表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

夢は水平線の彼方に、きっと

作者: 逢乃 雫

海を眺める瞳に


空の青と


海の青が


一緒に映り込む



キラキラ輝く夏の海


雲一つなく澄み渡る空



どこまでも続く


青い水平線に



空と海の境界さえ


見えなくなる



あの水平線の


向こうには何も見えない



ただまっさらな


青い空と海



朝になれば陽が昇り


夜になれば月が昇る



でもあの水平線の


向こうには


大きな陸地があるという



そこに


賑やかな街並みや


活気溢れる人々の暮らしが


あるという



今はまだ


何も見えない



でも漕ぎ出せば


いつかたどり着く


いつか見えてくる



たとえ目の前に


何も見えなくても



それは何もないという


ことでは決してない



夢という


未踏の大地を信じて



希望というマストに上り


めいっぱい帆を張ろう



水面(みなも)に吹き渡る


銀色の海風を浴びながら



行く手に何も見えない


そんな海ほど



夜になれば満天の


星が空を埋め尽くす



星明かりに


励まされながら


その先にあるものを信じて



ひと漕ぎずつ


進んでいこう



真っ直ぐな瞳が


みつめるその先



あの水平線が消える場所


空と海の向こうへ



夢は水平線の彼方に、きっと




















評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 「目に見えるものだけが真実ではない」という言葉が浮かびました。これは「心で見ることが大切」という意味ですが、見えないからといって何もない訳ではない、と解釈しました。 > でも漕ぎ出せば…
[一言] 大航海時代と呼ばれる時代には まさにこのような気持ちで 海原に出た方もいるのかな、と思いながら 読みました 頑張っても 結果はすぐに見えてこなかったり 暗闇の中でも支えてくれる光があった…
[良い点] 夏の海ってどこまでも美しいですよね。 そんな情景が浮かび上がってくる、とても素敵な詩でした。 先日、シュノーケリングをして何にも邪魔されない水平線を眺めました。 あの先に夢が待っているのか…
2022/08/06 10:27 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ