表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/35

第七話

ユキは変わった女の子だった。

精神科に通院しているという意味でだけど。

僕から見たら普通に生活できている人間に思える。


「ポッキー食べる?」

「あ、うん」

僕は赤い箱からチョコを受け取る。


談話室では今日も誰かがピアノ弾いている。

精神科に通う人は何故か音楽が得意な人が多い気がする。


「草鹿 杉人って変わった名前だね。偽名?」

「本名だよ。もう絶滅寸前の苗字」


ここの精神科では受付に言えば番号や偽名でも呼んでもらえるのだ


「じゃあスーって呼んで良い?」

「どうぞ」

「やった。友達が出来て安心した」


そう喜ぶ彼女には暗さなんて微塵も感じられなかった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ