)

スキル 火魔法Lv3・水魔法Lv3・風魔法Lv3・土魔法Lv3・光魔法Lv3・闇魔法Lv3・神の加護(マジックマスター・・・魔法関係のスキル上昇率UP・魔力補正+50)

魔法耐性Lv3・魔法操作Lv3

能 力 ***

状態異常 無し



ジュリアの頬が薄っすら赤くなった、ま、まずいこの流れは。


隣のレイリーから謎の冷気が漂う・・・


ち、違うんだ、ちゃんと呪去出来たか確認していたんだ、し、信じてください。


えっ鑑定するとき私をジィーっと見ることないじゃないかって?


だってレイリーさんイガイガするから後ろからしか鑑定したことないから・・・



「呪去は成功したようです。」


で、この後はどうするんですか?王妃様。


「ありがとうございます。にこっ。では魔法の訓練場でジュリアさんの実力を見せていただきましょうか。」



ジュリアは可愛く「えっ?ええっ?」ってなってる。


可愛いな、そっとジュリアの頭を撫で、大丈夫自分を信じればいいと思うよと優しく微笑んでおいた。



ぞろぞろと訓練場へ行き早速試し打ちを。


攻撃魔法全6属性中5属性の中級魔法を案山子に打ち込んだジュリアをみたジュリアパパは顎が外れそうなほど口をだらしなく開けていた。


「ば、ばかな!そ、そんなことは・・・」


俺は、闇魔法は使わないように言いくるめておいた。

切り札は持っておかないとね。



「これで判ったと思いますが?あなたの目がいかに節穴かということが。」


ジュリアパパはうな垂れてしまった。


まぁ家族なんだし、意地悪しちゃだめって事だよね。反省しろパパさん。



そして謁見の間に戻り、改めてジュリア同行の許可を得た。



ジュリア家の問題はジュリアが旅に出る可能性があるので、そのままパパさんが子爵代理として貴族の仕事を行うことで話が着いた。


「ありがとう、お兄ちゃん!」っとジュリアが元気に言ってくれた。


ヤバいもう一度お願いします。


「お兄ちゃん?どうしたの?」


ヤバい

異世界に来たら呼んでもらいたい呼び方、第一位「お兄ちゃん」頂きました。

は、鼻血がー 


「スパーン」頭を叩かれた、勇者は目が覚めたようだ。



「お兄ちゃん、これからよろしくね」



可愛い、だがこの流れはまずい、危険だ。


「スパーン」頭を叩かれた、勇者は意識が途絶えたようだ・・・





名 前 八神 伊織(職業 勇者)(16歳)

L V 10 (4/75)

スキル 望んだ料理を作る

    聖魔法 LVMAX 

    収納空間                      

    鑑定眼+1

    剣術Lv1 

    気配察知Lv1

    危機察知Lv1

    神の加護(2/4)能力補正+50

    


    魔王倒すスキル 36/10000

    魔力察知     7/10

    鑑定眼能力UP  16/20


状態異常 なし


HP   115(+90)

MP   102(+125)

力   40(+50)

体力  52(+50)

魔力  43(+50)

知力  10(+50)    

素早さ 45(+50)

運   10(+50)




名 前 レイリー=エドワーズ(職業 聖騎士)(17歳)

L V 31 (1453/8078)

スキル 剣術Lv5・槍術Lv3・聖魔法Lv1・魔力耐性Lv1・気配察知Lv1・危機察知Lv1・神の加護(能力補正+50)

能 力 ***

    

    魔王倒すスキル 35/10000

    剣術スキル   19/50

    魔力察知     9/10 

    魔法耐性     9/10


状態異常 なし 



ジュリア=オリムカル(職業 見習魔法使い)(10歳)

L V 5 (20/24)

スキル 火魔法Lv3・水魔法Lv3・風魔法Lv3・土魔法Lv3・光魔法Lv3・闇魔法Lv3・神の加護(マジックマスター・・・魔法関係のスキル上昇率UP・魔力補正+50)

魔法耐性Lv3・魔法操作Lv3

能 力 ***

状態異常 無し



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