102.誘拐されたので助けに行ってみよう①
やってきました、剣聖さんの屋敷へ。
さてシュウさんはしっかりやってくれているかな?
あれ?料理が全然出てない・・・?
俺は否な予感がしたので、急いで厨房に戻りシュウを呼ぶ・・・
そこにシュウはいなかった・・・まさか、まさか誘拐・・・?!
何てことだ!俺がシュウを一人にしたばっかりに誘拐されてしまうとはーーー!
誰だ?誰なんだ、許さんぞ絶対に許さーーーん!
ま、ま、まずは、どうする?どうしよう?
お、落ち着け俺!まずはみんなにこの状況を伝え・・・
あっ!そうだ、クウだ!クウを迎えに行きシュウの居場所を聞こう!
転移で王妃様の下へ飛ぶ、焦っている俺は、もちろん部屋の中へいきなりだ。
部屋へ転移したのはいいのだが・・・目も前に・・・巨大なイガイガが・・・あかん!意識が途切れる・・・
そこには着替中の王妃様の生乳が・・・
「あら、ビックリしましたわ・・・ふふふ」と生乳全開の王妃様・・・
「王妃様、こいつ殺しましょうか?」と殺気立つメイド達・・・
急に来てすみません、緊急事態の為、俺の意識があるうちにしまってもらっていいですか?
「やはり、あなたはマエリスに相応しいようですね。安心しました。」
にっこりとほほ笑みながら、何故かゆっくりとしまう王妃様・・・見せたいの?見たくないよ俺は・・・。
「今すぐ、殺しますね・・・」
まて、まて、確かにこの国の王妃様の生乳を見たことは死刑に値するかもしれないが、本当に緊急事態なんだよ。
お説教はあとでいくらでもは嫌だが聞くから・・・。
尚、俺は王妃の着替えには1mmも興味がない!そんなデカイ、イカイガ見せられてもイガイガするだけで何とも感じない!
いや、今はそれどころではない、シュウが誘拐されたんです!だからノウに居場所をー!
「なんですって!それは我が国に喧嘩を売ってるも同然の行為、許せませんね。」
おぉ〜王妃様わかってくれますか、流石っす!
少し考えてから王妃様は・・・
「シュウちゃんの捜索には、私も同行いたします。」
は、話が大きくなった・・・
王妃様と数名のメイドを連れ剣聖さんの屋敷へ戻る。当然ノウも連れている。
「王妃様までいらっしゃるとは・・・。」
ニーナさんとマエリスさんの呟きが聞こえる。
「マエリス後でお話があります、イオリ様と一緒にね。」
・・・。後でお話2件目ゲットだぜ!
いかんいつものノリではいかんのだ!
「これはこれは、アンタルシアの真っ黒女狐様ではございませんか・・・。」
「あら?これはこれはヨンモリッツのおバカ狸様ではございませんか・・・」
「「おほほほほ」」
バチバチと音がしそうなほど睨み合っているが今はそれどころではない!
王妃様、今は一刻も早くシュウを!
「そうですね、おバカの相手をしている時間がもったいないですわ。おほほほ、それでは、ごきげんよう。」
「おほほほ、此方としましてもあくどいだけが取り柄の女の相手はしておれんからな。それでは、ごきげんよう。」
と煽り合う二人だが・・・この二人一体・・・?
そんなことよりも。ノウ!シュウは何処にいるか分かるか?
「うん、ご主人、任せて!あっちの方だよ!」
何、街へ行っているのか・・・ぐぬぬ、犯人は誰だ!
えっと?二人とも来るんですか?悪口言いながら・・・?街は護衛なしでは危険では?
「大丈夫だ、この腹黒女は刺されたぐらいで調度いい。刺されたところから真っ黒な物が流れ出て綺麗になることだろう。」
「大丈夫です、この脳みそ筋肉さんは筋肉しかないので、刺されても筋肉しか流れ出ませんから、死にませんよ。」
そういう問題?ギュンターさんは遠くを見ている・・・そうか脳筋なんだこの人・・・。
取り敢えず街へ転移しますよ、つかまってください。
街の中央にある広場に転移する。
ノウ!シュウは?
「ご主人、あの建物だよ!」
あれは?商業ギルドじゃないか・・・俺の敵、商業ギルドが犯人だとーーー!
「ほう、商業ギルドが係わっているのか?」
「商業ギルドが・・・うふふ」
この二人恐い・・・ニヤ〜と同じ顔で笑っている・・・似た物同志というやつか・・・?
商業ギルドへ駆け込み、シュウを探す。「もっと上みたい!」
ノウの案内でギルド内を走る。尚、皇帝パーワーが炸裂しているため、遮る者はいない。
そして最上階の一室の前で「ここだよ!」とノウが教えてくれる。
ノウ、ありがとう。あとは俺が・・・
「私だ!」
女帝がいきなりドアを蹴破る・・・俺の出番は・・・?
中からは「ヒィッ」と聞こえる、どうやら二人いる様だ。
一人はニーナさんに三日目の試合で負けた・・・・名前はしらない人と、でっぷりとしたいかにも俺が悪い人代表ですみたいな顔のオッサンが驚いている。
ほぉ。この二人がシュウを?許さん!
「おい!そこの豚・・・ん?お主確か王宮で見たことある豚だな、それと、確かニエラと言ったか?お主たちには誘拐の容疑がかかっている、だから死ね!」
話が早い!さすが脳筋女帝、なんの解決もしようとしていない!
でも、まってシュウを見つけてから・・・「ご主人〜ここだよ〜」
おぉ〜シュウの声がする。どうやら豚がもっている袋の中にいる様だ。
一応言っておくと、シュウの声もノウの声も俺にしか聞こえない。
俺は豚から袋を奪い取りシュウを袋から出す。ごめんよシュウ、俺が一人にしたばっかりに・・・許してくれー。
「大丈夫だよご主人。面白い冒険だったから。」
「そうか冒険か・・・よしよし」
そんな感動の再会を無視するように・・・
「それは儂が買ったんだ、返せ!」
と、豚が迫る・・・
名 前 ダントン=アンヴィル (職業 大商人)(44歳)
L V 15(152/227)
スキル 話術Lv3・虚偽Lv3・・・・
状態異常 なし
「ほう、買ったと申すか?」
「左様でございます皇帝陛下。わたしめが、このニエラから買い取りましてございまする。」
「ほぉ、ニエラとやら本当の事か?」
「・・・。た、確かに、俺が売りました・・・。俺の物なので・・・。」
「そうか、お主の物か・・・困った・・・?」
ムムム・・・と考えこむ女帝・・・やはり脳筋のようだ・・・
「剣聖様の持ち物と知らずに、自分の物とおっしゃるのですか?」
ここで王妃様が参戦する。目には光が無い・・・これは相当怒ってらっしゃる・・・
「なっ!剣聖様の物だと!?は、話が違うではないかダントン!」
「・・・・。」
あか〜ん、このニエラって人、脳筋だ・・・ダントンから汗が噴き出す。
「何の話が違うのですか、ニエラ様?」
「い、いや、こっちの話だ!どけ!俺は帰る!」
事もあろうか王妃様を押し避け帰ろうとするニエラ・・・南無・・・
ニエラの手が王妃様に触れるか触れないかの瞬間にメイドがニエラを取り押さえる。そして連れていかれる・・・南無。
他国の王妃様に触ろうとは、なんて身の程知らず、無知は寿命を縮めるとはよく言ったものだ・・・南無。
さて俺が何もしない内に一人消えた・・・
「ところで、ダントン様?貴方は商人でらっしゃるのですか?」
「左様ですが?何か?」
「まぁ〜何という偶然。調度アンタルシアでは今武器が不足していましたの、ですので、我がアンタルシア王国へ武器を納めてもらうことにいたしましょう。」
ん?なにどうしたの?
「ほぉ、アンタルシア王国が武器を買うのなら、我がヨンモリッツ帝国も買うとしよう。」
ん?何々?
「あ、ありがたき幸せにございまする。で、数はいかほどで?」
「そうですね、騎士が使う剣・槍を各500ずつ、お願いいたします。」
「私も同数でよいぞ!」
ん?何が起こっているんだ?王妃様の眼は冷たいままだから心配いらないのか?
「はっ!喜んでお受けいたします。その程度の数ならば我がアンヴィル商会の総力を集めれば3日ほどでお届け出来ることでしょう。」
「まぁお早い。この取引が上手く行けば、王国での取引もお願いしようかしら?」
「帝国はお前の商会をつかってるよな?ならばもっと贔屓にしてやろう。」
「な、な、何ですと!それは願ってもないこと、このダントン精神誠意頑張る所存にございます。」
「商品の受け取りはヨンモリッツのお城でいかかですか?」
「かまわぬ。」
「ではそのように手配いたします。」
「ではよろしくお願いいたしますね。」
「よろしくたのむぞ。」
こうして俺達は部屋から出るのだが・・・?
なにがどうなった?シュウは置いてきちゃっていいの?
「かまいません、イオリ様。それとシュウちゃんの許可をあの豚に与えてやってくださいませ。」
王妃様の声は冷たい・・・俺も散々やらかしてきたがここまでのお怒りは受けたことが無い。
これは、あの商人死んだな・・・可愛そうに・・・。南無南無・・・。
感想、レビュー、ブクマ、評価、待ってます
誘拐事件1日目の夕食後
名 前 八神 伊織(職業 勇者)(16歳)
L V 28 (2242/4136)
スキル 望んだ料理を作る・聖魔法LvMAX・空間魔法LvMAX・収納空間・剣術Lv4・水魔法Lv1・気配察知Lv6・危機察知Lv5
魔力察知Lv5・魔力耐性Lv3・奴隷契約・マッピングLv4・鑑定眼+3→神眼・神の加護(3/4)能力補正+100
魔王倒すスキル 79/10000
剣術 26/40
魔力察知 19/50
魔力耐性 25/30
状態異常 なし
HP 1071(+180)
MP 978(+250)
力 158(+100)
体力 170(+100)
魔力 161(+100)
知力 20(+100)
素早さ 162(+100)
運 26(+100)
名 前 レイリー=エドワーズ(職業 聖騎士)(17歳)
L V 33 (1249/12622)
スキル 剣術Lv8(+1)・槍術Lv3・聖魔法Lv2・魔力耐性Lv4・気配察知Lv6・危機察知Lv1・神の加護(能力補正+50)
魔力察知Lv1・身体強化Lv5・魔法剣 [称号:剣王 各種能力+50]
能 力
HP 637(+115)
MP 272(+125)
力 148(+130)
体力 151(+100)
魔力 106(+50)
知力 16(+50)
素早さ 109(+100)
運 33(+50)
魔王倒すスキル 37/10000
剣術スキル 14/110
気配察知 43/70
身体強化 36/50
状態異常 なし
ジュリア=オリムカル(職業 魔法使い)(10歳)
L V 28 (1545/4136)
スキル 火魔法Lv3・水魔法Lv8・風魔法Lv8・土魔法Lv3・光魔法Lv3・闇魔法Lv3・神の加護(マジックマスター・・・魔法関係のスキル上昇率UP・魔力補正+50)
魔法耐性Lv4・魔法操作Lv3・魔力察知Lv5
魔力耐性 26/40
水魔法 44/55
風魔法 44/55
能 力
HP 452
MP 420(+125)
力 88
体力 128
魔力 125(+50)
知力 46(+10)
素早さ 90
運 28
状態異常 無し
名 前 ラヴィーニャ=ゼノーニ(職業 王女)(14歳)
L V 28 (733/3309)
スキル 王の威厳・気配察知Lv3・気配遮断Lv3・危機察知Lv5・神の加護(格闘系攻撃力UP 力、体力、素早さ補正+50)
身体強化Lv6・体術スキルLv6・回避スキルLv6・獣闘術Lv5・火魔法Lv1
状態異常 無し
身体強化 10/70
体術スキル 10/70
回避スイキル 10/70
能 力
HP 516(+90)
MP 64
力 152(+50)
体力 128(+50)
魔力 64
知力 18
素早さ 152 (+50)
運 35
状態異常 無し




