夢は水平線の彼方に、きっと
海を眺める瞳に
空の青と
海の青が
一緒に映り込む
キラキラ輝く夏の海
雲一つなく澄み渡る空
どこまでも続く
青い水平線に
空と海の境界さえ
見えなくなる
あの水平線の
向こうには何も見えない
ただまっさらな
青い空と海
朝になれば陽が昇り
夜になれば月が昇る
でもあの水平線の
向こうには
大きな陸地があるという
そこに
賑やかな街並みや
活気溢れる人々の暮らしが
あるという
今はまだ
何も見えない
でも漕ぎ出せば
いつかたどり着く
いつか見えてくる
たとえ目の前に
何も見えなくても
それは何もないという
ことでは決してない
夢という
未踏の大地を信じて
希望というマストに上り
めいっぱい帆を張ろう
水面に吹き渡る
銀色の海風を浴びながら
行く手に何も見えない
そんな海ほど
夜になれば満天の
星が空を埋め尽くす
星明かりに
励まされながら
その先にあるものを信じて
ひと漕ぎずつ
進んでいこう
真っ直ぐな瞳が
みつめるその先
あの水平線が消える場所
空と海の向こうへ
夢は水平線の彼方に、きっと