表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/35

第三話

休憩室で珈琲を飲む。

若い人で通院する人は少ない。

二十代で通院してるのはこの病院でおそらく僕だけだ。


認知症の治療で精神科に来る高齢者が大半だ。


当てにならない記憶力の代わりに僕は手帳を開く。

『13:00時に受付』

その文字でようやく自分の行動に自信が持てる。


その間に本を読んだり中庭を散歩するのが僕の日課だ。

小説を読んでいる時だけは心が落ち着いた。

そこに美しさがあったからだ。


その日も僕は小説を読んでいた。

ドストエフスキーの『罪と罰』だった。


いつもの様に僕は中庭で本を読んでいた。

そうすると見慣れない女の子が歩いてくるのが目に入った。


彼女は煉瓦細工の道を歩いていた。

綺麗な女の子だと思った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ