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僕はヴァンパイアになるっ! - なり時を間違うと、人生設計のハードルがあがるものなのです。ヴァンパイアって-  作者: 林海
僕はヴァンパイアになった!

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第18話 ヴァンパイアの言い逃れ


 だから僕、瑠奈(るいな)の「私とデートしたくないの?」には、こう答えたんだ。


「内川さん、申し訳ないと思っているならば、それは違うよ。

『怪我をさせてしまった』なんて考えるの、違うから。

 僕は、自分が頑張りたいから頑張った。

 もしも、内川さんが『申し訳ないからデートする』って言うんならば、今回はパスということにして。きっと楽しくないだろうから」

 と。


 瑠奈、なんか、すごく心外って顔になった。

 なんか僕、まずいことを言ったかな?

 僕は、僕なりにきちんと筋を通したつもりなのに。もっとも、まぁ、消極的なのはしかたないけど。

 ヴァンパイアになる前だったら、もう少し積極的に行けていたとは思うけど。


 なんかフォローしなくっちゃ、とは思ったさ。

 「あの……」

 と言いかけたところで、3年生のリレーが終わった。

 クラスの面々が、一気にこちらに戻ってくる。

 そのせいで、僕も瑠奈も、そのままなにも言えなくなってしまった。



 さて、すべての競技が終わって、いよいよ得点発表。

 部活別の得点では、陸上部、サッカー部、野球部がトップスリー。

 順当すぎてつまらない。

 文化部用の競技もあるんだけど、玉入れとかですら運動部には敵わないからねぇ。

 ……どれだけぽんこつなんだ。


 文化部の中では、ブラスバンド部が1番。まぁ、たまには走り込んでいるからね。で、化学部はその次。やっぱり部対抗では、僕が頑張ってもどうにもならないよ。文芸部とか囲碁将棋部とかに到っては、悲惨の一言。


 次がクラス別の総合得点発表。

 こちらは、順当ってのがないから、どのクラスにもチャンスがある。だから、みんな一気に盛り上がるんだ。

 それでも、まあ、一年生が三年生に勝つのは難しい。でもさ、同じ学年だったら、隣のクラスには勝ちたいじゃんか。


 さあ、いよいよ。

 3位、三年二組。

 まぁ、三年生は強いよ。

 そのクラスから、うおおおおって声があがる。


 2位、二年三組。

 僕たちのクラスだ。

 狂喜乱舞だよ、もう。

 僕、再び背中とか肩とか叩かれまくった。

 痛いよ、もう。

 リレーは得点が大きいからね。それで行けたんだと思うよ。


 まぁ、三年生に勝つってのは、大変なことなんだよね。ちなみに、一年生が三年生に勝ったことは一度もないそうだ。箱根駅伝に出るくらい才能がある人がいたこともあったらしいけど、クラス対抗だとやっぱり無理っぽいね。


 1位、三年一組。

 爆発的な歓声がわく。

 おめでとうございます、だよ。

 総合力の勝利だねぇ。

 三年生になると、満遍なくどの競技もみんな強いもんね。体格が違うよ、体格が。


 体育祭が終わり、ひと月後に文化祭。それが終わると、三年生は受験一色になる。

 頑張ってくださいね、先輩方。



 さて。

 それはそれとして。

 祭りが終わると、瑠奈の心外そうな顔が気になる。

 僕が有言実行したからね。だから、瑠奈、諦めて僕とデートするつもりでいたのかもしれない、なんて思った。


次話、問い詰められるヴァンパイア


なのです。

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