ポラリス
言えなかった言葉の余韻が
まだ喉の奥で灯ってる
消えるには惜しいから
夜を一つ
引き延ばしてみる
流れる街のネオンが
痛いくらい綺麗で
君が知らない間に
僕は君を好きになっていた
沈むようなビートに
混ぜておくよ
秘密のコード
誰も触れないように
そっと合うように
もしも
君がまた立ち止まったら
無理に元気になんて言わないよ
回る世界の端っこで 一緒に
傘をさせたらいい
声じゃ届かない距離に
僕は音を編んでみる
ぬくもりを偽らず
寒さもそのまま
君へ