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139/193

139.結婚式の準備をしてみよう。①

やっとつきました、獣人の国コツェルンへ。



 天からの笑い声を聞きながら、俺はある重要な事を思い出した、そう「世界樹の雫」のことを。 俺が貰ったエリクシア様の雫ではマリーアの声が出るよにならなかったのだから、本物の世界樹の雫ならばと思っていたのに完全に忘れていた〜〜〜。ごめんよマリーア……


 なるべく会いたくないけど、今度会ったら確実の貰うから、許してもらうとしよう。


[許しません! 役立たず勇者がイジメるので心の綺麗な方たちに慰めてもらいます、ぐへへ。]


 どうやらマリーアは畜ペンというより変態ペンと言った方がしっくりくる。 見た目は良いのに残念な娘なんだな……

 


  

 

 さて獣人の国に到着したわけだが、これと言って何もなかった。強いて言うならば、ラヴィーニャの姉の話くらいか。ラヴィーニャの姉はラヴィーニャを見たとたんガタガタと震えだし発狂してしまった、まぁこれはダニエラの仕業らしいが、獣人の国には知られていない事実なのでスルーしておこう。


 あとはギャビンが上手く纏めてくれていたようですべてが丸く治まっているようだ。 そして、何事もなくラヴィーニャが王位に付き獣人の国を治めると言うことで、話は済んでいたのに、ラヴィーニャが駄々をこね始める。成人するか結婚してからじゃないと絶対に王位は継がないと……


 はぁ? なにいっているんだ国王だよ? この国で一番偉いんだよ? と俺は説得するのだが、他の婚約者達もラヴィーニャの味方をし、四人で駄々をこね始める。

 

 ってことでキャビンに今すぐ結婚しろと脅され、四人まとめて結婚式をとラヴィーニャがさらに駄々をこね、それにはさすがにギャビンも難色を示したがラヴィーニャに押しきられ2週間後に結婚式を挙げることになった。


 あの?俺の意見は? そんなものは始めからない!とみんなに言われてしまう。 これがあの時のニヤー顔の答えかと遅まきながら気付くのであった。

 


 さてさて、ギャビンを始めギャビンの部下達は俺とラヴィーニャことを認めてくれたのだが、その他の貴族たちや種族長たちはやはり難色を示した。当然だろう、どこの馬の骨とも知れない俺がそれも人間がラヴィーニャと国王と結婚すると言うのだ、それも他に三人もの人間の嫁と同時に。誰が納得できるんだ?逆に聞きたい。


 ってことで、やって参りました、闘技場。獣人達は強い雄なら何人も嫁を娶ることは問題ない種族、よって我こそはという者が集まりラヴィーニャをかけて闘うというので、俺は断ったのに強制参加で、しくしくもっと平和に行こうよ?


 そしてギャビンが俺とラヴィーニャの結婚を嬉しそうに話すので思わず、ラヴィーニャとはもう添い寝してますぜギャビンさんと言ったら、未成年に手を出すとは、やはりお前を殺すことにしたと言い出しギャビンも大会に参加するそうです。


 はぁー 困った困った。


 ラヴィーニャの意見はというと、旦那様が負ける要素がないから時間の無駄だが、それで納得するならば好きにするのじゃ、自分達は結婚式の準備で忙しいから勝手にしろと完全に放置プレーである。


 あーでもないこーでもないと楽しそうにしている婚約者の方へ俺も混じりたいものだ。


 さらにさらにラヴィーニャは、俺に仕事を押し付ける。近隣各国の王を招待するから段取りと送迎をしろとおっしゃるのです、行ったことも見たこともない国の王まで呼ぶとおっしゃるのです。俺にどうしろと? いうんだよ! 


 ラヴィーニャがいうには、旦那様の義母に手紙を書いてもらって旦那様が届ける、それだけのことなのじゃ。と簡単に言いやがる! ついでだから、獣人の奴隷の扱いについての取り決めをするのじゃとかなんとかいっているが、そこまで俺は関与しない、確かに奴隷の扱いのひどさは目に余るが、俺にはこの世界のルールに口出しする資格はないのだから。俺としてはまずは信者をどうにかしろと言いたい……




 そして、俺の眠れない二週間が始まるわけで、まず始めに俺の義母である王妃様に結婚すると報告しに行き、王妃様の都合とか外交上必要な招待客をピックアップしてもらい手紙をしたためてもらう。次に行ったことのない国をニーナさんを案内役として巡るのだが、俺はスキル《理を壊す者》により人が空を飛べないという理を壊し空を飛び移動する。その時ニーナさんをおんぶしてと思ったが、さわるなと断られたので、仕方なしに馬車の箱の所を担いで飛ぶという無茶をする。まぁこれもスキルの力でこの箱軽いよね?と理を壊し問題なくできてしまうのだ。


 ぶっちゃけ俺ってめちゃくちゃ理不尽な存在になっているのでは? ここまでの事が出来る人ってこの世界にいないよね? と思うわけで。といっても、レイリーには剣術では敵わないし、ジュリアの魔法にはまったく及ばない、ラヴィーニャの政治、経済学等の知識の分野は、俺の管轄外だし、マエリスさんの情報収集能力も俺にはない。俺にないものばかりを持つ嫁を得るのならいいのか?とよくわからない納得をしてみた。 



 そして、日があるうちは、結婚式の準備と獣人達との闘いの日々、もう面倒臭いから闘技場をぶっ壊してやろうと何度思ったことか、毎日毎日呼び出しやがって、いい加減俺の強さを認めろ! と言いたいが、俺の戦いかたに問題があるのは認めよう。楽をしたい俺は、対戦相手と俺の間の距離を、スキル《理を壊す者》により永久に近づけない距離と言うふうに理を壊しているのだ、目の前にいるのに永久に近づけないのだ、誰の剣とも触れたことすらない、相手は俺に斬りかかろうと必死に動き回っているが距離が縮むことは永遠にないのだ、ただ相手が疲れるを待つだけという簡単で実に無駄な時を過ごしている。


 結婚式が近づくにつれ相手の数が増えているが、戦いかたに変化はない。結婚式前日にはストレス解消のためみんな揃ってこんがり焼いてやろうかとこっそり思っている。 ふふふ、その日が楽しみだ。



 そして、戦いかが終われば大森林へ行き、セカイジュウを探す。


 キャビンに聞いたところ、セカイジュウの雫と言うものはあるそうで、大森林でセカイジュウなる魔物を倒せばてに入るとのこと。しかし、そのセカイジュウはなかなか見つからない揚げ句に凄まじく強いらしく、セカイジュウの雫は市場には出回っていないと言うことで、マリーアの信頼を獲得するために俺は一人大森林をさ迷っている。



 そして、日が暮れれば、ニーナさんと知らない国を目指し飛行するという過酷な生活をしているのだ、誰か俺を褒めてくれ、誰か俺に優しさをー

    

 

 せめて寝るときはラヴィーニャに抱きついてモフモフしながら眠りたいのに、ギャビンの監視の目が厳しく光っているので一人寂しく眠りについているのだった……

 

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獣人の国へ到着した日の夕食後

 

名 前 八神 伊織(職業 勇者)(16歳)

L V 30 (1447/6462)

スキル 望んだ料理を作る・理を壊す者・空間魔法LvMAX・収納空間・剣術Lv5・水魔法Lv1・火魔法Lv1・気配察知Lv6・危機察知Lv5

    魔力察知Lv6・魔力耐性Lv5・魔力操作Lv2・奴隷契約・マッピングLv4・メンタリストLv2・神眼・神の加護(3/4)能力補正+100 


    魔王倒すスキル 79/10000

    メンタリスト  11/20

    魔力操作    12/20

    魔力耐性     8/50


状態異常 なし


HP  1244(+180)

MP  1142(+250)

力   171(+100)

体力  183(+100)

魔力  174(+100)

知力  22(+100)    

素早さ 175(+100)

運   30(+100)




名 前 レイリー=エドワーズ(職業 聖騎士)(17歳)

L V 33 (9760/12622)

スキル 剣術Lv8(+1)・槍術Lv3・聖魔法Lv2・火魔法Lv1・魔力耐性Lv4・気配察知Lv7・危機察知Lv3・神の加護(能力補正+50)

    魔力察知Lv1・身体強化Lv6・魔法剣 [称号:剣王 各種能力+50]


能 力 


HP   637(+115)

MP   272(+125)

力   148(+130)

体力  151(+100)

魔力  106(+50)

知力  16(+50)    

素早さ 109(+100)

運   33(+50)


    魔王倒すスキル 37/10000

    剣術スキル   83/110

    危機察知    12/30 

    身体強化    52/60


状態異常 なし 



ジュリア=オリムカル(職業 ウイッチ)(10歳)(職業補正+20)

L V 30 (750/6462)

スキル 火魔法Lv3・水魔法Lv9・風魔法Lv9・土魔法Lv3・光魔法Lv3・闇魔法Lv3・神の加護(マジックマスター・・・魔法関係のスキル上昇率UP・魔力補正+50)

魔法耐性Lv6・魔法操作Lv3・魔力察知Lv5・薬学Lv1・心理学Lv1


    魔力耐性     5/60

    水魔法     58/65 

    風魔法      58/65


能 力 

HP   517

MP   484(+145)

力   94

体力  135

魔力  132(+70)

知力  50(+30)    

素早さ 96

運   30


状態異常 無し



名 前 ラヴィーニャ=ゼノーニ(職業 王女)(14歳)

L V 29 (5108/5170)

スキル 王の威厳・気配察知Lv4・気配遮断Lv4・危機察知Lv6・神の加護(格闘系攻撃力UP 力、体力、素早さ補正+50)

    身体強化Lv7・体術スキルLv7・回避スキルLv7・獣闘術Lv7・火魔法Lv1・獣化

状態異常 無し


    身体強化     9/90

    体術スキル   9/90 

    回避スイキル  9/90

 

能 力 

HP   549(+120)

MP   65

力   156(+75)

体力  133(+75)

魔力  65

知力  19    

素早さ 158 (+75)

運   37


状態異常 無し



名 前 マリーア=パール(職業 吟遊詩人)(215歳)

L V 44 (102860/124800)


スキル 弓術Lv6・風魔法Lv5・歌Lv1・隠密Lv5・気配察知Lv4・罠解除Lv5・神の加護(森ガール・・・森では能力補正+100、その他の地形では能力補正+25)

状態異常 呪い(声がでない)


  歌        9/10

    応援      9/10 

    回避スイキル  9/10

  

能 力 

HP   997(+50)

MP   953 (+50)

力   161(+25)

体力  176(+25)

魔力  173(+25)

知力  69 (+25)    

素早さ 163 (+25)

運   45 


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