三日目八つ刻頃
ベリアル「いつもありがとうございます・・・ねぇ常世。ネタ無いんだけど・・・」
常世神命「流石に、私にそう言った事を聞かれても些か困るのだが・・・」
ベリアル「・・・まぁ、それはそれとして、いやー暑くなりましたね」
常世神命「関東地方は最早梅雨明けか!?という感じですねぇ」
ベリアル「暑くなると言えば、熱中症。今年の夏も気をつけなければいけませんねぇ」
常世神命「そうですねぇ。不摂生をすると熱中症になりやすいと言われていますねぇ」
ベリアル「具体的には?」
常世神命「睡眠不足と、大人で言えば深酒ですね。あと、今時分から食欲の無い方も居るとは思いますが、暑さにかまけて、そうめんやざるそば等、冷たい物で済ませていませんか?」
ベリアル「冷たい物ばかり食べているとどうなるの?」
常世神命「胃腸が冷やさる為に、その働きが悪くなって結果食欲不振になると思われます。というか、心当たりの有る方居るんじゃないですか?」(ニヤリ)
ベリアル「まぁ、ドヤ顔で言わんでも・・・」
常世神命「ベリアル殿。こんな感じで宜しいのかな?」
ベリアル「OKだよ」
常世神命「しかし、この台本、誰が書いたのだ?」
ベリアル「ルシフェル」
常世神命「ああ。でだ。今回は前回に続き、私がディファナから依頼を受けるという内容なのだが・・・」
ベリアル「ゲストが登場します」
常世神命「・・・それではどうぞ」
しばらくすると、ディファナが戻って来た。
「トコヨ様。オススメの依頼ですか・・・それでしたら、これなどはいかがですか?」
ディファナは少し考えた後に、一枚の紙を私に見せた。
依頼内容
ゼーゼルの駆除
適正ランク G
最近、ゼーゼルの活動が活発になっているのか、このラバケス村の近くまで来ておりまして、2、3家畜等の被害例の報告も村長である私の所に来ています。
村で駆除が出来れば一番良いのですが、何分村には狩人は居ませんので、冒険者ギルドに依頼を出した次第です。
担当して頂く冒険者の方には、村民に被害が出る前にゼーゼルの駆除をして頂きたいと思っております。
村から出せる報酬は、ゼーゼルの危険性から言うとかなり少ないのですが、その代わりゼーゼルの素材は全て差し上げます。
どうかよろしくお願い致します。
報酬
一匹に付き400ズゼ+ゼーゼルの素材全て
依頼者
ラバケス村村長ナバタル
フム。私なら犬コロ如きに遅れは取らんが、人ではそういう訳にはいかぬな。
・・・確かに、人の身からしたら一匹当たりの報酬は少ないが、その代わり素材は全て貰える様だな。
「トコヨ様。確認致しましたか?」
「凡そは分かった」
「それでは少し補足させていただきま・・・」
そう、ディファナが説明しようとした時、入口の扉が勢いよく開いた。
「ディファナは居るかしら?」
どうやら、入って来たのはリルーエット殿の様だ。
「リル様。いかがなさいましたか?」
「ちょっとねぇ・・・タレザの事なんだけど、何か無いかしら・・・って常世じゃないの。差し詰め、冒険者に成って初依頼探しかしら?」
リルーエット殿は、そう言って私の顔を下から覗き込む。
「まぁ、そう言った所だな」
私がそう答えると、リルーエット殿は私が受けようとした依頼の紙を見て戦慄く。
「ちょっとぉ。あの村長、調査に三日掛かるから待っててね。って言ったのに・・・」
「仕方ありませんわ。ゼーゼルの群れは一般的に20匹程度は居ますから、村長としては安全を優先させたのだと思います」
・・・どちらの意見も分からなくも無いが・・・
「それで、リルーエット殿としてはどうしたいのだ?」
「・・・仕方ないわ。常世。お願いがあるのだけど聞いて貰えるかしら?」
「まぁ、内容次第ではあるな」
「貴女には、タレザのお守りをして、ゼーゼルの駆除をして貰いたいの。報酬は5万ズゼ+貴女が駆除したゼーゼル一匹当たり2,500ズゼ出すわ。あと、当然素材は貰っていいわ」
「フム。そこまで買ってくれているのに、否と言う様であれば武人ではないな。勿論受けさせて頂く」
私は、リルーエット殿の申し出に快諾した。
常世神命「ここまでありがとうございます。誤字、脱字などありましたらよろしくお願いします・・・ゲストと言っていいのか?」
ベリアル「まぁ、リルの領地だし、リル的に言えば『何処に居たってあたしの勝手でしょ』って言われておしまいだけどねぇ」
常世神命「ワハハ・・・ところで、次回はどうなるのか?」
ベリアル「ヘボ作者の予定では四日目〇〇〇頃になる予定だけど、それとも三日目夕食回にする?」
常世神命「・・・三日目はカットの方向でお願いする」
ベリアル「まぁそうだよね。だらだら三日目続けても仕方ないよね。ヘボ作者には言っとくよ」
常世神命「承知した。それでは今後とも、異世界飛何をよろしくお願い致す」
ベリアル「辺境領リネルメ興隆記とガルダフェリナ年代記もよろしくね」