残り・・・
先生には絶対に誰にも言わないでと言っておいた。
でもやっぱり先生は信用ならない。
数日後、瑠弥は私の病気のことを知って私に問い詰めてきた。
『叶多先輩っ
なんで言ってくれなかったの!?』
[心配かけたくなくて・・・]
『でも・・・
普通言うでしょ。』
[ゴメンなさい・・・]
『・・・』
[瑠弥・・・。ゴメン・・・。
あのね]
『僕、今日はもう帰る。 じゃあ・・・』
と言って私の言葉も聞かずに帰ってしまった。
(瑠弥・・・
ゴメンね。
でも私の命、あと一週間しかないんだ・・・。
そのことは言いたかったんだけど
・・・今まで何も言わなかった私が悪いんだよね。)
次の日がきた。
私の命はあと6日。
今日は私だけの撮影があった。
初めての番組撮影だった。
いろんなタレントさん、俳優さん、お笑い芸人の人たちと共演した。
すごい楽しい時間だった。
この時、瑠弥がいたらと私は思った。
撮影が終わったのは午前だったので私は学校に向かった。
いつも通る道に公園がある。
私は少し公園に寄って行こうと思い、公園の中に入ったらベンチに瑠弥が座っていた。
私はなんて声をかけていいのか分からず、その場を通り過ぎようとしたとき
私の体の全体に電流が流れたような感じがした。
私は歩けなくなり、声も出せなくなった。
私はその場に倒れ込んだ。
瑠弥は私が倒れた音に気がついたのか
『叶多先輩!?』
と言いながら私のところに来てくれた。




