六日目 三つ刻頃~五つ刻頃
ベリアル「いつもありがとうございます・・・ねぇ常世。セフェラ見なかった?」
常世神命「いや、見なかったがどうかしたのか?」
ベリアル「・・・いや、セフェラがエスケープするのはいつもの事だしいいよ」
常世神命「そうか?何なら探して来るが」
ベリアル「で、何か半日も進んで無いね」
常世神命「まぁ、予定文字数を超えたので切ったらしい」
ベリアル「ああ、確かに一話辺りの文字数の予定の800~900文字を超えてるね」
常世神命「まぁ、そう言う事らしい」
ベリアル「ではでは、今話もお読み頂ければ幸いです」
六日目 三つ刻頃
翌朝、わたしは三つ刻・・・大体朝の6時頃になるが、その時間に起きたわたしは、直ぐ隣でスヤスヤと寝ている相方を見る。
全く・・・昨晩就寝した時は凡そ六尺程は互いに離れて寝た筈なのだが、この有り様は・・・
リルーエット殿から聞いた話しは、話し半分に聞いていたが、どうやらガチらしい。
という事は、リルーエット殿が話していたタレザ殿に関してのあれこれはどれも警戒いていた方がいい様だな。
六日目 三つ刻一分半頃
「ウム」
タレザ殿は三つ刻一分半より少し前に起床したが、まだ完全に覚めてはいない様だ。
「お早うタレザ殿」
「・・・ウム」
タレザ殿が覚醒するのを待っている訳にはいかないので、わたしは手早く朝食を用意する。
昨晩の夕食で使わず残っている鹿肉を使って料理を作る・・・と、言っても手持ちが限られているので、基本的には入れる肉が変わってくるだけで、料理の内容は変わらない。
ともすれば、毎回同じ献立だと後10日以上も有るから、さすがに飽きて来てしまう。
今日からは、調査の合間を縫って、野草を探してみますか。
六日目 五つ刻頃
フム。リルーエット殿が話していた通り、野草の種類は沢山あるな。
大葉にタイムにローズマリー・・・この辺りはシソ科のハーブが多いなぁ。
・・・この蔓は・・・自然薯だろうな。
「タレザ殿。ちょっとよろしいか?」
「どうしたのだ常世殿」
「この辺りに芋が埋まっていそうなのだが、タレザ殿は土魔法が得意と聞いたが、少しやって貰えないだろうか?」
「構わないが、どの辺りだ?」
「この辺だ」
私がそう言うと、タレザ殿は器用に土を取り除いて行く。
暫くすると、指定した辺りの土が無くなり、私の予測通り自然薯がその顔を現す。
自然薯の大きさから言えば、太さが練馬大根位の上に、長さは私の肩位はあろうかと言う、特大の自然薯が獲れた。
「これは、高級芋として名高いガロル芋ではないか!・・・この大きさからすると、大体金貨数枚はしよう・・・いや、10枚位でも買い手は付くかも知れないな」
どうやら自然薯は殆ど市場に出回らない様なので高い様で、タレザ殿は少々興奮気味だ。
しかし、話し半分としても金貨5枚、500万ズゼで、凡そ1億円位になろうか・・・まぁ、目安というだけで、物の価値はその時その場で変わるものだから、この自然薯は1億の価値が有る・・・とは一概には言えないが、タレザ殿の様子を見れば、値段的にかなり高いだろうというのは分かる。
・・・まぁ、自然薯の蔓は結構発見しているのだが、教えない方がいいだろう。
ベリアル「ここまでありがとうございます。誤字、脱字などありましたらよろしくお願いします・・・って、セフェラのどの作品でも、僕が司会進行役してるね」
常世神命「主様があの様だし仕方ないと思うが?」
ベリアル「えー、作中の自然薯は巨大とも言える大きさですが、そこはファンタジーですのでツッコミはご遠慮ください」
常世神命「まぁ、一応は言っておかないとな」
ベリアル「でさぁ。このデカイ自然薯どうするの?」
常世神命「次話で調理する予定だが?」
ベリアル「幾らも食え無くない?」
常世神命「そこはタレザ殿が居るし、残ってもインベントリに収納すれば済むから問題無い」
ベリアル「ああ、タレザかぁ・・・何か無くなりそう」
常世神命「い、いや。流石にそこまでは無いだろう?」
ベリアル「絶対無いって言える?」
常世神命「・・・・・・・・・」
ベリアル「あのタレザだから、それ位は有り得るよ。何せ滅多にお目に掛かれ無い代物だし・・・ね?」
常世神命「言われてみると、否定は出来んな・・・」
ベリアル「兎に角、次話は昼食回かな?」
常世神命「・・・いや。流石にそれだと調査が終わるのが何話先になるか・・・個人的には一日三話に抑えて欲しいな」
ベリアル「まぁ、僕としても次話で六日目終了って事にして欲しいけど、そこはセフェラクオリティーだし」
常世神命「予測は出来んと」
ベリアル「そう言う事。それでは皆様、今後とも、異世界飛何をよろしくお願いします」
常世神命「またお願いする」