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10.俺の秘密を話してみよう。

おはようございます、エドワーズ邸 レイリーの家です。



エドワーズ家の食堂には、昨夜のことが嘘みたいに穏やかな食事風景が流れていた。


なぜならそこに俺が居ないからである。


俺は空気が読める子、昨夜の状況を見て今朝の食事は家族だけでするようにとレイリーに言っておいたのだ。


俺は客間に運ばれた朝食を一人でモグモグタイム中である。


レイリーには食事の後に部屋に来るようにそっと伝えておいたが来てくれるだろうか?



彼氏の帰りを待つ女の子の気持ちが分かったような気がする。


女の子の気持ちは秋の空に例えられるように移り変わりが激しい、それが一つ理解できたのだきっと素晴らしいことなんだろう。


一人でわかったようなわからなかったような事を考えていた。


「コンッコンッ、私です、入ってもよろしいでしょうか?」


レイリーが来たみたいだ。


「どうぞ、入ってきて。」


俺がそういうとドアが開いた、うっ?変な気配がするけど・・・


「おはようレイリー。何か変な気配がするんだけど気のせいかな?」


「おはようございます、イオリ様。はい私も変な気配を感じています。」


「えっとごめん、今から話すことはレイリー以外には聞かせることはできない話なんだけど、あれどうにかならない?」


「スラッシュ!」


レイリーが剣技を放った・・・うぉそんなことできたんだ。


部屋から遠い所で「「ギャー」」という声が聞こえたが気のせいだろう。



「へー凄いね、斬激が飛ばせるんだ?」


「はい!昨夜のLVUPのお陰で剣術スキルのLVが上がって使えるようになりました。他にも出来ることが増えたみたいです。」


嬉しそうにレイリーは話す。


憑き物が取れたように晴れ晴れとした表情に、俺はなんだか嬉しくなった。


俺のしたことで、喜びを感じてくれる人がいるって事がとっても嬉しくて。


レイリーの事を鑑定してみた。


名 前 レイリー=エドワーズ(職業 聖騎士)(17歳)

L V 31 (1252/8078)

スキル ***

    

    魔王倒すスキル 36/10000

    素早さUP   2/3

状態異常 なし 


相変わらず、見たいことが見えない。


でも相当強くなったはずだ。



俺はこんな感じ?


名 前 八神 伊織(職業 勇者)(16歳)

L V 5 (4/24)

スキル 望んだ料理を作る

    聖魔法 LVMAX 

    収納空間                      

    鑑定眼

    神の加護(1/4)能力補正+25



    魔王倒すスキル 12/10000

    素早さ     2/3

    鑑定眼能力UP 8/10




状態異常 なし


HP   32(+42)

MP   26(+37)

力   21(+25)

体力  20(+25)

魔力  22(+25)

知力  10(+25)    

素早さ 24(+25)

運    8(+25)



神の加護?なんだろう?レイリーが本当の仲間になった証しかな?


まぁジュリアを仲間にすればハッキリするだろう。


よし説明を始めよう。


「今から説明するよ、これは他言無用でお願いね。いいかな?」



コクっとうなずくレイリー



「まず1つめ、俺のスキル《望んだ料理を作る》だけど一つの料理に三種類の能力・スキル経験値を付与できるんだ。」


「えっ?スキルのLVまで上げれるんですか?」


「あぁ少しずつだけど確実にLVが上がる、言ってなかったけどレイリーもすでに、素早さの数値がLVUPしている。」


「えっ?何時ですか?」


「それは、水あめ、プリン、マヨネーズかな、しっかり食べたでしょ?」


「あんな簡単なことでいいんですか?」


「うんそうみたい、でも簡単にLVが上がるスキルと上がらないスキルがあるけどね。」


「それでも凄いことだと思いますけど・・・」


「そうだね、だからあまり関係ない人には聞かせられないんだ。それで、レイリーはどんなスキルのLVを上げたい?」


「いきなりですね。えーっと、剣術が上げれるのであれば剣術がいいです。」


「OKわかった次からは剣術スキルUPを付与しておくよ。あと二つはどうする?あぁっと同じのはだめだから。」


「えーっと、うーんっと、えーっと」


むむむと首を傾けながら考え中のレイリーさん。


「じゃ危機察知とか気配察知あとは各種耐性系はどうかな?」


おぉそれだ!と言わんばかりのレイリーさん。


「あーそれは良いですね、では残りは危機察知と魔法耐性でお願いします。」


「へー危機察知と魔法耐性かいいね、それで行こう。はい、水あめ。これ舐めておいてスキル経験値はいるから。でもまだまだ不便なんだよ、俺の鑑定眼ではスキルや能力が見れないんだ、あと二食でLV上がるからどうにかなって欲しいな。」


「はぁー便利なんですね。」


「でも結構制約はあるよ、一日に三食までしか経験値入らないから暴飲暴食で一気にLV上げができないし。」


「はは、それはむしろ良いことなのではないでしょうか?」


「それもそうだね。じゃ次ねLVUPの件だけど、LVUPに必要な経験値は見えているんだよね。

 ディランさんやイヴィアンさんにはウソついてたんだ。知られるといろいろと面倒なことになりそうだから。」


「そうですね、ウソは良くないですが今回はしょうがないかと・・・」


「ははは、まぁ可愛い嘘だから許して。そして本日のメインイベントです。」


「えっ?今までの事でもかなりの衝撃でしたけど?」


「まぁ聞いて、レイリーさんあなたは実は、最初から神の加護を得た勇者の従者だったのです。エリクシア様が魔王側から守り切れなかったみたいで、変なアクセサリー付けたときに呪われたようで・・・でもエリクシア様も反省してたから許してあげてね。」


「はぁー許すも何もないですけど・・・」


「ははは、レイリーは優しいね。俺はエリクシア様の頬っぺた引っ張ったよ。」


「えーっと、それはなんとも・・・」


「レイリー達が信仰する神様だもんね。」


「はぁそうなんですけど、なんだかモヤモヤします。」


「うんうん分かる分かる。でね次はジュリアの事なんだけど彼女も神の加護受けてるんだ。そしてレイリーと同じく呪いをかけられてるんだ。」


「えーっと、情報が多すぎて付いていけなくなりそうですが・・・」


「だからジュリアも必ず仲間にする。これが俺の秘密だよ、ふぅー全部打ち明けたーあぁーすっきり」


「はぁー私はなんだかモヤモヤします。」


「ははは、じゃ王宮にでも行ってジュリアを説得しますか。」


「はい、お供します。」



「さっきの二人はいいかの?」


「あぁーあれはお母様が掃除してくれるので問題ありません。」


さいですか、では行きましょう。



名 前 レイリー=エドワーズ(職業 聖騎士)(17歳)

L V 31 (1252/8078)

スキル ***

    

    魔王倒すスキル 35/10000

    剣術スキル    1/50

    危機察知     1/10 

    魔法耐性     1/10


状態異常 なし 

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