オオカミライダーV3
「起きなさい。起きるのですミィ」
お布団の中でぬくぬくと深い眠りについていた私は、突然の呼び声に起こされました。
毛布を頭まで被……
はい、このパターン三回目。
「またですか……こんばんは、ちーちゃんさん」
「はいこんばんはミィよ……私はそのチーチャンサンではありませんが」
私はベッドから抜け出し、床に立ち、声の主を見ました。
眼鏡を掛け、だぼっとしたセーターを基調としたゆったりコーデ、足元はストラップサンダル。
相変わらず女子大生みたいな服装の女神様が、そこに立っていました。
「ミィよ。長き戦いを、よくぞ生き残りました」
女神様はパチパチと拍手をしました。
「暗黒グルメ結社ゴム麺を相手に、一歩も引かぬ勇姿を見せ……見事、ご当地焼きそばの販売権を守り抜きましたね。褒めてあげます」
「そ、そんな戦い、私やってましたっけ……?」
「ともかく。これでオオカミライダー二号も、無事最終回を迎えられたというワケです。」
「はぁ……」
一号としても二号としても、特に戦った記憶は無いのですが。
勝手に始まって勝手に終わっちゃったようです。
「という事で。あの激闘を征したミィのため、この私が超絶お得な情報を」
「あ、いいです。いらないですお得情報」
どうせまた私の悪口を言った後、オオカミライダーに変身させるのでしょう。
しかもこれはただの夢だから、パワーアップ出来た所でぬか喜びで終わってしまうのです。
なので私は女神様の台詞が終わるのを待たずして、即答で拒否の意思を伝えて……
「はい分かりました。ではミィも期待しているようなので、さっそく今月のお得情報をお伝えします。ドンドンパフパフ」
「期待してません! いりません! 何も分かってないじゃないですかぁ!」
女神様は太鼓とラッパを響かせ、私の言葉を無視しました。
なんて厄介な神様なのでしょうか。
「ミィよ。非力でチビで小生意気で最近ちょっと色気づいたクセに、化粧の一つも覚えきれないあなたに、神様ボーナスを授けます」
「お、お化粧は勉強中なんですぅ!」
相変わらず、一旦私を罵倒しないといけない規則でもあるんですか!?
「神様ボーナス、それは」
「強くなれる術ですよね?」
なんて私が先に言っちゃうと、女神様は「フッフッフ」と笑います。
「超超超強くなれる術は基本オプション。今回は、更に素敵な追加オプションがあるのですよ…」
「追加オプション?」
「はい。秘密結社ピョッキャー、暗黒グルメ結社ゴム麺に続く、次シリーズの新たなる敵。それをどんな敵にするか、ななな、なーんと! ミィ、あなた自身に選ばせてあげます!」
「えぇぇ……」
だからそのピョッキャーもゴム麺も、戦った覚えはありません。
っていうかまだ続くんですか、このヒーロー(?)ごっこ。
しかもヒーロー自身が敵を選ぶって、完全にマッチポンプですよね。
「さあどんな敵にしますか? 宇宙人、地底人、深海人、超能力者集団、異世界人。ピョッキャー残党によるネオ・ピョッキャーなんてパターンもありますが?」
「えぇーと……じゃあ宇宙人で」
女神様がぐいぐいと迫って来たので、私は断る事も出来ずに、宇宙人を選択してしまいます。
「はいでは神ラインで上に伝えておきます。さあさあテンポ良く行きますよ、次は基本オプションの三号ライダー変身です」
「は、はぁ……」
女神様は私に、例の如く変身ベルトを渡しました。
私は渋々腰に付けます。
ベルトの前部分には四角いバックルがついており、その上部に三つの縦穴が開いています。
「今回は凄いですよ。その三つの穴に、三つのメモリーカプセルオオカミングパワースティックを刺して変身します」
「メモリーカプセルオオカミングパワースティック……?」
またゴチャゴチャした名称ですね。
「長いからメモカプと略します。メモカプはそれぞれ特殊な『動物の力』を宿しており、ベルトに刺す事で三体の動物をモチーフとしたライダーに変身するのです」
「動物の力……? そ、それはちょっと凄いかも?」
「さあ、まずはこの三つのメモカプを与えます。早速変身しましょう!」
女神様は、三つの短い棒をくれました。
親指くらいの太さで、手の平に納まる程度の長さ。
四角張っていて、三つとも色が違います。
これがメモリーカプセルなんとか……正式名称はもう忘れました。メモカプ。
「さあさっそく! 変身! 変身!」
女神様が、小太鼓を叩き鳴らして急かします。
私も、今までのオオカミライダーとは違う変身方法に、ちょっとだけワクワクして来ちゃったり。
「わ、わっかりましたぁ! メモカプをこの穴に刺せば良いんですねぇ?」
まずは一番右の穴に、白いメモカプを刺します。
『ウサギィ!』
ベルトから男性の声がしました。
「おお、ウサギさんのパワーがあるって事ですか?」
「そう、それはウサギのメモカプです」
「ウサギさんに戦うパワーがあるのかどうかはさておき……凄いです!」
次に、緑のメモカプを真ん中の穴に刺します。
『亀!』
「おぉー、亀さんですね!」
「防御力が高そうでしょう」
そして残った穴に、肌色のメモカプを!
『力士!』
「りきし……えっ、力士!?」
ジャジャジャン♪
と、エレキギターのBGMが響き、
『ラビット・ラートル・おすもうさんフォーム!』
とベルトから叫び声が聞こえました。
そして私の体は光で包まれ、むくむくと背が伸び、筋肉が付き……
大爆発しました。
壁は吹き飛び、天井は崩れ、床は抜け。
前回前々回より、被害状況が増えています。
まあどうせ夢だから良いんですけど……
「いやー素晴らしいですよミィ」
女神様が腕を上げ、頭の上で拍手をしています。
私は、傍に倒れていたスタンドミラーを立て直し、自分を確認しました。
「……えぇぇ!?」
以前と同じく、成人男性に変わっていました。
声はいつもの私のままなので、アンバランスなのですが。
顔は一号ライダーのように、フルフェイスの仮面。
ただし長いウサギ耳のような突起が付いています。
そしてボディも一号と同じ、青黒いプロテクターに包まれているのですが……
一号の時とは、雰囲気が全く異なります。
まず、背中に亀の甲羅を背負っています。
いやでもそんな事は些細な差。
身長二メートル越え。
体重は分からないけど……多分二百キロは越えています。
とにかく巨漢で、脂肪と筋肉に包まれて。
固いプロテクター越しなのに、タプタプしているのが分かる体。
簡単に言えば、おすもうさんになっていました。
「とても強そうですよ、ミィ」
「確かに強そうですけど……強そうですけどぉぉぉぉ……」
なんか思ってたのと違う!
っていうか、力士って動物じゃなくて職業だし!
私は床にヒザを付き、嘆きました。
「あ、こらこら。そんな体勢になったらヒザを痛めますよ。ラビット・タートル・おすもうさんフォームは、常にヒザの故障と戦い続ける宿命なのです」
「そんなサダメ、嫌ですぅ……」
しかし一応ヒザを付くのはやめ、立ち上がりました。
ケガによる休場は避けたいですからね。
私、力士じゃないですけど。
「あ、ついでに教えておきますと、戦闘中に三つのメモカプを更に穴の奥に押し込めば、必殺技が出せます……ムムッ?」
女神様は急に唸り、両耳に手を添えました。
「ムムムムッ。女神レーダーに敵機影を捕捉ですよミィ」
首を振り、「ウィンウィン」とか言ってます。
「酔ってるんですか?」
「酔ってません。これは神様アンテナで、敵がどこにいるのか探している音です」
そして女神様は、破壊された壁……だった所の向こう側を指差しました。
「さっそく新たな敵が現れたようですよ。ほら、そこに!」
女神様が指した方向を見ると、全身真っ赤な人影が、何やら喋りながら歩行しています。
って、なんで都合良く、私んちの前に敵がいるのでしょうか。
「ゲーヒョ、ゲヒョゲヒョォー(笑い声)! ここいら地域一帯は、このメカ・タコゾンビ様が征服してやるゲヒョー!」
喉を傷めそうな笑い方をしている、タコ人間がいました。
頭がタコで、身体が人間です。
いや……人間じゃなくて、メカ? ロボット?
金属で出来ているっぽい体です。
……あと、ゾンビ?
なんかわざとらしく所々塗装が剥げています。
「ゲーヒョッヒョ。まずは水源に毒を盛り、皆を弱らせ、大人の半分は手足を切り落とし惨殺、そして半分は痛めつけて奴隷にするゲヒョ。子供はこのメカ・タコゾンビ様が経営する孤児院に強制入居で、洗脳しつつ売春させ。最終的には首相官邸とホワイトハウスに自爆テロさせるゲヒョォー!」
うっわ、悪いヤツですねぇ。あのメカ・タコゾンビ様って怪人。
「遂に現れましたね。あれが新たな敵、ネオ・ピョキャーの怪人です」
「ネオ・ピョッキャー……許せない卑劣な組織なのですね……って、え?」
ネオ・ピョッキャー?
「あ、あのぉ……敵は、宇宙人にしてくれるはずでは? 追加オプションで敵を選ばせてくれるって……」
「さあ戦うのです、オオカミライダー・Vスリーよ!」
女神様はなんらかの手違いを犯してしまったようです。
しかし、私の言葉を無視しています。
誤魔化す気みたいですね……
っていうか、名前は三号でなくVスリーなのですか。
「で、でも確かにあのタコさんは放っておけません……た、戦ってみます!」
私は気合いを入れ、部屋から飛び出しました。
「ゲッヒョヒョヒョ……ゲヒョー!? き、貴様は誰ゲヒョ!」
突然の力士の登場に、メカ・タコゾンビ様は驚いたようです。
口から墨をまき散らしました。
汚い……
「も、問答無用ですぅ!」
「貴様、その外見で少女みたいな声ゲヒョな?」
「う、それは地味に気にしていたのにぃ……」
私は、さっき女神様が言っていた、必殺技の発動を試みます。
確か……ベルトに刺しているメモカプ三本を、再度押し込む……
「ああっ、いけませんミィ! まだ必殺技を出してはなりません!」
「えっ?」
背後で、女神様の慌てる声がしました。
しまった、何か事前条件とかあるのでしょうか?
でももうメモカプ押しちゃいましたよぅ!
『必殺、フルチャージ!』
ベルトから、男性の叫び声が響きました。
「スーパー力士張り手ビーム!」
私の口から、自分の意思とは関係なく言葉が発せられました。
それと同時に体が勝手に動き、右手の平をメカ・タコゾンビ様に向けます。
すると私の手から、太いビームが発射。
地面をえぐりながら、敵に命中し、
「ゲヒョオオオ! 無念なり!」
メカ・タコゾンビ様は爆破四散し、跡形も無く消えちゃいました。
……って、あれ? ちゃんと必殺技発動して、敵を倒せましたよ。
「あーあ、やっちゃいましたねミィよ」
女神様が、責めるような口調で言います。
「え……な、何をやっちゃったんですか私ぃ? 必殺技は出たし、敵も……」
「最初から必殺技を撃つヤツがありますか! しばらくはパンチキックの肉弾戦で応酬するのがセオリーでしょ! それに何故名乗らなかったのですか! ヒーローならカッコよく名乗ってキメポーズでしょ! キメポーズの間は敵も待っててくれますから!」
「え、えぇぇ……そこ?」
女神様はぷんぷん怒ってます。
こうして見ると、やっぱりちーちゃんさんそのものなのですが……
「まあしかし、とりあえずは初陣勝利おめでとうございます。三匹の動物パワー、見事に使いこなせましたね」
「はぁ、ありがとうございます……いや、力士のパワーしか使ってない気がしますが……それもビームだから正確には力士関係ないし……っていうかそもそも力士は動物じゃないし……」
「ほら、それにこれ」
女神様はメカ・タコゾンビ様爆発跡地まで近づき、地面に落ちている物を拾い上げました。
これは……メモカプ?
「新しいメモカプです。敵怪人を倒すと、新メモカプをゲット出来るルールになっています」
「な、なんで敵がメモカプを持ってるんです?」
「さあ? それは多分、最終回五話前くらいに分かるんじゃないですかね」
女神様の言っている事は、良く理解出来ませんでしたけど。
とりあえず私は、新たなメモカプを受け取りました。
灰色のメモカプです。
ウサギさんの白と、早くも色被りしちゃってますね……
「さあVスリーよ。試しに変身! 変身! それ変身!」
女神様に急かされ、私は渋々メモカプを使ってみます。
とりあえず、今刺さってる内の一本と交換してみれば良いのでしょうか?
うーん……
とりあえず、ウサギのメモカプと交換してみましょう。
ただウサ耳付いただけだったし。新しいメモカプと色も被ってるし。
ウサギのメモカプを外すと、『ウサギ解除!』との声がベルトから流れました。
次に新しい灰色のメモカプを刺すと、
『スーパー定員!』
……すーぱーていいん?
『スーパー定員! 亀! 力士! ジャジャジャン♪ レジ打ちタートルおすもうさんフォーム!』
「……レジ打ち?」
「おお、それはスーパーマーケットのレジ打ち定員のパワーを秘めたメモカプですね。熟練定員の卓越したレジ打ちの力で戦うのです」
「そ、それって、戦いに活かせるんですかぁ?」
また動物じゃなくて職業だし。
しかも格闘家である力士ならともかく、スーパーマーケットの店員って……戦い関係ないですよね?
あまりにも無意味なメモカプに、私がそろそろ帰りたいなあと思っていると、
「レーホョホョホョ(笑い声)! ここいら地域一帯は、このメタル・タコタイガ―様が征服してやるレホョー!」
再び、奇抜な笑い声が聞こえてきました。
「ムムッ! ミィよ、またネオ・ピョッキャーの怪人が現れましたよ!」
「は、はぁ。そうみたいですね」
唐突に現れた新怪人。
頭がタコで、身体が人間。金属製。
さっきの怪人と違う所は、全身虎柄だという事。
つまり、ただの色違いなのですが……
「さっきのと似ていますね……親戚でしょうか?」
「いえ、おそらくは予算の都合で使い回しているのでしょう」
「……よさん?」
「ネオピョッキャーの話です。Vスリーは考えなくても良い事です」
「はぁ……」
私はなんだか面倒くさくなって、ベルトのメモカプを一気に押し込みました。
『必殺、フルチャージ!』
「スーパー力士張り手ビーム!」
あ、さっきとまったく同じ技です。
結局、レジ打ちの力は何も反映されていないのですね。
「レッホョホョヨヨ!」
メタル・タコタイガー様は、その卑劣な悪行計画を明かす前に、そもそも私達の姿に気付く事無く、爆発四散して消えちゃいました。
「お見事ですVスリーよ」
女神様は拍手をしながら、メタル・タコタイガー様爆発跡地に近づきました。
「あれ? 今回もすぐに必殺技出しちゃったんですけど、怒らないんですかぁ?」
「以前戦った敵の色違い相手には、即必殺技を撃っても良いのです。それがセオリー」
「そ、そういうものですかぁ……?」
イマイチ基準が分かりませんが。
悩んでいると、女神様が私にメタル・タコタイガー様のメモカプを投げ渡しました。
今度は白いメモカプです。
って、また色被ってますよ。
しかも今回は完全にウサギさんのメモカプと同色です。
「ほーら、変身! 変身!」
「はぁ……分かりましたよぅ」
女神様が一気飲みアルハラコールのように、手拍子を打ちます。
私は仕方なく、変身する事にしました。
次は順番で、亀さんと交換してみますか。
レジ打ちの灰色と新しいメモカプの白で、被っちゃってますが……どうでも良いやもう。
「さあ、次はどんな動物なのでしょうか……Vスリーも、ウキウキしている事でしょう?」
女神様が言いました。
いやぁ。でもこのパターンは、どうせまた動物じゃなくて職業でしょうけど。
『料理人!』
はい料理人。
案の定、動物じゃ無かったです。
っていうかそもそもコレ、『動物の力』って説明が間違っていたのではないですか?
『スーパー定員! 料理人! 力士! ジャジャジャン♪ レジ打ちコックさんおすもうさんフォーム!』
「レジ打ちコックさんおすもうさんフォーム……」
コック『さん』おすもう『さん』と、さんが繰り返されててモヤモヤするネーミングです。
っていうか遂に動物が全く関係ないフォームになってしまいました。
仮面とプロテクターを付けたおデブさんが、コック帽を被り、レジのピッとするアレを持っている。
そんなヒーローです。
「ビューティホゥ……Vスリーよ、エクセレントですよ……」
女神様が笑っています。
それ、本気で言ってますか?
なんか小馬鹿にしてません?
「Vスリーよ……次の怪人が現れるまで、ひとまずは一般社会に潜伏するのです。どうせなら、その変身機能を活かせる職にでも就いて」
「……この姿じゃ、ちゃんこ鍋屋さんくらいにしかなれませんが……」
そう言った後、いい加減この巨漢ボディが息苦しくなって来たので、私は変身を解きました。
すると、人狼少女に戻った私の頭を、女神様が撫でてきます。
「あぅ……な、なんですかぁ急に?」
突然のナデナデに私はびっくりしつつも、犬……じゃなくて狼の習性で、耳と尻尾が勝手にピョコピョコ動きます。
「よく頑張りましたね、ミィよ……これで私の役割も終了です」
「……え?」
女神様は微笑んで、「頑張ったね」と一言。
そして、それ以上は何も言いませんでした。
「あのぉ、ちーちゃんさん……?」
その表情は、遠い昔の記憶通り。
お節介で、変なトコが真面目で、『私』と同じくお酒が大好きだった、ちーちゃん……
…………
「はっ!?」
そこで目が覚めました。
変身ベルトも、メモカプもありません。
勿論部屋も無事です。
つまり、やっぱり、夢。
いつものくだらない夢。
……でもなんだか、意味深な終わり方でした。
「ちーちゃんさん……」
私は呟きます。
夢の中とは言え。
今のがちーちゃんさんとの、最後のお別れになっちゃったような……
そんな気がして、堪らなかったのです。
時計を見ると、まだ起きるには少し早い時間。
私は再び布団に潜ります。
そして、美奈子さんだった頃の記憶を辿りました。
ちーちゃん。
前世の私にとって、一番の親友だった……
そして私はいつの間にか、再び眠りについたのでした……
…………
「あれ? もう帰って来たのですかミィよ。せっかく早く起きたのだから、散歩や勉強なりして有意義に過ごせばいいのに」
「ちーちゃんさん!?」
最後のお別れってのは、ただの気のせいでした。
寝たら普通に、目の前に女神様がいます。
「しかし丁度良かったです。オオカミライダー四号の新企画が」
「も、もうそれは良いですぅ!」
夢の住民との付き合いは、まだしばらく続きそうです。